無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2016年10月30日
奈良時代、しかも聖武天皇の時代を描こうと思えば、藤原四兄弟と長屋王との権力争いや彼が大仏建立に至った気持ちの小説になるのだろう、ふ・つ・うは!
だが、この作品で描かれているのは宮中で働く菜女と呼ばれる女性たちである。幾分、ライトノベルズのように描かれているのが不満だが、そこにあるのは現代の働く女性...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月20日
平安初期の後宮に仕える女官たち。
平安中期の、道長の時代辺りに材をとった小説はたくさんあるが、奈良時代を舞台にするものは初めて読む。
へえ、こんなもの食べてたんだ。
油飯って、割とおいしそう。
年老いた女官は光永寺という寺で隠居したのか。
女官の官舎に舎監がいるなんて、何か学校の女子寮みたいだなあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月08日
奈良時代の女官たちの働きぶり。
キャラ設定がわかりやすい歴史小説です。
1300年前の平城京、聖武天皇の御世。
宮廷を支える後宮には、多くの女性たちが働いていた。
表紙のイラストのようなキャラ設定で、読みやすい。
おっとりした若子が上京し、しっかり者の笠女、色っぽく可愛い春世と同室に。
3人とも1...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月14日
聖武天皇の御代、つまり奈良時代を舞台にした本作。
珍しいところに題材を取ったものだ。
それもそのはず、著者は日本古代史を専攻していたというではないか!
始めに慣れない読み方の登場人物や女官の位、皇族の名前などが一覧になっている。
これは親切に、ありがとう、たすかります。
これがないと読めないのだ。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月25日
いつの時代も女はすべてと闘っている。
友のために、家族のために、愛する人のために、なにより自分のために。
ラストまで読んでタイトルの意味がすっと落ちてくるところもまた良い◎
1300年前の彼女達もがんばっていた。
残念なのは1300年経っても同じ理由で泣かなければならない女がいることかしら。
...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。