五十嵐大介のレビュー一覧

  • ウムヴェルト 五十嵐大介作品集
    ディザインズの元になったウムヴェルトー環世界。
    短編集ではあるんだけど、作品集とあるように、ウムヴェルトに収斂するような作品の流れが見られて、超満足。
    同日発売の惑わない星が「未開」の人を啓かせるための手順を踏んでく魔法漫画だったけど、ウムヴェルト、ディザインズの流れは世界を包む魔法について物理身体...続きを読む
  • ディザインズ(2)
    五十嵐大介さんの新刊。
    ミセスビッグはダジャレかと思っちゃった。
    年一でしか読めないのは辛いけど、至福でもあるから、いたしかゆし。
  • リトル・フォレスト(1)

    映画のほうを先に観ていました

    映画の原作で、かつ期間限定無料ということで読んでみました。映画とほぼ同じストーリーではありますが、思ったよりラフな絵で。ま、しかし、そのほうが想像力をかきたてるのかもしれません。手書きの字も少々読み難いと感じます。映画を観た時は、主人公が作った料理を再現したくなりましたが、原作では、それほど、そそら...続きを読む
  • はなしっぱなし 新装版 上
    風の中に 遠くから乗ってきた 水の香りを感じたり
    すれ違いざまの 会話の断片が なにか、心に引っかかって また、飛んでったり。
    日常には、 様々な 触れては 途切れる 感覚が満ちている。
    でもそれは、本当に微々たる刺激なもんだから
    それに こだわるひとは、ほとんどいないんだな。
     
     
    でもさ、
    ...続きを読む
  • 海獣の子供 5
    何度読んでも凄いと思う。圧倒されます。
    でも、本当に分かってるの?と言われるとなにもわかってない。圧倒されるのみ。
    大好きな世界。でも4巻までが特に好き。
  • ディザインズ(1)
    命の観念とか倫理とか…に通じるようでいて、クーベルチュールお嬢様の、一人の女の子の、物語になりそうな予感。
    静かな夜の森に、温かみを感じるようになる。
  • ディザインズ(1)
    五十嵐大介の新作はバイオサイエンスホラーだった。ファンタジー系の人だと思っていたので、ちょっと意外。
    元の雑誌への掲載回数が少ないせいか、単行本になるのも年1回くらいしかないと思われ、第2巻もあと数か月は待たなければならないかと思うと、かなり待ち遠しい。
  • アフタヌーン 2016年10月号 [2016年8月25日発売]

    何はともあれげんしけん

    楽しかった長期連載をここまで完璧に終らせて貰える
    読者としてコレ以上の幸せはありません
  • SARU 上
    上下巻と聞いて、どうせ冬目や鶴田同様に、延々待たされるパターンだな、と予感。
    下巻が出てから読もうと思っていたのに、待ちきれず。

    ものすごく壮大なストーリーになっていて、下巻も楽しみ!
    アングレームに猿が現れようとする、一番いいところで引っ張られている。

    また五十嵐大介にはキャラ造詣も期...続きを読む
  • SARU 下
    壮大なスケールに比して巻数が……、
    というのは、いくら言っても詮無いこと。
    でも、もっともっと膨らませて言葉ではなく描写で説明すれば……と思う。

    同じ雰囲気をもつ『魔女』所収「ペトラ・ゲニタリクス」にも負けず劣らずのおもしろさ。
    大満足です。
  • そらトびタマシイ
    ★そらトびタマシイ
     父をなくした少女が、フクロウの雛を踏み潰してしまい、憑依される。
     そして街で出会った、犬に憑依された女性に、助けてもらう。
    →紙の生え際から羽毛が生えてきた……というシーンが非常に鮮明。触感に訴えかけてくる。
     ちょっとしたシーンだが、肉体変質系の話は非常に怖い。(映...続きを読む
  • ディザインズ(1)
    宇宙開発、戦闘用にデザインされた人と動物の融合個体『ヒューマナイズド・アニマル』。彼女たちのしなやかな肢体が躍動し、強化された聴覚、臭覚、触覚が世界を認識する。その自他の境界がわからなくなるような万物に溶け込んでゆく感覚…に陶然となります。異形の姿もグロテスクなはずなのに美しい。禍々しくも神々しくも...続きを読む
  • ディザインズ(1)
    レビュー忘れてた。

    大好きすぎる五十嵐さんの新作。
    生物+ミリタリー+思想の配分が一番取っつきやすそう。
    はー。全部のページがご褒美のようですわ。はぁ。
  • ディザインズ(1)
    読んだ時興奮が止まらなかった短篇「ウムヴェルト」。
    本作でオクダがまだ多くを語っていないのでそれが序章だったのかどうかわからないけど....
    (でも彼女は人口喉頭を使っているし容姿はそのままのように思える)

    待ちに待った五十嵐先生の新作が少なくともその「ウムヴェルト」の流れを汲んだ作品であったこと...続きを読む
  • 海獣の子供 4
    この人こんなに描いてしまって大丈夫かなって心配になる表現者の方というか作品に出会う事がありますが、この巻を読んでいてそんな気持ちになりました。この本はリアルタイムで読んでいるわけでもないので、作者の方は今でも何かを作っているのだと思うのですが、これを描いても尚表現したいものが残っているというのがすご...続きを読む
  • 海獣の子供 1
    臨場感溢れる作品で読んでいて独特な世界観に引き込まれました 女の子の地に足の着いた現実的な存在が空と海の不確かさ、幻想的運命的な宙に浮いた存在を引き立てているように思いました また、フィクションとノンフィクションの境目をあやふやにしていて現実世界でも起こりうることなのではないかとリアルに感じました ...続きを読む
  • リトル・フォレスト(1)
    小さな村で自給自足の生活を送る女の子の話。生活はこの場合、ほとんどが「食べる」ためにある。畑を耕し、種を撒き、収穫し、また次の収穫に備えて種を撒く。蓄える。料理する。食を軸に生活があり、食が人間と自然をつなぐ。体を動かして日々の糧を得る。
    ロハスとかスローライフ・・・って言いたくないな~。都会目線の...続きを読む
  • 魔女 2
    収録されてる短編「うたぬすびと」が好きで何度も読んでしまう。五十嵐さんの作品には、祝福と罰を等しく与える自然が描かれている。調和を受け入れる人間には開かれ、恩恵を与える一方で、調和を乱す人間には容赦なくすべてを奪ってゆく。自然を神とする信仰はたくさんあると思うけど、愛と畏怖を抱く対象として、そうなる...続きを読む
  • アフタヌーン 2014年1月号 [2013年11月25日発売]
  • 海獣の子供 1
    ひたすらに美しい場面が続く。

    イラストの美麗さもさながら主人公の女の子がかわいい。
    孤高の存在って萌える。
    最終巻の5巻の内容は語ることはできないが、その圧巻の描写にアプローズ(拍手)せずにはいられない。

    しかし、この絵の線が100円のボールペンで書かれているとは信じられない。
    線も色も美しすぎ...続きを読む