大崎梢のレビュー一覧

  • スノーフレーク
    ミステリーと恋愛小説の中間。

    主人公が核心に迫る部分を読者に見せない話は基本的に
    好きじゃないけど、この作品は短いし、読後感が
    すっきりしたので気にならなかった。

    すべてが纏まっていて、さわやか。
  • 片耳うさぎ
    とある旧家に身を寄せる小学生の少女が、旧家を舞台に繰り広げる冒険譚


    地元に伝わる片耳うさぎの伝承。

    隠し階段に隠し部屋。

    記憶の中のおとぎの国。


    あなたも迷い込んでみませんか?
  • 片耳うさぎ
    書店シリーズも良かったけれども、この本も、なかなか。それにしても、子どもが主人公の本は、やっぱり、おもしろい・・・
  • おひとりさま日和
    追体験とはこのこと、といった感じ。
    20代の私にとって40代すら先のことに思える。でも、20代のおひとりさまの後にまた、おひとりさまになる可能性があること、高齢だからこその様々なリスクがあること、ハッとした。
    それでもどんな境遇にあれ、人と人との繋がりの中でなんとか生きられる自信が湧く、素敵なお話の...続きを読む
  • キッチンつれづれ
    2024.05.25
    こういうアンソロジーは読む側には楽しいが書き手にとっては厳しい一面もある。
    やはり他の作家との比較をされてしまうから。
    この一冊では、売れているだけあり、福澤さんの作風に一票!
  • おいしい旅 しあわせ編
    おいしい旅シリーズ、ずっと気になっていた。前のと合わせて購入。

    誰かのレビューで「アミの会は外れがない」と言っていたが、おいしい旅シリーズはどれもおもしろかった。
    旅と食はテッパン!

    伊勢や松本など、行ったことのある場所には懐かしさを感じた。石垣島の話はちょっと切なかったけど、今はやりの?女性の...続きを読む
  • 春休みに出会った探偵は
    いくつか身近で起こる???な事件をするりと解決しちゃう近所の探偵さん、今津さん。なぞもなぞでなるほど〜ととても納得できるものばかり。よかった!

    p.267 あのとき今津さんは、「君たちの言う帰れるところって、いつでも子どもに戻れて、優しい親が待っている家なんだろうね。心配しなくていい。ほとんどの...続きを読む
  • だいじな本のみつけ方
    本が好きな中学生の女の子が主人公。発売前の好きな作家の新刊を学校で見つけ、その持ち主を探すところからスタートする。日常ミステリー要素もあるけど、物語全体にある「本が好き」という空気感と出会う人たちとの関係性が読んでいて素敵だなぁと思った。
  • おいしい旅 しあわせ編
    旅と食をテーマにしたアンソロジー。
    行先は伊勢、松本、石垣島、ヴェネツィア、三沢、東京、レイキャビク。

    「初めて編」「想い出編」は既に読み終えていて、今回は「しあわせ編」です。
    やっぱり旅行と食べ物の話は読んでいてウキウキします。
    非日常の中で自分を見つめ直したり出会いがあったり、特別な時間を過ご...続きを読む
  • 春休みに出会った探偵は
    中2の花南子は父親が海外勤務になり、曽祖母の経営するアパートで暮らす事になる。だが、曽祖母の五月がギックリ腰になり入院していまう。そんな中、宛先不明の封書が届き、同級生の根尾と共に偶然出会った興信所の調査員・今津と共にご近所で起きた謎を解いて行く…

    大人では出来ない中学生ならではの聞き込みなど、ち...続きを読む
  • 女ともだち
    女ともだちがテーマというだけあって
    共感も怖さも面白さもあって
    感情が良い意味でぐちゃぐちゃになる。

    短編だからサクッと読めるし
    作家さんによって文体も違うから
    一気読みというよりは作品ごとに間を開けて読んだ。

    最後の獣の夜が近い女ともだちが見事に描かれてて読みながらもドキドキした。
  • 27000冊ガーデン
    高校の図書室を舞台にした本にまつわるミステリー。
    ミステリーとしても面白いけど、図書室の存在意義についても考えさせれる本だった。
    「空を見上げて」が泣きそうになってしまった。
    「せいしょるせいしゃられる」も同様に胸が熱くなってしまった。
    やっぱり本っていいなー。
    色んな作家さんの名前や作品名がでてき...続きを読む
  • 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ1
    書店での謎を書店員が解く日常の謎ミステリ。
    やっぱ本に纏わるとか本屋さんとかのお話は好きです。良かった。
    特に入院してた時に選書してくれた人を探すお話が好きでした。
  • 女ともだち
    女の子のころから感じていた女としての楽しさ、生きにくさ、めんどくささ、近くてうざったく思えるときもある母親との関係性など、さまざまなものを感じて大人になったなと自分の人生を重ね合わせながら読むことができる。
    これを読んだ男性陣はどのように感じるのか気になる。笑 きっと恐怖だろう。
  • おいしい旅 しあわせ編
    ちょうど今年は伊勢に行こうと決めていたので、初めのお話はとても参考になった。行き方や伊勢うどんの由来、参拝の仕方など物語にちりばめられていたし、少年達の冒険を見守っている感じの話で、一番この中で楽しかった。どの作品も終わりに少しほっと出来てしあわせ編とはその通りたど思った。

    他5作
    ・失われた甘い...続きを読む
  • おひとりさま日和
    夫に先立たれた女性や、一人山奥に住む女性などの視点の短編集。

    いつか自分が体験するかもしれないおひとりさま日和を覗かせてもらっている感覚でした。

    リクベルのような番犬と一緒に暮らす未来もいいかもしれないとか、そっかあ免許ないと思っている以上に長期的に不便だなあだとか。
  • 27000冊ガーデン
    高校図書室の司書が主人公の書籍系日常ミステリー短編集。本屋さんミステリーの大崎さん、同じ書籍扱いでもこういう設定で来るんかぁ。なるほど学園ものにもなり、書籍系にもなるってこと。

    司書さんはワトソン役で名探偵は出入りの書店員さん。出てくる本は、百人一首から東野圭吾、青山美智子までさすがのチョイス。
    ...続きを読む
  • もしかして ひょっとして
    サラッと読める短編集。
    だけど、タイトルそのままに「もしかして」「ひょっとして」自分は日頃、偏ったフィルターを通してものごとをみているのではないかと、考えさせられた。
    特に1話目。表紙にヒントはあったのに、場面が転換したポイントで、ハッとさせられた…。
  • 27000冊ガーデン
    司書さんが学校で生徒たちに寄り添いながら奮闘する本に纏わる蘊蓄が半端ない。膨大な本の知識と書店員の針谷さんがいい味だしていて、プチミステリーもライトに楽しめて肩肘張らずに読めたのがとてもよかった。ラストの本は自分が実際に読んだ本ことのあるだったのでビックリ。小野不由美さんは初めて知った作家さんなので...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編
    旅と、食の思い出にまつわるエトセトラ。”初めて”と副題にあるだけあって、非日常。旅に出るきっかけもひとそれぞれ。
    下田に行ってみたくなった。
    台湾へは派遣で働いている彼女が一人旅、のはずが会社のお使いもする羽目に。
    函館はカフェめぐり。函館の話の内容は重たかったけれど、カフェには行ってみたいな。NH...続きを読む