岡田尊司のレビュー一覧

  • 愛着障害の克服~「愛着アプローチ」で、人は変われる~
    ハンマーで頭をぶん殴られたような衝撃的な本。カウンセラーが一時的に安全基地になることを容認し、メンタライジングやマインドフルネスといった手法を使う。
  • 愛着障害の克服~「愛着アプローチ」で、人は変われる~
    何をやってもぽっかり心に穴が開いた状態になり、途中で躓いてしまう、その根本が愛着障害にあるのではないかと分かった時、過去のことがフラッシュバックされ、それが糸で繋がったように感じた。

    認知からではなく愛着から改善を。それも心にストンと落ちた。今までは考え方とか捉え方とかを変えようと頑張ってきたが、...続きを読む
  • 脳内汚染からの脱出
    この本を読み終わって、

    『スマホの電源を切るようにしました』

    今現在、以下のTODOを実行しています。

    ①仕事上や何かの連絡を誰かにしなければいけない状況以外、スマホの電源を切る

    ②勉強する時、本を読む時は、スマホの電源を切る

    ③土日は、ほぼスマホの電源を切る

    ④SNSは仕事上で使う以外...続きを読む
  • 人間アレルギー―なぜ「あの人」を嫌いになるのか―(新潮文庫)
    専門家が一般向けに分かりやすく述べている。学説や実験事例を交えての説得力もいい。 共感性と自己省察力は表裏一体。相手と信頼関係を深めるには、自分が素直で優しいこころをもつこと。当たり前に聞こえるがなぜそうなのかを教えてくれる。著者略歴によると、哲学を志し大学に入り、気が変わって医学部に入り直した。学...続きを読む
  • 人を動かす対話術 心の奇跡はなぜ起きるのか
    精神科医でもある著書が描く対話の技術。
    様々なアプローチ方法について、俯瞰的な目で書かれています。
    非専門家の私にもスッと頭に入ってきて、とてもわかりやすいです。
    アプローチによって、得意・不得意があり使い分けるのが大事ですね。
    文を読んで「両価性」という言葉が何度も登場しています。
    確かに日常で片...続きを読む
  • カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら
    カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら。岡田尊司先生の著書。カサンドラ症候群の概要や特徴、カサンドラ症候群の対処法などがわかる良書。本書を読むと、カサンドラ症候群の特徴を持つ人は身近に意外と多いと思うかもしれません。
  • 誇大自己症候群
    誇大自己症候群。岡田尊司先生の著書。自己評価やプライドが異常に高い自分第一主義、自分優先主義の人が増えている現代社会。自分に自信を持つことは大切だけれど、誇大自己症候群で世間に迷惑をかけてしまっては本末転倒。適度な自己肯定感を身に着けるための教育制度が不可欠です。
  • 誇大自己症候群 あなたを脅かす暴君の正体
    誇大自己症候群 あなたを脅かす暴君の正体。岡田尊司先生の著書。誇大自己症候群は一種の現代病で、有名人にも誇大自己症候群がたくさんいることがわかりました。誇大自己症候群の暴君に出会わないこと、振り回されないことを願うと同時に、自分が誇大自己症候群にならないように心掛けないと。
  • インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで
    「簡単に幸せになるには?」その答えは、非常に簡単です。インターネット・ゲームをやればいい。ネットゲームの利点は数えたらキリがない。
    まずその利便性。スマホ一つで、すぐに遊ぶことができる。
    無料で遊べるものも多数あるし、操作性も簡単。少なくとも学校の勉強より難しくない。

    ネットゲームを通して、世界中...続きを読む
  • 愛着障害の克服~「愛着アプローチ」で、人は変われる~
    “愛着障害”に関し、著者は複数上梓しているので、
    今更ながら、時系列的に、刊行された順番に読んでいくべきだったと読み終えて気づくに至る。

    著者のきわめて論理的な、スキのない文章は説得力があるが、
    とりわけ、ところどころ挿入されている具体例がものすごくわかりやすく、
    身近に感ぜられるとともに切ない気...続きを読む
  • マインド・コントロール 増補改訂版
    動機付けと操作性、洗脳と脱洗脳、そしてパーソナリティーこと などなど。医療や教育そして宗教の裏表。歴史も細かく記述してありよく整理がデキた。タフな仕事ですな、これに対峙するのは。
  • 母という病
    こざっぱりとした食卓で、家族みんなで夕食を囲んで、和やかに話したりテレビを見て自然に笑うことが許されて落ち着く、なんていう得られなかった場面がどうしてもまだ欲してるというか憧れているのを、これを読んで気づかされてしまう。

    母は私の気持ちを理解しようとしてくれていただろうか、汲み取ろうとしていただろ...続きを読む
  • 境界性パーソナリティ障害
    泣きたい気持ちとごめんなさいの気持ちでいっぱいだ

    自分の取扱い説明書をやっとやっと得たような感じ。まるで料理のレシピみたいにその通りにいまの自分がつくられてる。

    「境界性パーソナリティ障害は、自己を確立するための産みの苦しみが、難産になったようなものである。…けれども、生まれることが自然なプロセ...続きを読む
  • 父という病
    すばらし。

    P51 このタイプにとって、何より大切なのは自分であり、わが子といえども、自分の自由や楽しみを制限する不快さのタネとなるとき、腹立たしい邪魔者にすぎなくなる。自分の邪魔をする者には、罵声を浴びせ、暴力をふるうこともいとわない。自分のすることはすべて正しいと思っているので、おれの邪魔をし...続きを読む
  • 絆の病 境界性パーソナリティ障害の克服
    ■「失感情症」とは自分の感覚に対して感じるのをやめてしまうこと。
    ・子どもの頃に過酷な体験をすることが一つの原因になると言われている
  • 境界性パーソナリティ障害
    境界性パーソナリティ障害について,読みやすい文章で,非常に分かりやすく説明されています.
    “障害”という名前こそ付いているけれども,実際には,「過去に受けたトラウマや幼少期の親子関係が原因で身についてしまった,本人を苦しめる考え方の癖」という感じなのだろう,ということが分かりました.

    本書では様々...続きを読む
  • マインド・コントロール 増補改訂版

    教養として一読は必須の書

    是非を短絡的に決めたがるなど、小さな自己思想の放棄は身近ですよね。遠い話ではない可能性も感じてゾッとしました。ゾッとした事による視野の拡がり方を感じるためだけにも、オススメ。
  • ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術
    職場に馴染めず心身が不調になったため読みました。
    適応障害になりやすい人、そのメカニズムが種類別に既述されています。
    性格のクセ、認知の歪み、愛着障害、マイナス思考かどうか、などなど。
    コミュニケーション方法の見直しにも役立つかも。
    (適応障害とは別に、わたしは依存型で、自己愛型の人格の人に苦しめら...続きを読む
  • 生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害
    回避性パーソナリティ障害の当事者、必読。
    「読むカウンセリング」とも言うべきか、読んでいるうちになぜか「一歩踏み出してみよう」という意欲が出てくる。
  • マンガで読む メンタルクリニック診察室 心の病の治し方
    医療を施す側、患者側、両方の立場に立って書かれているように感じた。
    純粋に漫画作品としてのレベルも高く、絵のタッチも好みで読みやすかった。
    できることなら、また読み返したい。