小谷野敦のレビュー一覧
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著者が言及している内容の妥当性・信憑性は一旦置いといて、着眼点が面白い。
これを根拠に論を展開するのはいただけないが、たたき台としては実に価値のある一冊だと思う。
なにより、小谷野氏の説得力が凄い。Posted by ブクログ -
比較文科学者で作家でもある筆者の経験談を交えての新しい知識の習得や検索方法が書いてありました。タイトル通りかというと、筆者の知的生活の系譜や観た作品についての感想もあるのでエッセイという感じの箇所もありました。しかしそのところも読んでいてクスリと笑えて面白かったです。Posted by ブクログ
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私はこれまでの小谷野さんの文章を読んだ影響で、この本に書かれているように考えるようになっている。仲俣さんと対談やってくれたら、別の考え方が見られてすごく面白くなりそう。Posted by ブクログ
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小谷野氏の価値観の分かりやすさについては、よく理解できた。
今まで、何故こういう評価をするのかと不思議だったから。
まあ、そういうこともあるよなあってことに共感しないわけね。Posted by ブクログ -
神は絶対助けてくれないとちゃんと言ったのは曽野綾子だけらしい。
率直でものごとを誤魔化さない曽野綾子、小池女史も一度会ったことがあり、さらに好きになったらしい。
私は具体的な策で助ける気は無いあげくに、祈るしか無いとか、祈りますね、なんて善人ヅラするクリスチャンが苦手である。
様々な次元は混ぜな...続きを読むPosted by ブクログ -
「純」と「大衆」の違いについて、はっきりとした明確な定義を与えるのではなく、文学の範疇に留まらない例を挙げてその輪郭を浮かび上がらせて行く。ただ、挙げられた作品名を見ても全くピンと来なかった自分には、理解するための読書量が余りにも足りていなかったみたい。Posted by ブクログ
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ファンなので買うわけだが、今回も残念ながら書きとばしてる感じ。しかし第8章「哲学はポストモダンではない」が1ページ半なのがとてもかっこいい。Posted by ブクログ
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バシバシ斬りまくるのでドキドキしますが、最初のあたり、あら!私と好み一緒なのね!と、つい嬉しくなったり(笑)
私も小学生の時、ポブラ文庫のルパンが大好きで繰り返し読んでたんだけど、ホームズと少年探偵団にはピンと来なかったんだよな〜。
あとヒカルの碁が好きってのも。
アンナ・カレーニナ好きじゃないのは...続きを読むPosted by ブクログ -
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・夏殷周秦前漢新後漢三国西晋東晋南北朝隋唐五代北宋南宋元明清中華民国中華人民共和国「かいんしゅうしん、ぜんかんしん、ごかんさんごく、せいしんとうしんなんぼくちょう、ずいとうごだい、ほくそうなんそう、げんみんしん」
・イベリア半島はイスラムのウマイヤ朝が支配し、コルドバを首都として栄えたが、十世紀末か...続きを読むPosted by ブクログ -
この年になって世界史入門もないのだが、知識がないからこういうとっつきやすいものを読むほかない。言っていることがはっきりしていて(というか著者の好き嫌いで語られていて)、小気味よかった。
「現在では、西洋中心主義への批判から、東洋の学問・藝術を高く評価しようとする傾向が一般化しているが、私には依然とし...続きを読むPosted by ブクログ -
日本近代文学、文芸とその周辺についての真面目な雑学的知識満載なので、その周辺に関心のある方には面白く読めると思います。
とはいえ、取り上げられている作家はやはり偏りがあるし、書名の純文学とは何か、について結局著者の結論も見えてこない少々中途半端な本です。Posted by ブクログ