澤田瞳子のレビュー一覧
-
食事とは生命維持だけでなく、人と人をつなぎ、仲間、仕事、社会を作り上げるもの。
そして、仏とはあってなく、なくてある その意味が理解できた。
物語の入りは、取っつきにくく読みきれるのか心配だったけど、15ページも進めば物語の世界にどっぷり入れる。
Posted by ブクログ -
なんだろう?
この出演者が映像で浮かび動き出す感じの読書感覚。
会話挿入のタイミングが優れている小説なんだろうな。
菅原道真と小野小町。
二人を軸に、色んな物語が描かれていて、なんとも微笑ましく、なんとも楽しげで、妙に人間ポイ。
この人間ポイ、という点がスイスイと読み進ませてくれる。
軽い気持...続きを読むPosted by ブクログ -
直木賞作家の作品ということで読んだ。時代小説のため、言い回しや漢字表記に馴染みがなかったが、そんなことが気にならないくらい、それぞれの人間模様に引き込まれた。他の作品も読んでみたい。Posted by ブクログ
-
ものすごく楽しかったです。
唐物商で都で培った目で目利きをして、柳公権の書欲しさにちゃっかり菅三道という名前で目利きをすることを承諾してしまう道長。
おーい! 大宰府についてから食事もろくに食べず、着替えもせず、いじけて毎日恨みつらみを書いていたんじゃないんかい!? と思わず思ってしまった...続きを読むPosted by ブクログ -
能の名曲を元にした短編作品。
元の作品をあまり知らないものが多かったので調べながら読んだが、元の作品よりこちらの物語の方が良いと感じてしまう。とても好き。
能に興味が出てきたので見に行きたくなった。Posted by ブクログ -
出先で読むには電子書籍が便利と思って購入したけど共感しきりで往きの新幹線で読みきっていまいそう。帰りの新幹線、どおしよお?他の本買わなきゃ、、、また、澤田瞳子先生の本にしよう、っと!Posted by ブクログ
-
奈良の大仏を作る人たちとそれを支えるご飯どころのおはなし。この時代のゴハンなんて想像もつかなかったけれど、描かれる食事はどれも美味しそうでたまらない。時代は違えど、人と人とが交わりながら働いて、労働のあとのご飯に救われて、、というのはいつになっても変わらないのだなぁとしみじみ。面白かった。Posted by ブクログ