大崎梢のレビュー一覧

  • だいじな本のみつけ方
    中学生向けの本の話。本はひとりで読んで楽しむものだけど、その本からいろいろな人との繋がりが生まれてくるのって、とても素敵なこと。本にまつわる話は大崎梢さん!流石だな、と思います!
  • 忘れ物が届きます
    ちょっとした謎解きの短編集。
    どれも小気味良く、落ち着いた語調で楽しく読み進められた。
    最後の「野バラの庭へ」が一番素敵だった。

    良い作家さんを見つけた気がする。
    他の作品も読んでみたい。
  • ようこそ授賞式の夕べに
    単行本で既読だけど、サイン本を見付けたので迷わず入手&再読♪
    本屋大賞(作中では書店大賞だけど。)に絡んだ不穏な動き。
    謎に挑むのはお馴染み成風堂書店の名探偵!
    出版社営業マンのひつじくんこと井辻君もがんばる!(笑)
    守る会の面々もナイス♪
    本屋大賞には、色々な思いを持つ人がいるのは残念だけど仕方が...続きを読む
  • かがみのもり
    久しぶりに、ドキドキワクワク感じたミステリーでした。

    新米の中学教師、片野厚介がクラスの少年二人に見せられたとある写真を見せられた。町では出入り禁止になっている神社の森に、冒険心で入ってしまい、秘密の場所を見つけてしまった少年たちに相談を持ちかけられた厚介は、町の哀しい過去に突き当たる。
  • スノーフレーク
    ストーリーはしっかりしてると思うけど、終盤に起こる事件と速人の真相の種明かしについてツッコミどころはあるものの、話の運びや思春期ならではの気持ちの揺れ方はよく描かれたと思う。
  • ふたつめの庭
    中堅どころの保育士さんが主人公。
    当然、舞台の中心は保育園である。

    一応「事件」が起きて、その解決をしていくので、
    ミステリにカテゴライズしてみましたが...
    「お仕事小説」でもあり「恋愛小説」の側面も。

    言ってしまうとハッピーエンドで、予定調和的だが、
    登場人物に素直に感情移入できて
    一緒にハ...続きを読む
  • ふたつめの庭
    とある保育園を舞台にした、保育士・美南が園児と保護者と関係者との間で揺れ動く日常の物語。
    大崎梢さんは、ミステリーで知られた作家さんですが、さまざまな物語を生み出しております。
    全部、読破しておりませんが、気になったものを読んでいます。

    今回の「ふたつめの庭」はミステリーとは違いますが、保育園での...続きを読む
  • 背表紙は歌う
    「ひつじくん」「井辻です」 この繰り返される会話がたまりません♪ 出版界の裏側が見えるおもしろさもさることながら、男子たちのわちゃわちゃした感じがだーいすきです♪
  • スノーフレーク
    8年前に一家心中に巻き込まれた幼なじみの速人。年月を経てその姿を目撃する真乃。彼は生きているのか?死んでいるのか?

    大切な幼なじみの死体が見つからない。
    生きている一縷の望みと諦めを胸に、年月だけ過ぎる。
    それはなんて苦しいのだろう。。
    小さい頃のキラキラ白く輝く思い出と、垂れ込める雪の函館の景色...続きを読む
  • 片耳うさぎ
    はじめの1ページで引き込まれた一冊。
    物語が次から次へと展開していき、主人公と一緒にハラハラしっぱなしでした。臆病だった女の子が、次第に自分から殻を破っていくところ、それと比例して、大叔母と信頼を深めていくところも、丁寧に描かれていた。自分から変わらなきゃ、環境だって変わらない!私も見習わなきゃ。
  • かがみのもり
     とっても面白かった〜! 児童書だけれど、ファンタジー色が強くなくって、本当にこういうことありそうだよな、と現実味があるところが良かったです。これで、変な精霊の力、みたいなものが出てきたらイヤだったけど、そんなことはなく。
  • 夏のくじら
    たった2日間、その2日間に自分たちの夏 すべてをかける

    よさこいについて予備知識なく読み始めたこともあって、文章だけでなく絵や映像で見たいと強く思った
    主人公がよさこいに本気になっていくにつれこちらも物語に入れ込んでいけるのが読んでいて心地良い

    たった一瞬のために力を尽くし、その一瞬を迎えたとき...続きを読む
  • ねずみ石
    自分を守りたい
    と思ってとった行動でも
    知らず知らずのうちに
    「だれかのため」
    になっていることがある。

    きっかけは何でもいい。
    行動が行動を呼んで
    人が人を呼び
    思いと思いが繋がれば
    それでいい。

    子どもが主人公の作品に
    感情を持ち込んで読むのは難しいけど
    久しぶりに泣けた。

    登場人物の素直...続きを読む
  • エール!(1)
    はたらく女性のアンソロジー。頑張る女性への応援アンソロジーとも言えそう。明日も仕事がんばろうと思える以外にも、知らないお仕事の世界も覗けてちょっと知ったかぶれるところも面白いです。
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3
    いきなりシリーズ第三弾から読んじゃったけどじゅうぶん楽しめた。
    こっちは本屋さんの立場でのミステリー。おもしろかったあ!!!
    本屋ってやっぱりちょっとだけバイトしてた、あの空気そのまんまの仕事なんだなー。大変だなー。
  • 背表紙は歌う
    今回もどれも楽しいエピソード。のっけから超曲者のゼンパンの人に引き込まれながらも、皆、本が好きで頑張ってるんだな~と思うと自分が手に取る本まで愛おしい。さすが元書店員の大崎さん、次回作楽しみ。
  • 背表紙は歌う
    出版社の営業マン・井辻智紀が主役の、出版書店業界の日常の謎を扱った短編集。でもミステリ的要素は軽めで、本や書店が好きな人のための物語かも。
    出版・書店業界は斜陽の業界かも知れません。問題点もいくつもあるでしょう。でも好きなんだという気持ちがギュッと込められています。その好きという気持ちに心揺すぶられ...続きを読む
  • 夏のくじら
    祭りに燃える青春。よさこいの描写も躍動感溢れていてとてもよかった。土佐弁と脇を固めるキャラクターの個性も大好き。最後はちょっと物足りない気もしたけれど、また夏になったら読み返したい。高知のよさこい祭りにも行ってみたいと強く思った。
  • エール!(2)
    困った時の自分の励まし方を見つけている人は立ち直りも早いし変化に順応し易いような気がする。自分に応用できそうなものはこの際いただいておこうかな( *´艸`)
  • エール!(1)
    どんなお仕事も大変なことがあれば楽しい事もある。働く女性のと銘打った作品たちだけれど、男性にも通じるところがあると思う。