永井路子のレビュー一覧
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浅井家が滅びるようとするなかで長政との愛憎半ばだが確かに愛し合っていた2人。浅井家に嫁いだ時も織田家に戻った時も信長とは違う方法で常に織田家を守る道を模索する。冷酷な長政、軽薄な信孝、鈍感な勝家と人物描写が素晴らしい作品でした。Posted by ブクログ
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戦国の武家の女たちが、外交要素を持ち実家と婚家のつながりを保ちつつ興隆を図る…とする筆者の主張を、主人公お市の方は全く果たしていなかった。
連絡方法は取り上げられ、なすすべもない。特に実家から助が入ることもない。
閨外交ですら思うままには進んでいないし、群雄割拠するあの時代の趨勢を見極めようという意...続きを読むPosted by ブクログ -
読んだけど話が記憶に残らない!
朝廷内の資料も元に怪物岩倉具視を
丸裸に暴いてくれたんだとおもうのですが
読みづらい! 2013.6.8
2018.11.11 再読中
あれ、知識が増えてるからか
スラスラ入る!Posted by ブクログ -
お市の方は,織田信秀の十二男七女の中の一人,信長の異腹の妹である。自由で型破りなことが好きな信秀は,この風変わりな娘を特に愛した。当時,信秀の家格はさして高くない。そのころ尾張に勢力があった織田と言う家の家来である。もともと尾張の守護として入国してきたのは斯波氏で,織田はその被官に過ぎない。が,室町...続きを読むPosted by ブクログ
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想像と違った内容だった。岩倉具視という題名だが、幕末の歴史観が書かれた本だ。小説というよりエッセー。作者の歴史観をどうこう言うつもりはない。岩倉具視という題名がいけないのだ。ちょっと残念。岩倉具視。500円札。懐かしいね。Posted by ブクログ
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岩倉卿の題名の仮面の下、著者の幕末における歴史観を語っているだけのような気がして岩倉卿の物語を読みたい人向けではなかった。
維新後の話もほとんど触れられていない。Posted by ブクログ