【感想・ネタバレ】片耳うさぎのレビュー

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Posted by ブクログ 2020年04月05日

エピローグのワンシーンで雪子叔母さまの懐かしい思い出語りに落涙しました。解説にあるとおり「サザエさん風味の横溝正史作品」はよりリアリティを増す分怖さも楽しめました。

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Posted by ブクログ 2014年12月10日

はじめの1ページで引き込まれた一冊。
物語が次から次へと展開していき、主人公と一緒にハラハラしっぱなしでした。臆病だった女の子が、次第に自分から殻を破っていくところ、それと比例して、大叔母と信頼を深めていくところも、丁寧に描かれていた。自分から変わらなきゃ、環境だって変わらない!私も見習わなきゃ。

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Posted by ブクログ 2012年02月18日

2重3重に登場人物の思惑が渦巻きつつ、ラストに向かってキレイに収束していく構成は見事でした。主人公が小学生にしてはやや鋭すぎる感じはしましたが、それでも勇気を振り絞って諸々に立ち向かっていく様は、読んでいて気持ちよかったです。

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Posted by ブクログ 2010年07月09日

とある旧家に身を寄せる小学生の少女が、旧家を舞台に繰り広げる冒険譚


地元に伝わる片耳うさぎの伝承。

隠し階段に隠し部屋。

記憶の中のおとぎの国。


あなたも迷い込んでみませんか?

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Posted by ブクログ 2009年12月06日

書店シリーズも良かったけれども、この本も、なかなか。それにしても、子どもが主人公の本は、やっぱり、おもしろい・・・

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Posted by ブクログ 2014年10月22日

小学6年生。父の会社が倒産したことがきっかけで、厳めしい屋敷に越してきた。両親の不在がきっかけで、転校先のクラスにいる優しい少年に、破天荒な「さゆり姉ちゃん」を紹介される。
破天荒なさゆりに導かれ、カラクリ屋敷の隠し部屋捜索をはじめる。だが、お家騒動に纏わる呪いの噂があって……

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年07月02日

家系構成やお屋敷の間取りを確かめつつ読み進める前半はなかなか進まなかったけど後半はクライマックスにむけて一気に読み切ってしまいました。全編にわたるちょっと古いモノに対する畏怖の雰囲気がここちよい一冊でした :)

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Posted by ブクログ 2013年10月21日

大きなお屋敷につたわる古い言い伝えにまつわるお話。
物語に入り込むまでに少し時間がかかったけど、後半は、続きが気になって楽しく読み進められた。
不思議な雰囲気をもつ作品。

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Posted by ブクログ 2012年06月25日

父方の祖父の家、蔵波家で暮らすことになった、小学生の奈都。この大きなお屋敷には色々な噂があった。母も出かけてしまい、ひとりぼっちになった奈都の強い味方になってくれたのは、中学生のさゆり。二人は天井裏など、お屋敷の探険をして、秘密に近づいていくが…。
私は奈都の目線で読んでいたので、とてもドキドキしま...続きを読むした。

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Posted by ブクログ 2011年08月01日

小学生の女の子が主人公と言うことで、ナンシー・ドルー的な児童書寄りなのかなーと思ってたらどうしてどうして。
大人が読んでしっかり楽しいミステリでした。
解説でも言われていたけれど、「クラシカル」な雰囲気が好み。
ずっと読み続ける作家さんになりそうです。

