坂東眞砂子のレビュー一覧
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前回のベストセレクション「再生」よりもこっちのほうがずっと好み。
であるが故に、過去に読んだ話が半分くらい…
平山夢明氏と小林泰三氏が一冊に入ってるアンソロジーだから買って後悔はない。
背表紙の著者名が小林泰三氏になってて、新しく本棚に氏の本が並んだのも嬉しい。Posted by ブクログ -
現代の話と昔の話が織り交ぜられていて、楽しく読ませていただきました。
怪談というより、人の業、因果応報という話たち。
人の悲しみと、それでも生きていく人たち、幽世と現世の不思議な感じ。Posted by ブクログ -
日本を代表する巡礼である「四国八十八ヶ所巡り」に、呪術的要素を加えた、怪奇ロマン系のホラー小説です。日本の風習や、しきたりといった土俗的な部分に惹かれてホラーを好きになった私としては、世界観に入り込みやすかったです。
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高知県山間部の牧歌的な風景と裏腹な忌むべき因習・差別、閉鎖的なムラ社会が醸成するドロドロとした人間関係。
ミステリー的な伏線回収、村を覆う悪夢の真相も含め、好みの作風だった。Posted by ブクログ -
2017年、25冊目は主に隙間読書用にしていたヤツ❗
今昔物語を下敷きにした、短編を、10編収録。今回もタイトルだけ紹介。
鬼に喰われた女
死ぬも生きるも
空虚の板
生霊
月下の誓い
歌う女
蛇神祀り
稲荷詣
油壺の話
闇に招く手
正直、凄く好き、と、微妙、の狭間の一冊。
隙間読書用としては...続きを読むPosted by ブクログ