大崎梢のレビュー一覧

  • おいしい旅 想い出編
    秋川さんや大崎さん、柴田さんというラインナップ!
    好きな作家さんの話は読みやすい。

    大﨑さんの横浜話はテッパンだな。
    小谷村のロッジの真相に、果たして彼は気づくのだろうか。
  • 27000冊ガーデン
    高校の図書室を中心とした本に関するライトミステリー。結構読んだことがある作品のタイトルが登場しているので親しみを感じる。私自身は学校で借りなくても家に山ほど本があったので、学校の図書室には縁がなかったなあ・・・
  • ようこそ授賞式の夕べに
    明らかに本屋大賞を意識していることが分かる文学賞にまつわる事件を書店員チームと出版社の営業チームが協力して解決する話。
    本屋大賞に対する心無い批判も恐れることなく取り上げつつ、本を愛する人たちの想いを評価した良い作品でした。
    若者もYouTubeばかり見ていないで、もっと本を読んで欲しいです。
  • ここだけのお金の使いかた
    旅のお供として。まず関係ないけどこの本の写真?何でこんなに暗いのよ。お金に関するアンソロジー。概ねみんな面白かったけど、松村比呂美『二千万円の差額』は泣いてしまった。大切な人の死を自分のせいと思って、不安障害になったりパニック障害になったりするのはわかる気がする。うちの親はどうなるかなー。大崎梢『1...続きを読む
  • 27000冊ガーデン
    事件は起きるけれど、嫌な終わり方をしない。
    頑張れ、よかったね、
    そんな言葉をかけたい終わり方。
    安定の大崎梢さん。

    作中に出てくる著者とタイトルをメモしておきたい。
    もう高校生じゃなくておばさんだけど、
    私も学校司書の先生に幸せに踊らされている。
  • エール!(2)


    お仕事小説アンソロジー
    「エール!」第2段

    ●職業:スイミングインストラクター
    作品名「ジャグジー・トーク」
    作者:坂木司
    キッズスイミングのインストラクターがスクール後に入るジャグジーでのトーク。子供に教えるには何が大切なのか?やはり子供が好きなことが必要みたい。

    ●職業:社会保険労務士...続きを読む
  • 27000冊ガーデン
    高校時代何してたんだろうってホントに思う。司書さんや書店員さんと仲良く話できるっていいですね。背表紙の話は執念ものを感じて怖かったけど、両刀使いの先生もスゴイなー。おばあちゃんの読んだ本を探す話は良かったです。読んだものもあってニヤニヤしちゃったけど未読のものは気になる。『蒼穹の昴』『球形の季節』、...続きを読む
  • バスクル新宿
    バスに纏わる5つの短編集
    人が傷ついたりすることはないけど警察が登場したり、ほのぼの小説とは違う趣き
    バスタ新宿が舞台

    「バスターミナルでコーヒーを」
    山形から東京に向うバスから行方が消えだ女性の謎を追いかけるお話。

    「チケットの向こうに」
    大学な部費を持ち逃げした男が現れるのを、バスタ新宿で待...続きを読む
  • おひとりさま日和
    おひとりさま。
    私もおひとりさま(というより子供部屋おばさんか)だから、ひとりでいることの不安や寂しさ、気楽さや清々しさはよう分かる。
    それぞれの作家さんの個性が出ていて面白い。
    なのにみんな、キャラメルを舐めているかのような、あんころ餅を食べているかのような懐かしさを感じた。

    文字が大きくて読み...続きを読む
  • 女ともだち
    女ともだちをテーマにしたアンソロジー

    どの作品も、女性だからこそわかる女性同士の複雑な関係性と感情を描き出していて面白かった。
    知らなかった作家さんもいたけど、この本で知ることができてよかった!

    特に印象に残っているのは村山由佳さんの『COPY』
    ラストが衝撃すぎて、もう一度読み返さずにはいられ...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編
    「アミの会」のアンソロジー。
    『初めて編』ということで、七編のストーリーは、初めて訪れる旅先での初めての食べ物が登場する。

    料理が美味しそうだったのは、乗り鉄・食べ鉄にも嬉しい「下田にいるか」坂木司さん。なんと言っても下田なら行けそう!と思えるのが嬉しい。観光も楽しそう。

    もうひとつは、サハリン...続きを読む
  • エール!(3)
    お仕事小説のアンソロジー。
    美術品輸送展示スタッフ、災害救急センター通信員、ベビーシッター、農業、イベント会社契約社員、新幹線清掃スタッフの6つの職業を6人の作家が描く。
    はじめましての作家さんが4人、ていうか原田マハさんと伊坂幸太郎さんしか知らない。農業の吉永南央さんの切り口はおもしろく、救急情報...続きを読む
  • おひとりさま日和
    書店で見て気になった。

    裏表紙に”本棚保存本”と書いてあって、どきっとした。
    自分でも同じように買う本と、借りる本で分けていて、時々読み返したいもの(あまり読み返す余裕はないのだけれど)は買うようにしている、その”本棚保存本”だという評価。

    ”おひとりさま”にも(当たり前だけれど)いろいろある。...続きを読む
  • もしかして ひょっとして
    もしかして?と思う気持ちを描いた短編集。
    もしかして?の謎が解けた時に、前向きな気持ちになれるのが良いなぁ。
    娘の発想豊かな絵本を読んでいるうちに、もしかしてあの出来事は?と考える様になった“かもしれない“がとっても良かった。
  • 27000冊ガーデン
    高校の学校司書さんが、生徒たちが持ち込んでくる相談を、図書室に出入りする本屋さんと一緒に解決する話。
    タイトルの27000冊は高校図書室の平均蔵書数だそう。

    読み終わってあたたかい気持ちになるミステリーだった。

    いろんな悩み持った高校生が出てきたけど、どの子も楽しく過ごせてたらいいなと読みながら...続きを読む
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    大好きなアミの会(仮)のアンソロジー。ラストメッセージという副題でなんとなく遺書を思い浮かべたけど、そうかぁこんなに色んな最後のメッセージてのがあるもんだ、としみじみしてしまった。近藤史恵さんの久々にゾワッとする怖い話も、福田和代さんのカッコいい刑事さんの話も、楽しんで読めた本。
  • ここだけのお金の使いかた
    お金にまつわる話のアンソロジー。割と好きな作家さんが揃っていて予想通り楽しめた。価値観とは世代によって違うのは勿論、収入によっても異なるし、本当に人それぞれ。夫婦になる際はやっぱりそこが違うと後あとすれ違いのもとになるとつくづく感じる。ピッタリ合うということはなくとも許容範囲内でないといい関係は続か...続きを読む
  • おひとりさま日和

    いいじゃない

    おひとりさまでいいじゃない、と改めて思わせてくれました。
    恋をしても、新しく学びを始めても、それぞれその人がやりたいようにやれていたら、それでいいんですよね。
  • ここだけのお金の使いかた
    妹が結婚した時、小さな頃から可愛がってくれた近所のおばちゃんに、「結婚生活はどう?」と聞かれ、「私ね、お金に困ってるのよ」と答えて大笑いされた事がある。お金の管理の仕方が分からずに困ってる、と言いたかったらしいけど、省略し過ぎて意味変わってるし。

    お金の問題って大切だけど、これほど個性が出る物もな...続きを読む
  • おひとりさま日和
    歳を重ねて、おひとりさまで生きていく不自由が現実的でリアルだった。お金の面では安定してるくらい自立できているなら、もっと強く生きていけるのではと思ったが、人とコミニュケーションをとらないと心は脆くなるものなんだなと思った。