父という病

父という病

979円 (税込)

4pt

4.2

かつて家族にとって絶対的な存在であった父親は、共同体の崩壊とともにその役目を少なくしていった。 しかし、父親との葛藤から開放された子どもたちは母親との密着を強め、精神の安定を得るどころか人間関係の構築に支障を来たし始める。 現役精神科医である著者がヘミングウェイやガンジーといった偉人や膨大な実例をもとに父親が果たすべき役目とその変遷、「父親の不在」から、知らぬ間に現代人を蝕む病の正体と救済の道を探る。

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父という病 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年11月30日

    この類の本を読む時私は、
    字面を追いながら、自分の深層心理が求めている言葉をひたすら探しているような気がする。
    自分の意志薄弱の原点を探るのに役立ったと思う。

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    Posted by ブクログ 2023年01月08日

    【308冊目】東大哲学科を卒業した後に、京大医学部を出て精神科医になった岡田さんの書。この方の著作はいつも面白い。今回も御自身が観察なさったケースや有名人・偉人のケースを、父親との関係という角度から多数紹介し、本人の人生にどう影響を与えたのか考察していく。

     2014年の著作だけど、極端なフェミニ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年05月28日

    勧められて読んだ本。時代が父という役割を薄めたり濃くしたりするという発想はなかったです。
    実在するかは別として、肯定的な父親像が心にあるのかどうかは大事みたい。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年01月04日

    すばらし。

    P51 このタイプにとって、何より大切なのは自分であり、わが子といえども、自分の自由や楽しみを制限する不快さのタネとなるとき、腹立たしい邪魔者にすぎなくなる。自分の邪魔をする者には、罵声を浴びせ、暴力をふるうこともいとわない。自分のすることはすべて正しいと思っているので、おれの邪魔をし...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年04月15日

    この本で書かれている父親は、どちらかというと存在が薄い父親(「父親の不在」)という観点で書かれていることもあり(私の知る範囲の「父親」は、存在感バリバリな人ばかりなので)、私にとっては正直なところあまり参考にはなりませんでした。
    ただ、P52に「自己愛の強い父親は、自己愛の強いあらゆる人と同じく、優...続きを読む

    0

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