岡田尊司のレビュー一覧

  • 不安型愛着スタイル~他人の顔色に支配される人々~
    不安型愛着スタイルというものがあまりにも自分に当てはまり、びんびん響いた。同時に、自分はそれを克服している最中又はほとんど克服し終わったな、と感じた。「心的外傷後成長」というのをしたと思う。とはいえ、まだまだ不安型の特性は大いに持っているので、自分を客観視するためにこの本で不安型の特性を詳細に書いて...続きを読む
  • 死に至る病~あなたを蝕む愛着障害の脅威~
    名著。社会の課題、闇の問題に精神科医として言葉のメスを入れた。世話をする仕組みを維持することが、生きることに意味を持つ社会を作るのにもっとも重要であるとのお話に心から同意する。
    この本に出会えてよかった。何度も読み返したい。
  • マインド・コントロール 増補改訂版
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    どういう人が、どういうプロセスを経てテロリストになるのか、それはもう少し踏み込んだ姿を教えてくれる。  一つは、理想主義的で、純粋な傾向を備えていたことである。また、もう一つは、彼らは社会でうまくやっているように見えていても、実際には、社会で生きることに苦痛や困難を感じており、あるいは、社...続きを読む
  • 愛着障害~子ども時代を引きずる人々~
    ずっと抱いてきた生きづらさが紐解かれました。
    これも自分のことだ、の連続で、一行も飛ばせずに一気に読み、読み返しています。
    自分の持つさまざまなネガティブな特性が腑に落ちました。
    私は一人で生きていくのが楽なんだと思い始めていたけれど、それは自分の殻に閉じこもり、この先の未来に待っている孤独を見て見...続きを読む
  • 発達障害「グレーゾーン」生き方レッスン
    発達特性を踏まえた具体的な対応策が随所にちりばめられていた。
    睡眠、生活リズムの改善は全ての基礎。
    適材適所。
    自分を知り、自分にあった環境をチョイスしていく力。
  • マインド・コントロール 増補改訂版
     相手の心理状態を操作して、一方的に支配できるように仕向ける。このような恐ろしい現象が、カルト宗教、ブラック企業などで度々目撃される。本書はマインドコントロールをくまなく解説し、その罠にはまらないための対処法を指南してくれる。
     全体的な構成として、前半にマインドコントロールにはまりやすい人の特徴を...続きを読む
  • 親といるとなぜか苦しい―「親という呪い」から自由になる方法
    親は毒親ってほどじゃないかもしれないけど、親への違和感がどう頑張っても消えない。そんな感情を抱いてる人たちに読んで欲しい一冊。
    自己肯定感がない私は、自分と親の間にある価値観の違いに気づき、改善しようと頑張ってきたがやはり難しかった。とても自分を責めた。
    でもそんな必要なかった。今まで頑張った私を評...続きを読む
  • 親といるとなぜか苦しい―「親という呪い」から自由になる方法
    私の今の状況にめちゃくちゃぴったりだった。親も自分も非難するのではなく客観的に見られて良き。読み返す。心も、体も心なしか軽くなった。
    精神的に未熟な人はまさに私の両親であり姉であり。記憶にある先生のほとんどであった。両親が当てはまる精神的に未熟な人の特徴で、思わず笑ってしまったものは「仲直りが下手す...続きを読む
  • 回避性愛着障害~絆が稀薄な人たち~
    どんなに政府が社会に少子化対策を打っても、人間の種自体がすでに変わってしまっているからそれでは意味がない事が根拠もハッキリ書かれて分かりやすかった。なるほど!の一言に尽きる。
    誰が悪い、何が悪いじゃなくて、これも人類の進化の一つなのかぁ。昔の考えではやっていけない。すごく勉強になった興味深い本。
  • 愛着障害の克服~「愛着アプローチ」で、人は変われる~
    安定の岡田先生の愛着障害シリーズ。
    ボリューミーな内容で学びの多い一冊だった。
    自分の中の安全基地の状態を意識しながら生活していきたいと思った。
  • 人を動かす対話術 心の奇跡はなぜ起きるのか
    自分の習慣に取り入れたい内容の本は週1回で良いので目を通す時間を持ちたいと思ってる。この本もその中の1冊に加えよう。
  • 人を動かす対話術 心の奇跡はなぜ起きるのか
    めちゃくちゃタメになった。良書。仕事柄、メンタル的に不安定だったり、常に不調気味だったり、なかなか話が伝わらなかったりする環境にあるが、さすがに著者が精神科医ということもあり、実際に工夫して試せるような内容が多く、非常に参考になった。もちろん、日常的にも意識しておくと対人関係において有効なところも多...続きを読む
  • 愛着障害の克服~「愛着アプローチ」で、人は変われる~
    もう一冊のシリーズにひきつづき、かなり興味深い内容です。
    自分が母との愛着障害があることを改めて強く実感できかなり腑に落ちました。
    自分の心を整理し、我が子へは同じようなことはないように負の連鎖を断ち切ります。
  • 自閉スペクトラム症 「発達障害」最新の理解と治療革命
    自分が自閉症の傾向ありと診断されている上で読みました。

