【きっかけ・目的】
令和4年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」関連で永井路子の著作の広告が出ていたので思わず購入してしまう。
【感想】
連作短編にとなっており、頼朝挙兵からその死、承久の乱までを主役を変えつつ時系列に物語が展開している。
今まで源平合戦の時代を注目することがなかったのであまりに大河ドラマ
...続きを読むの筋に沿っていることに驚くが、こちらが先の作品なのだ。
作者の慧眼が目を引くが、ストーリーとしても源平合戦から鎌倉初期の時代についてよく理解できる内容だ。
【終わりに】
大河ドラマも後半に移っていく。特に個人的には政子姉妹と阿野全成の最後の描かれ方が気になる。
この小説のように野心があったのか、どうなのか。楽しみだ。