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母親という十字架に苦しんでいる人へ――。 昨今、母親との関係に苦しんでいる人が増えている。 母親との関係は、単に母親一人との関係に終わらない。 他のすべての対人関係や恋愛、子育て、うつや依存症などの精神的な要因ともなる。 「母という病」を知って、それに向き合い、克服することが、不幸の根を断ち切り、実り多い人生を手に入れる近道である。 現役精神科医による、あまりにも感動的かつ衝撃的な提言!
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Posted by ブクログ
動物、人は、母から産まれてくる。 母が子を育てることは、当然、本能とされている。 「母だから」「母なのに」・・・ その言葉に傷つく女性=母たちが大勢いる。 母なる大地、母は太陽、母なる海・・・などと、 母は偉大な存在なんかではない。 土砂崩れを起こしたり、雲に隠れたり、津波になったり、決して平穏な...続きを読む存在ではない。 なぜなら、母も一人の人間。 完璧な人間がいないように、完璧な母はいない。 「母という病」によって、 ヘッセのような文学がうまれたり、 ジョン・レノンのように素晴らしい音楽がうまれたり、 岡本太郎のように、芸術品ができたり、 全てがマイナスばかりではなく、 本人の資質が大きくかかわっていると思う。 子供の時には気づかなかった、母の姿が、 成長することで、客観的にみることができ、 状況や理由を理解し、許すことができたら、 きっと、その時が、親離れ、大人に成長した証かもしれない。 傷ついたまま、成長できない子供たちには、 しっかりと大人のサポートが得られたら、 どんなにいいか。 そして、この本は心の傷に、暖かい手でそっと包んでくれる。
岡田先生の本を読むと過去の経験がまるっと受け入れられるような感覚になる 「過去の傷や渇きはそのままにしておいても絶対に消えることはない。だからこそ正面から向き合わなくてはならない」という旨のことが本書で述べられていた これはなかなかに難しく、大変なことだ "信じること"がどう...続きを読むいうことなのか最近わかってきたけど、"許すこと"がどういうことなのかはまだよくわからない 藤井風の帰ろうにその本質があるような気がしていて、とすると許すこととは"忘れること"なのではないかと思う 必ずしも痛みと正面から向き合う必要はないのかもしれない ✏自分は大丈夫だという安心感は、自分の力に対する自信からだけではなく、困ったときはきっと誰かが助けてくれるという周囲に対する信頼感(=基本的信頼感)からもきている ✏母親が自己愛的になるということは、母性を失うということに等しい ✏自分自身が自立していない母親は、自分の人生を主体的に生きるということができないため、思い通りになる子どもを、際限なく甘やかすことで、ある種の代理的満足を得ようとするのだ ✏オキシトシン・リッチな人では、寛容で、とらわれない性格を示しやすいのだが、オキシトシン・プアな人では、厳格で、ルールに縛られ、潔癖になりやすい ✏そもそも自立という関門は、ある意味、母親に見切りをつけるプロセスだと言える。(中略)たっぷり甘えて、愛情をもらった人のほうが、この関門を容易に通過できるのだが、母親に愛されなかった人ほど、未練が強くなる ✏完璧を求めるのは、思春期までで十分だ。そろそろ終わりにしよう。大人として円熟するということは、完璧へのこだわりを卒業するということなのかもしれない ✏母親から愛情をもらえず、母という病を抱えた人は、しばしば自分が誰かの親代わりの存在になることで、自分に得られなかったものを他人に与え、それによって自分の抱えた傷を乗り越えようとする ✏苦しみの九割はら自分自身の傷つきやすさと人を信じられない気持ちが作り出している ✏思い込みは、傷ついた気持ちが映し出された幻だ。幻にとらわれて、過剰反応してしまうことで、余計に事態をまずくしてしまう ✏親のことを許すことができたとき、子どもは自分に対しても、誰に対しても、大きな肯定を手に入れることができる。人生に対して、これで良かったと思うことができる。 ✏そしてある日、まるで自分を蝕んでいた害毒がら透明な結晶となって固まり、取り出されるように、心から剥がれ落ちる
家族関係の問題では、夫婦(両親)のどちらかだけが一方的に悪いということは絶対にないということを、この本を読んで理解しました。 この著者の本には、必ずと言っていいほど「愛着障害」や「安全基地」という言葉(概念)が出てきますが、この本でも後半(第7章「母という病」を克服する)の中で書かれていました。 ち...続きを読むなみに、この本でも「『一旦見切りをつける(一旦縁を切り離れる)』こと、『感情ではなく事実で見ること(客観的になること)』で、本当に自分にとって大切なものが見えてくる」と書かれていますが、本当にその通りだと私は思っています。
現代で急激に増えている心の病のかなりの部分をカバーする内容ではないかと思う。新型うつとか、境界性パーソナル障害とか、発達障害とか色々な病名があるが、すべてここに行き着く気がする。現代に生きる人の必読書と思う。特に親は、この本を読み、子供と向き合ってほしいと思う。特に、子供が良い子で、うまくいっている...続きを読むと思っている親は、手遅れにならないうちに。
