五十嵐大介のレビュー一覧

  • かまくらBAKE猫倶楽部(1)

    やはり不思議な作品

    朝日新聞の書評記事「好書好日」で紹介されていたこともあり、試し読みをしてみました。
    題名通りっぽい雰囲気です。この方の作品も読んでいきたいです。
  • 給食アンサンブル
    私は給食のない学校なので小学校の頃の給食を思い出しながら読みました。最初は脇役だった人物も後から複雑な事情を抱えていたりしてとても面白かったです。給食、もう一度食べたいな。
    最後は感動します!
  • 海獣の子供 5
    壮大で荘厳。圧倒的で、よくぞこんな手に取れる媒体に収めちゃいましたねと、圧巻。
    恐怖というより畏怖。
    オカルト。
    結論や結果を求めるような本ではないと思う。なので、ファンタジー的なものを求めて読むとがっかりするよ。 
    すごいなー。すごいなー。
    命の生まれる奇跡。
  • かまくらBAKE猫倶楽部(1)
    プロトタイプにあたる長編の特別読み切り版は単行本に載っていないので注意。講談社公式マンガアプリのコミックデイズで読めます。(2024/03/18現在)
  • かまくらBAKE猫倶楽部(1)
    五十嵐大介の新作。女性誌での連載と知って吃驚。主人公の男2人がやたらベタベタしてるのは「猫」のイメージもあるだろうけど女性向けへの配慮だったりするのかしら?
    とはいえ内容は鎌倉と猫をテーマにした怪異譚の連作で、説明のつかない不思議な話を絵で見せるというのは初期の「はなしっぱなし」を思い出させる。特に...続きを読む
  • 海獣の子供 1

    どんどん現れる謎。

    不思議な光は、海へ帰る印?
    どうして生き物は、不思議な光へ集まるの?
    疑問が増えていく中、今度は、いつも一緒だった兄弟の海と空が、離れ離れになっちゃうの?

    広い海の秘密を、見ているような気持ちになる。
  • 魔女 1

    カリスマ

    心の底にある靄を具現化したような漫画でした。人を虜にするカリスマを持ってると思います。表紙の次に出てくるものすっごい細かい文様がぎっしりの絵はどんな気持ちで描いたのだろう。
  • 給食アンサンブル
    すごく素敵な話だった。

    ずっと美貴の話が続くのかと思っていたら違っていたけれど、一人一人の話にじーんとしてしまった。如月かずささんは心の中を描くのが上手だ。

    ABCスープは初めて聞いたけれど、なんだかどの給食にも思い出がこもっているよう。私が食べている給食にも思い出があるのだろうか。深く考えさせ...続きを読む
  • リトル・フォレスト(1)
    この本(と映画)のせいで、おかげで
    古民家暮らしはじめてしまった。
    バイブルでもあり禁断の書でもある。
  • 海獣の子供 5
    ・3回目くらいの再読。
    ・海のすべてを描くつもりかってくらい凄まじい絵。特に最終巻の『誕生祭』、ページを埋め尽くすほどの大量の生物が縦横無尽に動き回って、もはや狂気。
    ・「けっきょくあれは何だったん?」って要素がたくさん。でもそのもやもや感すら物語の底知れなさにつながるのでずるいな。
    ・読むと海辺に...続きを読む
  • 給食アンサンブル2
    シリーズ2作目。給食にまつわる連作短編集。
    前回の主人公は中1だったが、今回は中2。
    その分、悩みの内容が少し深くなっている印象。
    思い悩みながらも、それぞれが自分自身と向き合って答えを見つけていくところがいい。
    「くじらの竜田揚げ」が個人的には特によかった。

  • 給食アンサンブル
    とっても面白かった。仕事柄、YA図書の勉強のために読んだけど、普通に楽しめた。どの章も同じくらい面白くて、思春期の苦しさもうまく包括して表現されていて、胸が苦しくなったりも。黒糖パンの回が1番きつかったかも。

    章の構成もうまく計算されていて、さすがでした。

    ①七夕ゼリー:美貴
    ②マーボー豆腐:高...続きを読む
  • 給食アンサンブル
    6人の中学生の揺れる心を
    給食を通して描かれた一冊

    人気者が一生懸命キャラ作って
    頑張っている苦しさとか
    一生懸命大人っぽくしようとして
    上手くいかない感じとか
    大人も共感できる
    心の苦しさあるあるに
    思わずホロリと来そうになりました。
  • アフタヌーン 2022年2月号 [2021年12月25日発売]
  • BE・LOVE 2022年9月号 [2022年8月1日発売]

    初志貫徹して欲しかったな

    コミック勢だったけど最後はどうしても最速で読みたくて購入しました

    何回も何回も読み返し泣いた作品
    素晴らしい作品を世に送り出して下さってありがとうございます

    千早、新、太一
    それぞれ1番欲しかったものを手に入れる事ができたんだなって
    また何度も読み返して気づきました

    全てのキ...続きを読む
  • RE-END 死から問うテクノロジーと社会
    「死」を学際的に検討する過程で、よりよい「生」とは何かについて考えされさせられた。死とは生物学的な個体の絶命という意味を超えた観念であると感じた。死者を弔うのは他者であるが、その死者の存命中はもちろん、死後に至っても相互作用の中で誰かの自己と社会が形成されていく。そのような「分人」的観点で捉えると、...続きを読む
  • ねこの小児科医ローベルト
    子どもが小さかった時には毎年悩まされていた、ノロウイルス、ロタウイルス。家族も必ずうつされた。懐かしいと同時に、辛かったなぁと思い出す。
    あの頃、ローベルト先生がいてくれたらなぁと思う。小さな子を持つ親には本当に小児科の先生というのは頼もしく、ありがたい存在だ。
    本の感じから、小学生くらいから幼稚園...続きを読む
  • 給食アンサンブル
    美貴と桃と満とまさととこずえ。
    6年生たちが給食によって気持ちがみんなそれぞれ変化していく面白いお話。
    僕は一番最後の卒業給食というお話が大好きで、離れ離れになってもちゃんと友達って言うことが心に残りました。
  • そらトびタマシイ

    圧倒される画

    五十嵐大介という漫画家の作品は、コマというコマの画からものすごいエネルギーを感じる。
    生命の息吹が、静かに大きな波となって読者を包み込む。
    人間・動物・神・自然、それらが互いの世界に重なり合い、別視点の感覚を呼び起こす。普通の感覚とはまったく違う、普段は眠っている原始的な・本能的な感覚を揺さぶら...続きを読む
  • SARU 上
     表紙怖かったけど、中の絵が綺麗で好きだったので購入。その後友人が見たことある絵や言って調べたら有名な人でした。(ちゃんと知っとかな...)

     なんというんでしょうか、非常に難しいお話やったのではないかと思います。物語の進行としては複雑ではないのですけれど、宗教、文化、民族と知らないカタカナが大量...続きを読む