片耳うさぎ

片耳うさぎ

605円 (税込)

3pt

小学6年生の奈都は、父の実家で暮らすことになった、とんでもなく大きくて古い屋敷に両親と離れて。気むずかしい祖父に口うるさい大伯母。しかも「片耳うさぎ」をめぐる不吉な言い伝えがあるらしいのだ。頼りの中学3年生さゆりは、隠し階段に隠し部屋と聞いて、張り切るばかり――二人の少女の冒険が“お屋敷ミステリー”に、さわやかな新風を吹き込む。

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片耳うさぎ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    エピローグのワンシーンで雪子叔母さまの懐かしい思い出語りに落涙しました。解説にあるとおり「サザエさん風味の横溝正史作品」はよりリアリティを増す分怖さも楽しめました。

    0
    2020年04月05日

    Posted by ブクログ

    はじめの1ページで引き込まれた一冊。
    物語が次から次へと展開していき、主人公と一緒にハラハラしっぱなしでした。臆病だった女の子が、次第に自分から殻を破っていくところ、それと比例して、大叔母と信頼を深めていくところも、丁寧に描かれていた。自分から変わらなきゃ、環境だって変わらない!私も見習わなきゃ。

    0
    2014年12月10日

    Posted by ブクログ

    2重3重に登場人物の思惑が渦巻きつつ、ラストに向かってキレイに収束していく構成は見事でした。主人公が小学生にしてはやや鋭すぎる感じはしましたが、それでも勇気を振り絞って諸々に立ち向かっていく様は、読んでいて気持ちよかったです。

    0
    2012年02月18日

    Posted by ブクログ

    とある旧家に身を寄せる小学生の少女が、旧家を舞台に繰り広げる冒険譚


    地元に伝わる片耳うさぎの伝承。

    隠し階段に隠し部屋。

    記憶の中のおとぎの国。


    あなたも迷い込んでみませんか?

    0
    2010年07月09日

    Posted by ブクログ

    書店シリーズも良かったけれども、この本も、なかなか。それにしても、子どもが主人公の本は、やっぱり、おもしろい・・・

    0
    2009年12月06日

    Posted by ブクログ

    小学6年生。父の会社が倒産したことがきっかけで、厳めしい屋敷に越してきた。両親の不在がきっかけで、転校先のクラスにいる優しい少年に、破天荒な「さゆり姉ちゃん」を紹介される。
    破天荒なさゆりに導かれ、カラクリ屋敷の隠し部屋捜索をはじめる。だが、お家騒動に纏わる呪いの噂があって……

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    2014年10月22日

    Posted by ブクログ

    大きなお屋敷につたわる古い言い伝えにまつわるお話。
    物語に入り込むまでに少し時間がかかったけど、後半は、続きが気になって楽しく読み進められた。
    不思議な雰囲気をもつ作品。

    0
    2013年10月21日

    Posted by ブクログ

    父方の祖父の家、蔵波家で暮らすことになった、小学生の奈都。この大きなお屋敷には色々な噂があった。母も出かけてしまい、ひとりぼっちになった奈都の強い味方になってくれたのは、中学生のさゆり。二人は天井裏など、お屋敷の探険をして、秘密に近づいていくが…。
    私は奈都の目線で読んでいたので、とてもドキドキしま

    0
    2012年06月25日

    Posted by ブクログ

    小学生の女の子が主人公と言うことで、ナンシー・ドルー的な児童書寄りなのかなーと思ってたらどうしてどうして。
    大人が読んでしっかり楽しいミステリでした。
    解説でも言われていたけれど、「クラシカル」な雰囲気が好み。
    ずっと読み続ける作家さんになりそうです。

    0
    2011年08月01日

    Posted by ブクログ

    成風堂書店シリーズが快調な大崎さんの初のシリーズ外作品。
    父が失職し、父の実家へ引っ越してきた小学六年生・奈都の視点から語られます。
    昔は大地主だったと思われる蔵波家の屋敷は、広大で複雑。
    クラスメートにはほとんどお化け屋敷扱い。
    家の中に住む親戚も初めて会う人が多く、緊張しまくり。
    祖父は口数が少

    0
    2010年06月19日

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