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Posted by ブクログ 2010年06月19日

成風堂書店シリーズが快調な大崎さんの初のシリーズ外作品。
父が失職し、父の実家へ引っ越してきた小学六年生・奈都の視点から語られます。
昔は大地主だったと思われる蔵波家の屋敷は、広大で複雑。
クラスメートにはほとんどお化け屋敷扱い。
家の中に住む親戚も初めて会う人が多く、緊張しまくり。
祖父は口数が少...続きを読むなく、大伯母の雪子にはきついことを言われ、あまり歓迎されているようには思えない。
しかも、父は職探しに行ったまま、母も祖母の元へ看病へ行って週末まで戻らないとわかり、心細さは頂点に。
隣席の男の子が見かねて、中学三年の姉のさゆりを紹介してくれ、首尾良く一緒の部屋にお泊まりして貰うことに。古い屋敷に、かねて興味津々だったというさゆりは冒険に乗り出す。
見た目は可愛らしくお行儀もいい美少女だが、好奇心旺盛で冒険好きな少年みたいなのだ。
屋根裏を探検した後、忘れてきたカーディガンが部屋に届けられ、片耳を切られたウサギのヌイグルミが置かれていた‥?!
近所のおばあさんが告げた片耳ウサギの不吉な伝説とは?
旧家の謎が今…?
小学六年生、賢すぎる気もするが、恐がりな少女が危機に際してがんばる話かな。

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Posted by ブクログ 2021年02月26日

本にまつわる物語が主体と思っていますが、基本的にはミステリー作家なんですよね。
古い屋敷、長年続いた旧家、因習や因縁や言い伝え。これらミステリーにふさわしい舞台装置に挑むのは小学生と中学生の女の子たち。思ったよりもほっこり系ではなく、本格推理を目指した作品です。
屋敷の見取り図が最初に載っているので...続きを読む「あ、僕の嫌いなめんどくさい系だ」と思いましたが、気にしなければそんなにめんどくさい事はありませんでした。

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Posted by ブクログ 2017年05月20日

小学生の奈都が好奇心旺盛な美人中学生さゆりとお屋敷とそこに住む人の謎に迫るお屋敷ミステリー。古い日本家屋に屋根裏への秘密の階段、いわくのありそうな兎のぬいぐるみに大伯母の出生の謎など最高の舞台装置が揃っている。ミステリお約束の呪いを教えてくれる近所のおばあさんも(笑。
ちょっと設定に無理があるんじゃ...続きを読むないのかと思う部分もあったが読後感はよかった。お屋敷のからくりの説明なんかは説明がよくわからない部分があったかな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年01月01日

 父の事業が失敗し,父の実家に居候することになった小学六年生の奈都。父の実家は,「蔵波邸」と言われ,田舎では随一の大屋敷。奈都の父は,職探しのために実家にはいない。母親も,母方の祖母の具合が悪くなり,蔵波邸を離れてしまい,週末まで戻らないという。
 奈都が蔵波邸で寂しい思いをしないように,友人の「ね...続きを読むえちゃん」である「さゆりさん」が週末まで一緒に過ごすことになった。
 田舎が舞台であり,謎のおばあさんである「みやさん」が登場したり,蔵波家に不幸をもたらすという「うさぎ」の伝説があったり,うさぎについての童謡が存在したり,子供が主人公であるにもかかわらず,古き良き時代の日本の本格ミステリである横溝正史っぽさを演出している。
 しかし,ストーリーがあまり頭に入ってこない。家族構成がややこしいのも原因だが,結局のところ,蔵波邸でどのような問題が起こっているのかが分かりにくい。火曜日の夜に,奈都とさゆりが屋根裏に忍び込み,屋根裏で謎の人物と鉢合わせになる。この謎の人物が誰かを捜査するという話があるが,この話に併せ,蔵波家に誰かが入り込み,悪さをしようとしていると,謎の老婆,みやさんが言ってくる。この部分が,あまりピンとこない。なぜか,大叔母である雪子がジャージ姿で探しものをしていたりするのだが…。
 真相は,蔵波家に選挙で敵に回ってほしくない陣営が,過去の蔵波家のスキャンダルとなる手紙を探しており,蔵波家の人々も手紙を探していたというもの。その手紙は,奈都が昔,屋敷で手に入れたうさぎのぬいぐるみの中に隠されており,蔵波家の長男と八重子さんが結婚するのを恨んだ蔵波家の当時の次男である潔が当時の蔵波家の長男達を殺害したという告白が書かれた手紙だったという。ところが,真相は,潔は殺人をしたというよりは,見て見ぬふりをしていた程度と無理やりいい話にもっていき,奈都と一緒に過ごしていた一基といういとこは偽物
 さゆりさんは,実は八重子さんのひ孫だったという展開。意外性を突こうとしたのかもしれないが,あまり伏線が生かされておらず,まとまりがない話という印象になってしまった。
 大崎梢らしく,奈都,さゆりをはじめとしたキャラクターはそこそこ魅力的なので,もう少し話全体をうまくまとめればなかなかの秀作になっていたと思うのだが…。
★3かな。

