大崎梢のレビュー一覧

  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    もうひとつある鷹宮家四訓/大崎梢
    大切な人を思いやる気持ちが温かくて良い話だった。

    孤独の谷/近藤史恵
    言葉を使えば使うほど死に近づいていくなんて、なんと恐ろしい。。。本当に孤独で寂しい。ラストがちょっとホラーだった。

    猫への遺言/柴田よしき
    コロナで急逝した夫が隠していた秘密が、読まれるはずの...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編
    思い出編の感想で、小説内でコロナ取り上げられるの苦手って書いたけど前言撤回。

    下田にいるか、すごい良かった。絶妙な閉塞感と解放感。光を掴めた感じがして励まされる。


    情熱のパイナップルケーキ、糸島の塩、が好きだったかな。遠くの縁側も面白かった。(近藤史恵が好きだから、期待しすぎてしまった)
    初め...続きを読む
  • ドアを開けたら
    いきなり死体が見つかる。そんなスタートにどんどん物語に引き込まれていった。


    始めはコメディーみたいなのかなぁと思っていたら、ガンガンのミステリーで、次はどうなるの??と集中して読むことができた。


    人間関係、お金、たくさんのことが関わり合いながら見えてくる真実。物語が進むごとに次々と変...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編
    とにかく皆さんの作品読みやすいです。そして人々の感情や、周りの環境、美味しそうな食事たちなど情景の描写が想像しやすくわかりやすい。綺麗でほっこりする作品が多く心が落ち着き好きな本でした。
  • 27000冊ガーデン
    本文中に実際にある本のタイトルが沢山出てくるとのことで,読んで見ましたが
    ハードルを上げすぎたのか思っていたより少なかったなー
    高校の図書室 司書さんが図書室に持ち込まれる相談を解決していくお話
    書店員さんの針谷さんが有能です

    ラストの針谷さんの台詞がぐっときます。
    本を届けたい。
  • ようこそ授賞式の夕べに
    「書店大賞」事務局に届いた不穏な内容のファックス。
    その謎を、福岡から授賞式のために上京した書店員の佐々木花乃の依頼で、成風堂書店の杏子と多絵が解き明かす。

    今回は、出版社の営業、井辻智紀、真柴たちも関わり、同じ謎が立体的に解き明かされていく。
    大がかりな仕掛けが楽しい。
    ただ、福岡、金沢、北関東...続きを読む
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1
    '23年8月20日、audiobookで、聴き終えました。この小説、何回目だっけな…?

    大好きな小説なので、紙の本で何度も読み返してましたが、新しく入会したaudiobookで見つけたので、早速トライ。

    やはり、良かったです!ナレーションも、イメージ通りでした。樂しく、聴き終えました。
  • 27000冊ガーデン
    最近、この手の本好きの人が喜ぶような作品が増えてきたように思う。
    作者の紹介を読むと元書店員さんだそうで、さもありなん、という感想。
    本屋大賞の影響なのだろうか。
    本好きの人にとっては馴染みの作品名がたくさん出てきて楽しさが増すかもしれない。ただ、普段本を読まない人には響かずに終わる気がしなくもない...続きを読む
  • 27000冊ガーデン
    星川駒子さんがとても素敵な司書さんでした。生徒もかわいい。針谷さんと進展するのかなあと思ったので続編期待してます
  • おいしい旅 初めて編
    アミの会という女性作家達の集団の作ったおいしい旅をテーマにした短編集。
    知らない作家さんが多かったがどれもこころあたたまる話だった。
    坂木司は、覆面作家なのに女性作家集団に入っているのかと驚いたら、ゲストなのだそう…
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    アミの会(仮)のアンソロジー。書き下ろしが毎度のことながら嬉しい。
    11人の11の話。きっとお好みがあるはず。

    私のおすすめは、「猫への遺言」「十年日記」「青い封筒」。
    「猫への遺言」は、亡くなった夫からの手紙。
    知りたくなかった秘密が明かされて、胸が痛む。
    それは妻の側からの痛みだが、一方で夫の...続きを読む
  • ここだけのお金の使いかた

    色々な話が

    お金に纏わる、色々な作家の色々な話。えっ?と思うもの有ったけれど、大体、面白く読めた。最近、ちょっと、ハズレの作品に当たって、腐っていたので、こんな、パッチワークみたいな短編集も、良いと思った。
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1
    〈井辻くん〉の2冊を読み終えたので、今度はそこによく登場していた〈成風堂〉のシリーズに行ってみる。

    駅ビル内にある中規模書店・成風堂で働くしっかり者の店員・杏子さんと大学生アルバイトの多絵ちゃんが、身近に起きる謎に対し『書店の謎は書店員が解かなきゃ!』ということで展開するお話。
    サラサラと読みやす...続きを読む
  • 27000冊ガーデン
    司書さんと本屋さんが本や図書室に纏わる連作短編ミステリ。
    色んな本が出てくるのでそれも楽しんで読むことができました。
  • ここだけのお金の使いかた
    お金がメインというより、お金にまつわる短編集。他人のお金の使い方を見れるようでそれぞれ面白さった。内容もトレンドをついていて、参考になったり。気楽に読めるし、ハズレもなし。
  • ここだけのお金の使いかた
    お金にまつわる短篇アンソロジー。
    7名の人気作家たちのお話だけあって、それぞれ楽しめる。

    ○百万円分の無駄〜新津きよみ

    もし、自分が宝くじで当てたら誰かに言うだろうか?使い道は?と考えてしまった。
    元同級生のお店には行かないだろうな。


    ○一生遊んで暮らせる方法〜原田ひ香

    こんな相手との生活...続きを読む
  • おいしい旅 想い出編
    一つ二つつまらない話もあったが、おおむね楽しめた。
    やはり、短編の名手と言われる新津きよみなど、ちょっと2時間サスペンスっぽいかもしれないが、ひねりがあってうまいなあと思った。
    秋川滝美は、ドイツの話だが、とても楽しめ、「ひとり旅日和」は海外編もできるのでは、と楽しみになってきた。
  • ここだけのお金の使いかた
    お金をテーマにした7つの話。
    短いですが、なかなか深い話ばかりでした。
    みんな面白いですが、『廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?』がちょっと怖くてゾワッとしました。
    『わらしべ長者のつくりかたの考え方』は参考になりました。
  • 女ともだち
    女性作家8人による、「女ともだち」がテーマのアンソロジー。


    うむむむ、女の友情はもろいというけれど、こんなにすごぉ〜く気持ち悪くて、べとっとするものばかりだろうか…
    相手と『同じ』を競うような構図が、いくつもの作品に…あー、たしかに、『おそろい』スキだよなぁ…トイレ一緒に行ったりしてるよなぁ…
    ...続きを読む
  • 27000冊ガーデン
    学校司書の駒子さんが学園ミステリーを解いていく5篇です。実在する本がたくさん出てくるのと主人公が司書さんなので本好きには楽しめる一冊かと思います。本を愛するが故の司書さんの想いがいたるところで垣間見れます。『謎』も全て本に繋がっているし、どれも違った要素が入っているミステリーになっていました。