大崎梢のレビュー一覧

  • エール!(1)
    働く女性が主人公のオムニバス小説。
    この本を編集した大矢博子さんの書評が個人的にはかなりツボなので、期待して読みました。

    そうしたら、おもしろいし、ほろりと来るし、それでいて前を向いて歩こう、と思えるんです。
    女性、という視点だけでなく、オトコから見ても、いい話だと思います。
  • エール!(2)
    坂木司、水生大海、拓未司、垣谷美雨、光原百合、初野晴(敬称略)と馴染み深い顔ぶれ。
    垣谷さんは初かしら。
    坂木さんと初野さんはミステリじゃない方の感じ。
    楽しみなシリーズです。
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3
    成風堂シリーズ第三弾5編。表題作『サイン会はいかが?』 「ファンの正体を見破れる店員のいる店で、サイン会を開きたい」―若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に名乗りを上げた成風堂だが…。『取り寄せトラップ』同一書籍に四件の取り寄せ依頼。ところが連絡を入れると、四人が四人ともそんな注文はした覚えがない...続きを読む
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2
    成風堂書店事件メモシリーズ2長編推理。駅ビルの書店成風堂で働く杏子のもとに、今は故里に帰り地元の老舗書店に勤める元同僚の美保から、杏子のもとに一通の手紙が届いた。勤務先の宇都木書店、通称「まるう堂」に幽霊騒動がおき店が存亡の危機に立たされている、ついては名探偵のアルバイト店員を連れて助けに来い、とい...続きを読む
  • 夏のくじら
    いや~~~面白かった。久しぶりに感動した。高知よさこい祭りの熱さが紙面から伝わってきた。鯨井町のよさこいチームが中心舞台だけど、主人公の篤史だけでなく、登場人物それぞれが人間味たっぷりで、各々の青春や恋愛が描かれていて良かったなぁ。人にお薦めしたくなる一冊です。
  • 夏のくじら
    夏真っ盛り。
    強い日差しも、人々の熱気も最高潮に達するこの季節。
    よさこい祭りに思いを込める人々がいる。
    祭りの本番を目指しながら、そこまで作り上げる人々の悩みや友情や夢、そして成長。
    4年前に会った少女と再会を夢見て祭りに参加する篤史。
    今年も会えるだろうか。
    人々の夢を乗せた暑い祭りが...続きを読む
  • 夏のくじら
    土佐の高知のよさこい祭りを舞台に、
    東京から高知の大学に来た主人公の
    一夏の成長を追った作品。

    主人公の篤史は、東京出身だが
    毎年長い休みは高知の祖父母宅に来ていた。
    地元の同い年の従兄多郎に誘われ、
    中学三年生の時に一度だけ参加した
    「よさこい祭り」の踊り連で年上の女性に一目惚れ。
    だがその彼女...続きを読む
  • ねずみ石
    祭の日に真ん中に「子」の字が入ったねずみ石を見付けると願いを叶えてくれる。4年前の祭の日、サトはねずみ石を探しに行き行方不明となりその間の記憶をなくしていた。その夜に起こった母娘殺人事件の犯人はまだ見付かっていない。親友セイと祭のことを調べて行くうちに、サトは事件の真相へと迫っていく。
    前半は中学生...続きを読む
  • 夏のくじら
    私が高知で踊ったのは、もう5年も前になるのか。思い出せる部分と思い出せない部分と。いろいろ交錯した結果、もう一度踊りたい、と思いました。
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3

    成風堂書店シリーズの3作目。ようやく読めた。
    本当にこのシリーズは現在の仕事や音楽業界(販売メインのね)の
    ダメさ加減を身につまされ、姿勢を正すと共に、諦めを感じてしまいます。

    確かに音楽ソフト販売店員さんの中にもまだ気炎を上げ、戦っている人が
    いないとは言いません。でも、圧倒的に少ない...続きを読む
  • エール!(1)
    作家6人による 30代女子お仕事アンソロジー。
    あー、よかったぁ。

    漫画家や通信講座の講師、プラネタリウム解説員
    ツアー・コンダクター、ディスプレイデザイナー にスポーツライターと
    馴染みがあるかといわれるとそうでもない職業だけど、
    結局、根っこは同じようなことで苦しんだり悩んだりするのだなぁと...続きを読む
  • 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

    シリーズ1作目を読まずに、いきなり2作目からの
    挑戦でしたが、すんなり世界に入ることが出来て
    楽しめました。

    事件そのものはいろんな意味で微妙な内容な
    気がしますが、きっとこの世界観を長編で展開する
    には結構無理があって、その難しさは相当な気がするので...
    全然許します。

    ...続きを読む
  • スノーフレーク
    やばい、一気に読んでしまった。
    …眠るために読んでたはずなのに、刺客だった。

    中盤から終盤の怒涛の展開に目が離せなかった。

    すっきりしたんだけど、胸にひりひりするような切なさが残る。
  • ねずみ石
    久しぶりに推理物を読んだら、面白かったー!
    追いつめられる感は、やっぱりどきどきしますよね。
    途中で犯人もろもろに気付けてしまったのが、すこし残念ではありましたが。面白かったです。

    あと、個々のねずみ石にまつわるエピソードとか想いとかが、すごくじわりと来ました。
    蝶子さんがかっちょよくて素敵。
  • ねずみ石
    中学生の男の子たちが奮闘して事件を解決していく。ライトかと思いきや、しっかりがっつりミステリーで読み応えがあった。
  • スノーフレーク
    まさかの結末にびっくり。
    途中はほんとにドキドキしながら読みました。
    あっという間に読むことができました。
  • サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ3
    成風堂通信を同梱している。
    サイン会が11月10日だというが、曜日が書いていない。
    何年かも書いていない。今年の11月10日に訪問してみよう。
    ところで住所は何処なんだろう。
  • キミは知らない
    一気読みしたくなるハラハラドキドキ展開で面白かった。ライトだけどチープではないと思う。先生だけはビジュアルの変わりようが想像できなかったけど特命係長只野仁みたいな感じか。
  • スノーフレーク
    読んだ。

    結構前によんだのでちょっと記憶があいまい。。
    読んでよかったと思ったのは覚えてる。

    ラブストリーに少しミステリー要素を混ぜたお話
    終りが切なく、読むペースが加速した。

    小学生のころ、亡くなってしまった大切な幼なじみを、
    6年後、ふとしたところでそっくりな人を見かける。
    幼なじみは本当...続きを読む
  • 片耳うさぎ
    2重3重に登場人物の思惑が渦巻きつつ、ラストに向かってキレイに収束していく構成は見事でした。主人公が小学生にしてはやや鋭すぎる感じはしましたが、それでも勇気を振り絞って諸々に立ち向かっていく様は、読んでいて気持ちよかったです。