石井光太のレビュー一覧

  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉
    P101) パチンコ市場は20兆円。遊ぶ人の約半数が年収300万円以下という統計がある。つまり10兆円をお金のない人達から吸い上げているということになる。
    競馬や競艇、競輪も然り。
    日本のギャンブルはお金のない人たちから吸い上げるお金で成り立っているといえる。
    →これは衝撃。お金持ちの娯楽だと思って...続きを読む
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉
    世の中の現実を様々な角度から教えてくれます。
    数値的な根拠、事例もあり、説得力があり、自分の視野を広げてくれます。
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)
    心が震える、というのはこういうことなんだなと、随所で感じられた一冊。「感動」などという言葉では軽過ぎる。

    どんなに手を尽くしても亡くなってしまう幼い命。
    患者や遺族から向けられる無念の思い。

    どれだけのプレッシャー・ストレスを背負いながらの仕事なのだろうと、ただただ頭が下がる思い。

    そしてその...続きを読む
  • 「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫)

    未知の世界、でも他人事じゃない

    読み進めていくうちに、どんどんその酷さの指数感覚が麻痺するような未知でよく理解できない行動の数々だった。しかし、どこかで自分もこの環境にいたら同じ行動をしてしまったのではないか、、?という感覚に襲われ、自分が怖くなると同時に周囲の環境の大切さを痛感した。
    子どもは親を選べない、ましてやどんなに酷いこ...続きを読む
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか
    国語力を持たないことの深刻さをあらためて認識。持たなくなる理由は家庭環境の影響が大きい。自分の子供にはこうなってほしく無いなと純粋に思ってしまう。多分一回レールから外れると戻ってくるのは相当難しい。フリースクールや病院での取組があっても回復には時間かかるだろう。回復しないこともあるだろう。学校間格差...続きを読む
  • 教育虐待 子供を壊す「教育熱心」な親たち
    あらゆる親が読むべき一冊と思いました。身体的虐待、心理的虐待、ネグレクトのいずれにも当てはまる可能性がある教育虐待は、こどもの権利を無視する親の許されない行為です。こども基本法が令和5年4月から施行され、こどもの権利が最上位である事が法律で示されて、今後の親や学校の教育及び指導内容の見直しが期待され...続きを読む
  • 赤ちゃんをわが子として育てる方を求む
    特別養子縁組制度のために身を捧げた産科医、菊田昇氏のドキュメンタリー。同じ辛苦を味わっているはずの、つまりは同志となるべきはずの産科医から袋叩きにあいながらも「絶対に取り組むべき問題だ」と、一歩も譲らない。自分の意志を貫く強さ、情の厚さ、愚直の信念に感激した。また元妊婦や診療所看護師、仲間の医師など...続きを読む
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)
    大阪に こどもホスピスが、在るとは知らなく
    幼い子供達の健気な様子と家族 それを取り巻く色々な人々の交流
    本当に 子ども達に優しい社会に 弱者に優しい社会になって欲しい。全国に拡がっていってほしい。機会があれば ボランティアで関われたらと思いました。
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)
    誰かの力になれる大人たちが、人生を終える子どもたちの手を取る。奇跡なような優しさだけど、それを世界中で続けている人たちがいる。それがとても嬉しい
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか
    複数の意味を持つ言葉(エグい ヤバいなど)を主語を使わず使用するため、受け手によって捉え方が幾通りにもなり、誤解が生じている。

    説明がオノマトペで表現するため、こちらからすると内容が全く理解できない。

    ゲームの中の乱暴な言葉(死ね 殺せ クソ)が当たり前になっていて、現実世界でも使って当然と思っ...続きを読む
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)
    ホスピスと聞くと最後に死を迎える場所と思ってしまうが、全く違う場所だった。
    友として寄り添う、死のあり方について考えさせられる本だったし子供たちが時にホッとできる家、そんな構想で練られたホスピスがUNIQLOが携わって建設されたとは。素晴らしい本でした。
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか
    今回も じっくり 考えさせてもらえました
    あれっ こんなこともあるのか
    と 普段何気なく見過ごしてしまいがちなことを
    ちょっと 立ち止まって
    いや ここは しっかり考えて欲しいところです
    世の中の「ちょっと おかしい」が
    実は「かなり 深刻なこと」であることを
    と 入念な取材と聞き取りを重ねて
    読者...続きを読む
  • 蛍の森
    これはヤバいです。
    本当に考えさせられて、泣かされる本です。
    皆さんに読んでもらいたいです。
    本当に、最高でした。
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)
    当たり前の生活を経験する、残された時間をよりよく生きる。
    特別な事ではない事をするために、多職種、立場が違う大勢の人達が、その願いを叶えるために奮闘します。
    生きるって何なのか、子供達が教えてくれます。
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉
    結論 日本の闇の部分は本当に闇なのか?

    ホストの世界や貧困との差を考えさせられる1冊
    普段生きているだけでは興味すら持たない世界をこの1冊で知ることが出来ますし何より今後の日本をどうしなければいけないかを考えたくなります。
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか
    「勉強もしたしね」を死ねと捉える。
    この一文が異様に頭に残っている。
    文章を区切って理解するということが
    信じられなかった。

    また、「日本語でしっかりと物事を考えて表現できない人が英語で何を語ろうというのか。
    他者の気持ちに寄り添えない人がプログラミングで何をつくろうというのか。」もその通りだなと...続きを読む
  • 育てられない母親たち
    実例が現実感を持って胸に迫ってくる。
    なるほど、こういう背景や事情で…と腑に落ちてしまうのが怖い。
    こういうことが起きているということを知ることができる貴重な資料である。
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか
    近年、問題になっている若者や子供の国語力の低下。文章の意味が読み取れないだけでなく、コミュニケーション上でのトラブルに発展したり、自分の感情を言語化できずに塞ぎ込んだりする子供が増えているとのこと。

    たくさんの事例から分かりやすく問題点が書かれ、後半では国語力を重視した教育現場の様子が紹介されてい...続きを読む
  • 加害少年A~そんげん寮と行き場を失った子どもたち~ 単行本版 1巻
    加害少年少女には、犯罪に至る背景があると知ったがそれでも少年少女重大犯罪には厳罰を求める必要あると考えてしまう。
  • 浮浪児1945-―戦争が生んだ子供たち―(新潮文庫)
    涙無しでは見れない日本の歴史。

    戦争中の話はよく勉強したり映画になっていたりするけど、戦後にもかなり過酷な生活を強いられ、見捨てられた子どもたちが沢山いたんだと思うと今の平和な世界が信じられない。

    日本人として、今この地に生きている人達には目を通してもらいたい作品でした。