高野秀行のレビュー一覧
-
素晴らしいノンフィクション。是非多くの人に読んでもらいたい。こんな秘境がある事も知らなかったし、イラク自体全く知らないので、本当に現地に行ったような経験ができる。素晴らしい本。右から左まで知らない事ばかりの湿地帯に行って現地の人たちと本当に一体化している著者はすごい。感動した!Posted by ブクログ
-
イラクの湿地帯の歴史・文化・生活が言語化されていて素晴らしかったです。シュメール人の頃から続く伝統が失われませんように。私もティグリス川とユーフラテス川のデルタに行ってみたい。Posted by ブクログ
-
ヤバイ国イラクという印象が変わり、この国の歴史に思いを馳せる。アフワールという湿地帯、水の民の生活に触れ、マンダ教徒やイラク料理、タラーデ(舟)作り、マーシュアラブ布のルーツ探しなど人脈に頼りながらの旅の記録。
梁山泊に例えながらの描写が的確で分かりやすくユニークな人々だらけで面白かったPosted by ブクログ -
こんなに夢中で本を読んだのは久しぶりでした。
圧倒的スケールで描く、ノンフィクション体験記
ビザ無しで中国、ミャンマー、インドを現地(地元ゲリラ)の方と巡る冒険は、本当に読み応えがあった
自分の中では、高野秀行さんの最高傑作だと思うPosted by ブクログ -
高野さん9冊目。
短いものは4ページほどで、サクッと読めるエッセイ集。
ムベンベの探検の合間にはこんなことがあったのかというものや、高野さんには珍しい直球の下ネタまで、高野さん自ら「バカ最長不倒距離」というだけある面白話が集められており笑いながら読めた。Posted by ブクログ -
めちゃくちゃ面白い。
自身の高野さんの著書4冊目だが、一番苦難を乗り越えて探検している感じがした。
実際に生で交流しなければ書けない現地の人々の描写がいい。これが日本でくつろぎながら読むことができるなんてありがたいことだ。
それにしても、今作でも『アヘン』でも思ったが、上梓されてしばらくたってから書...続きを読むPosted by ブクログ -
2023年39冊目。
読書って、おもしろい。
今悩んでいる事の答えに導くような言葉に出会える。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」のことわざ。実るから謙虚にするのではなく、謙虚にするから実るのである。このことわざの本当の意味を知ることができた。
「気づきをありがとう」…世の中というところは気づきに満...続きを読むPosted by ブクログ -
奇抜なタイトル。この本を読んだ人から面白い、お勧めというコメントを受け、読み始めるが、本当に面白く、超絶人生そのものを感じた。
著者のポリシーは「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」とあるが、まさにそれを実践している。そもそも語学に取り組み始めた目的が、辺境地帯で未...続きを読むPosted by ブクログ -
一昨日に読み終わった『アヘン王国潜入記』が面白かったので、高野さんの著作を順に読んでいこうと手に取ったが、これも大当たりだった。
未開の地ともいえるような場所で生活しよく病気にかからないな、かかってもよく生き延びられるなとCDPメンバーの生命力に感心してしまった笑Posted by ブクログ