自分がこれまで苦しんでいた理由がまさに本書に記されていた。 母という病に知らず知らずのうちに侵され、ダメな自分は生きる価値がないと嘆き、悩み、ひたすら自分を責め続けた。 この本に出会うことができて本当によかった。 少しずつでもいいので、自立して自分を確立させていきたいと思う。 著者の岡田さん、ありが...続きを読むとうございます。
母子関係はかくも子供の人格形成、人生に影響を与えるものかと改めて知らされる。母親の代わりは絶対どこにも無い中、働きながらの子育てをどう考えるべきなのかなと、特に予定もないけど考えてみる。 後半は母子関係を軸に広くコミュニケーションについて参考になる説明も多い。手帳に書きとめたので、たまに振り返って自...続きを読む分の生活を見直したい。
若い頃は 母の理不尽を感じながら気付かぬ振りをしていたけれど、年齢を重ね自分も母になってから、子供達には自分がされて来た事をしない様に 無意識に意識していたことを最近になって認識したようです。多分 後数年以内には亡くなるであろう母が生きている間に この本を読まなくては、と強く思った。読みながら、自分...続きを読むでも不思議な自分が こう言う事で作られてたのかと腑に落ちることが多々。ただ、きちんと母を母と言う病について向かい合わせるには、母は歳を取りすぎている。 そして、これもこの病の症状らしいが、今更苦しめても仕方ないから、諦めて何も言わず[いい子]を演じたまま 今世での関係を終わらせるのだろうなぁとおもっている。 母がもう少し若くて元気でも、きっと向かい合えなかっただろうけど… でも、読んでよかった。
この本は、実際に母親のことで悩んで、進めなくて、がんじがらめにされて、断ち切れない、どうにもならない、思いで生きてきた人にしか、理解できないのではないでしょうか? 長い間、苦しめられてきた存在の分析を、少しづつ出来るようになり、楽にはなってきた。 だが、不信感、嫌悪感しか抱けない(子供の頃は、何...続きを読むもわからないから、信頼しきっていた(だまされていた))、自分が、欠落人間だと、思っていて、自信もなかった。 よく考えれば、そう思うように、コントロールされていたことに気づいた。 でも、そう思う人間が、気持ちが汚いと、罵倒され続けた。 ・・・ 私の、うまく、説明できない、でも、真理をわかっている気持ち・・・が本になっていた。 読むのが辛かったが、冷静に受け取り、これからの自分の指針にしたいと思いました。
母親の存在の大きさに驚いた。それぞれの人の価値観や考え方は過去に起因することは分かっていたが、経験を受け止める皿として母親の存在があるため、それが重要。乳幼児期の母親の存在がオキシトシンの受容体の数に影響することが衝撃的だった。 人のどんな行動も愛着を求めてゆえだと思えると対処しやすくなる感じがした...続きを読む。 過干渉、母親の自己愛、兄弟との比較など客観的に見れば問題があってもいざやろうとするとバランスが難しいんだろうなぁととても思う。 自分は母親という病を乗り越えて今は安定しているのかな。幼少期の癇癪、悪戯、乱暴、悪い行為もそうだし、中高生の時期に頑張って完璧を求めていた部分もそうなのだろう。あとは最近まであった、楽しいとか幸せだと感じても一瞬後には全てがダメになってしまうような不安感。 けど今は家庭の中の問題に気づいて混乱とか衝撃は大きかったが人との会話も繰り返しながら事実を捉えて向き合えるようになった。早い段階で気づいて対処できて良かったし、受け止めてもらえる環境だったのが非常にありがたい。 自分の大切な人からの愛情を、信じられずに跳ね飛ばしてしまうことはとても悲しい。現にそうしかけている自分がいる。不安になった時は相手の考えを聞いてそのまま受け止めるようにしたい。自信のなさでバイアスがかかることもあると思うが。 「100点でなく50点で満足できると、人生はずっと楽になる。60点だったら、上出来だと思おう。100点なんて、不自然だ。」という箇所が印象的だった。 日本人は真面目だと言われるが、慎重派だったり頑張りすぎてしまう部分がずっと母親から子へと受け継がれた結果だとしたなら悲しいなと感じる。
母の存在、そして愛の関係性がどんなに重要かということを改めて思い巡らしながら読み進めた。紹介されるケースに自分自身の身を置きながら、私と母との関わり、私と娘との関わりを考察してみるきっかけとなった。 そもそも、「完璧な自分」「理想の自分」って、そんなに良いものだろうか?それは、本当に自分が望むもの...続きを読むだろうか。(p278) 「悪い子」の自分も、また大切な自分だということ。「悪い子」の自分を受け入れたとき、人は一人前に一歩近づく。(p279) 失敗をし、迷いながらでも、なんとか毎日過ごしている自分に、それでいいんだよと言ってもらえてる気がした。
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母という病
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岡田尊司
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