小谷野敦のレビュー一覧
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ローマ帝国よりもギリシャの文明が優れているなど、筆者の私見を交えながら世界史について、語っています。確かに、ただ事実をありのまま述べるよりも、その背景にある歴史などが分かった方が面白いし、学生時代の歴史の授業も楽しいものになっただろうなとおもいました。
人類の歴史は常に、強者によって都合よく作られ...続きを読むPosted by ブクログ -
著者は私と同い年。「帰ってきたウルトラマン」をリアルタイムで観ていたのも全く同じ。従って、共感できるところが山のようにあった。
一か所だけ気になったところ。「帰ってきたウルトラマン」の主題歌は主役の団次郎が歌っていたが、「ウルトラマンレオ」の最初の主題歌も主役の真夏竜が歌っていたはず。Posted by ブクログ -
店頭で見つけて、山川の教科書と悩んだのですが、、
なんとも闊達な語り口に惹かれて、こちらから手に取ってみました。
軽やかでいて、時にバッサリと斬りすてるように、
時代と地域の軸を移しながら、世界史の流れがまとめられています。
とてもわかりやすく、文中では、学術書や小説、ドラマや漫画等々との、
様...続きを読むPosted by ブクログ -
この本には、友達がいない人が具体的にどうすれば友達が出来るかということは書いていない。けれど、とてもおもしろい。著者も言っているが、友達がいないということを言うのは辛い。彼女がいないことよりもよっぽど辛い。この本のなかで答えにたどり着くことはない。けれど友達がいないことに悩んでいる人は読んでみてもい...続きを読むPosted by ブクログ
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著者さんの文章の中心となる主張
・「性の解放(公言された学術用語ではないですが「乱れ」「活発化」「自由化」とも)」による
脱近代化・ポストモダン化は起こっていない、なぜなら、
今もなお近代から続く恋愛結婚は、国内の大部分を占める人たちによって
最重要視されており、また巷では実際に恋愛格差なるものが...続きを読むPosted by ブクログ -
題名から結構オブラートかけない話ぶりを期待して購入。チマタに跋扈する万人受け内容をよそ目に独自意見をつっこみ気にせずガンガン出してくる豪放磊落な内容は、読んでいて結構スガスガしかったです。著者の考えで共感したところやオススメ本は自分も実勢/読破してみたいなと。Posted by ブクログ
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いじけて開き直った小谷野が好きである。
本人も最後に書いてる通り、この本は迷走している。文学上の思いと自分の思いとが錯綜しているが、友達がいない、ということの重みそのものが伝わりおもしろいデキとなっている。
著名人の友達関係などみると、人間は本当に複雑かつ単純に感じる。Posted by ブクログ -
いま、ちまたでは女性お笑い芸人が占い師に洗脳された、という話題が持ちきりである。占いってのは、「こちらがわからない手段によって、こちらのことを知る」技法のことであり、事前調査とかコールドリーディングとか視線の動きをみるとか、かまをかけて反応をみる、とか誰にでも当たるこという、とか様々な技法がある。
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いやあ面白いね。ここまで著者の怨恨やコンプレックスが噴出している新書も珍しい。著者は文学研究者でもあるので、性をめぐる文学のネタも豊富。この本を読むと、文学と性というのは極めて密接なんだなと思う。
僕もモテないから、この本のタイトルは強烈だった。やっぱタイトルって大事だよねえ。タイトルに惹かれて...続きを読むPosted by ブクログ -
未成年(もちろん非喫煙者)および嫌煙家ですが、個人の趣向めでもを規制する健康増進法や全面禁煙化には全面的に反対です。なので駅などの公共の場所から喫煙所が消えて行くことに疑問を感じていますし、分煙化を推進すべきだと思っています。Posted by ブクログ
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こころ』は、いろいろな意見がわかれるところでしょうが、作品に齟齬はあるが、著述の時代を考慮すると名作といって良いのではないでしょうか。親友に対する裏切りや自殺に対するプロットで追うのではなく、江戸と明治の差異で読むと理解できるのではないでしょうか。小谷野 敦『夏目漱石を江戸から読む―新しい女と古い男...続きを読むPosted by ブクログ
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雑誌に載ったときに雑誌室で読んだのだが、なんかいてもたってもいられない気分になった。
あらためて読みなおしてみてやはりひどい。
まあ小谷野先生はなんというか評論家としての作家としても、「本当のこと」を知りたいし書きたい人なんよなあ。Posted by ブクログ -
酒や車の排気ガスはさほど言われないのに、何ゆえタバコだけがこんなに目の敵にされるのか、その矛盾を摘発しつつ著者の「戦い」について記した本。
あとがきで著者自身が述べているように、一部の文章はネット上のやりとりが元になっていて、お世辞にも美しいとは言えない語り口。それ以外でも過激な表現はけっこう多い。...続きを読むPosted by ブクログ