大崎梢のレビュー一覧
-
長年細々と浅く広く本を手にしていたわたしとしては、本屋を舞台にした小ネタ満載のかためのこの本は地味に面白かった。
本は好きだけど、本屋で働くほどの勇気(知識)はない。
そんなチキンな自分にこっそりその世界を見せてくれる本だなと思った。
かなりニッチな感想だか、率直なコメントを。Posted by ブクログ -
全て描き下ろし作品と言う点も嬉しいですが、普段から読んでいる新津さん、松村さん、柴田さん、近藤さん以外の初読みの作家さんもいて新鮮でした。
負けた人が秘密をバラして行く永嶋恵美さんの「ババ抜き」 終始ゾワゾワする松村比呂美さんの「蜜腺」 女の本音が描かれた近藤史恵さんの「幸せのお手本」など どの...続きを読むPosted by ブクログ -
エピローグのワンシーンで雪子叔母さまの懐かしい思い出語りに落涙しました。解説にあるとおり「サザエさん風味の横溝正史作品」はよりリアリティを増す分怖さも楽しめました。Posted by ブクログ
-
本好きあるあるがこれでもかというくらい随所に顕れていて良くも悪くも共感を誘い、胸に染みました。読後の清涼感たるやかなりのもので多くの人に薦めたくなりました。あっという間に読めちゃうぐらいに面白いと太鼓判を押します。Posted by ブクログ
-
想定外の着地点になったものの、それでもすがすがしい気持ちのいい終わり方が胸に迫りました。離れて暮らしていたほうがより相手のことを思いやることができるのかもと少し皮肉めいた見方もしましたが、筋の通った家族の絆にはそんなの関係ないと思い直しましたPosted by ブクログ
-
出版社の書店回りの営業マンのお話。他社の営業マンとはきっとドロドロした人間関係だと思いますが、この本ではある時は助け合い、ある時はフェアなライバル関係で競い合う。穏やかな気持ちで読むことができました。Posted by ブクログ
-
主人公が中学2年生の女子とあって、平易な文体で書かれていて読みやすい。内容もわかりやすいため、小中学生にもおすすめ。読書好きの人も、そうでない人も一読してほしい本。読後の爽快感がある。
一冊の本を中心に、様々な人と関わることで輪ができ、そしてその関わりはもっと大きな輪になっていく。本文はあまりに...続きを読むPosted by ブクログ -
私のすごく好きな本なの。イチオシするとしたら、これだと思って。
誰でも自分が本当に好きな本を紹介できるわけじゃない、それでも誰かにこの本を知ってもらいたい。読む時は1人でも分かち合う時は1人じゃない。Posted by ブクログ -
大崎梢さん、平山瑞穂さん、青井夏海さん、小路幸也さん、碧野圭さん、近藤史恵さん。
どれも初めての作家さんだったけど、それぞれ小さい苦労をしながら頑張っている女性たちが描かれていて、たくさんの元気がもらえた感じ。
中でもスポーツライターの話は好きだったかな。
Posted by ブクログ -
登場人物がとても多くて頭がついていかなかったけど、きれいな幕切れと幸せなエンディングに心が熱くなった。
再読したいかと聞かれると微妙だけど、やっぱり大崎梢の読後感は良いな、と思った。Posted by ブクログ