澤田瞳子のレビュー一覧
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鎌倉殿の13人観てなかったし
鎌倉時代ってそんなに興味がないんですけど
さすがうまい人のアンソロジーなので
どれを読んでも面白かったです
読む前は 朝井先生目当てだったんですが
武川佑先生の 「誰が悪」
和田義盛一族の凄惨な最期が哀しかったですね
ドラマで見たら 辛くって泣いちゃったと思うPosted by ブクログ -
道真シリーズ第二弾。一作目よりも読みやすかったかも。
心のひだの奥があばかれ、さらけ出された感じ。
小野の息子が書道に傾倒して……もしやあの人?!っていう展開も良かった。Posted by ブクログ -
流謫の身である菅原道真の”その後”を描く、第二弾。
この巻では太宰少弐である小野葛根の眼から、献上されるべき唐物のすり替え事件の顛末が描かれる。
序盤で丁寧に状況や人間関係を描いていくのは、澤田さんのいつものやりかた。
読者にとってはありがたい一方、人によっては、もうちょっとテンポよく!と思う人も...続きを読むPosted by ブクログ -
知り合いから勧められて読み始めたが一気読みしました。奈良時代の天然痘のパンデミック…
今の時代にあまりにもリンクし過ぎて戦慄を感じざるおえない…
医師の使命感…市井の人々…色々な思いやそれぞれの行動が交錯して一級の時代小説に仕上がっている。かなり読み応えがありました。Posted by ブクログ -
伯父と甥の立ち位置が変わる(伯父を守ろうとしていた葛根自身の変化でもある)ところが凄いと思った。ボーッと立っているだけと思われた門衛が、意外な働きをしていたり、「人は見かけによらない」が沢山あった。Posted by ブクログ
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菅原道真の人間らしい良いところも悪いところも含めて、やっぱり人間だものという感じで面白い。今回の帝への御物のすり替えの捜査に道真の目利きとしての能力が遺憾なく発揮されミステリーとしての面白さもあって楽しめる。
前作は小野小町、今作では小野道風と有名どころが登場するのも気が利いている。Posted by ブクログ -
難しかったけど面白かった。
海と山の戦いが、こういう表現もあるのかと思った。
夕暮れの話とか、共通認識になってるシーンが分かりにくくて、どのシーン!?と何度かページペラペラしてみたけど、あまり分からなかった(+_+)
登場人物たちがこのお話のあとに辿った運命を思うと切なくなった。Posted by ブクログ -
奈良時代を舞台にした話で、学生の時に習った名前を久しぶりに思い出しながら、聖武天皇という人にすごく興味が湧く作品だった。
螺旋プロジェクトでは4作目だが、聖武天皇という1人の人物の中で海と山を対立させているのは面白かった。
改めて歴史の勉強をしたいと思った。Posted by ブクログ -
プロジェクトの他の作品とはちょっと違った感じで、海族と山族も抽象的に例え話みたいな感じでしか出てこない。その分、対立する感じに無理矢理感がなくて良かったと思う。
奈良時代、聖武天皇と言われても、無学な自分にはちょっと難しく、新しい名前が出る度に調べて読んだ。
今更すごく勉強になった。Posted by ブクログ