    自閉症の歴史、タイプの分類、根本原因の仮説など、網羅的に整理されていました。
    自分がどのタイプに当てはまるか判断し、今後の生き方を考えることができました。
    また自分は過緊張がひどいので、その特徴に共感したし、対策も載っていて助かりました。

    ...続きを読む
  • 生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害
    【要約】
    生きるのがめんどくさいの正体が「回避性パーソナリティ」であること。回避性パーソナリティは幼少期の親に関わり方によって形成される。
    また親の育て方のみならず環境によっても形成される。近年は人々が個人主義化されたことによって回避型が増加した。

    回避性パーソナリティをもし治すのであれば「人に自...続きを読む
  • 生きるための哲学
    面白かった。
    精神科医の著者が、幼少期に親の愛情に恵まれなかった人間がどう生き抜いているかをまとめた本。
    様々な困難に直面した時に人間がどのように人格形成していくのか。科学的な目線で人間学をまなべる。

    歴史上の小説家などの生い立ちや、自身が対応した患者の具体例をあげて、ある程度類型化して紹介。

    ...続きを読む
  • あなたの中の異常心理
    異常心理学や臨床心理学でいう精神障害や、その一歩手前の異常心理を、古今東西の多くの実例を交えて説明している。
    幸せな人生を送るための心構えが非常に心に沁みる。完璧主義や愛情不足の危険性も改めて認識できた。
  • パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか
    自分のことをより深く知りたいとの思い、勉強の意味合いも含めて読んだ。自分の抱えている問題が見えて、うんざりもしたけれど、対策も見えてきた。普通って何だろう。どこからが逸脱でどこまでが許容範囲なのか。どこまで突き抜ければ、逆に認められるのかとか、色々と考えながら読んだ。
    パーソナリティ障害の方々と向き...続きを読む
  • 生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害
    自分に自信がなく、人から批判されたり恥をかいたりするのが怖くて、社会や人を避けてしまう・・・・・・。 それが回避性パーソナリティの特徴だ。 「会社に行きたくない」「恋愛をしたくない」といったように、昨今若者を中心とした現代人に増えているパーソナリティ障害でもある。 彼らにとって人生とは、喜びよりも苦...続きを読む
  • 回避性愛着障害~絆が稀薄な人たち~
    飢餓ラインぎりぎりで暮らしていても、家庭を持ち、子どもをつくり続けてきたのである。
    ところが、今では、多くの人が、自分一人で過ごす時間や自分のために使うお金を削ってまで、家族をもちたいとは思わなくなっている。それは経済問題とは別のところに原因がある。
    そこには愛着が稀薄になり、回避型愛着が浸透してい...続きを読む