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Posted by ブクログ 2015年04月08日

最後の最後に主人公のキャラクターも急に変わるし、新事実がいくつもいくつも明らかにされてしまうし、勿体つけたような展開。

お屋敷の描写があまり現実感を伴わず、ミステリーの舞台としてはおぼろげ。

可もなく不可もなく、惹きこまれもせず。

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Posted by ブクログ 2014年06月02日

20140506
なぜか違う作家さんだと思い込んで読んでた・・・
その人っぽくないなと思ってたけどそりゃそうだわ。
面白かったけど、もうちょっと不気味でも良かったかなーっていうのは良くないかな。

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Posted by ブクログ 2014年05月30日

冒険を楽しんでいるのに、埃が気になるなんて
なんてきちんと生活している人なんだろう
掃除嫌いな私でも、読んでいる最中は埃を払いたくなった

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Posted by ブクログ 2014年05月24日

最後あたりになってくると、凄く入り込めてページもグイグイ進んで読めました♪
最初のあたりは なかなか進まなくて、自分には合わなかったかな〜と思い始めていましたが、皆さんのレビューを読みつつ、本作を読み進めていくうちに「おっ⁉︎面白くなってきたぞ⁉︎」とスイスイ〜っと読めました♪

なかなか複雑だっ...続きを読むたんですねぇ…
伯母さまの強さもよく分かりました…^^;

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Posted by ブクログ 2014年05月21日

なんだかんだで結構読んでいる、大崎梢の本。この本ももちろん読み良いのですが、今回ばかりは、ぼぉっとしてたら置いていかれます。

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Posted by ブクログ 2012年01月09日

横溝正史ばりの地方の旧家で起こる曰わくつき陰惨事件が展開されると思いきや、大崎梢さんらしい爽やかなお屋敷冒険物語でした。
片耳のうさぎにまつわる昔話の真相が明らかになった時は、因縁と血みどろを想像してしまったので、終盤は肩すかしと物足りなさを感じてしまう。
大崎さんは、短編のほうがらしさが活かされる...続きを読むかも。

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Posted by ブクログ 2011年12月10日

旧家・お屋敷・言い伝えという鉄板の組み合わせで、大人から子供まで楽しめる、ちょっと不思議な物語です。
途中で少し中だるみを感じますが、大崎さんらしいコージーな作品だと思います。

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Posted by ブクログ 2011年11月23日

ミステリーというよりなんか小学生向けのちょっとした冒険小説に近いような気がする。舞台が間取りの複雑なでかい旧家なので間取り図がついてるのはよかったかも。間取り図見ながら読むのも結構楽しかったし。

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Posted by ブクログ 2010年10月03日

舞台と役者は揃っている。いってみれば古典的な設定だけど、そこに現代の小学生を主人公にしていることがポイントか。
ただ、主人公の小学生の一人称は難しいのでは。それにお屋敷や慣れない親戚に怯えているわりに、やたら冷静な丁寧口調でさゆりと話していたりして、人物像を捉えにくかった。主人公の謎解き場面も、そこ...続きを読むに至るまでの展開が乏しい。物語の前半がダラダラというかウロウロしていて、ラストになってかなりぶち込んだ感じがしたが、面白い種が植えてあるのに、花が咲かずに終わってしまったのかいくつかあるような、そんな感じ。
もったいないなぁと思うことしきり。

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Posted by ブクログ 2010年06月27日

完全にジャケ買い・・・
主人公が小学生だからか、情景描写とか表現が活字苦手人間にも優しくて、非常に読みやすい本でした。
家の中を探検する場面はドキドキして楽しい!

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