小川一水のレビュー一覧
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25世紀末。〈救世群〉議長の娘イサリはスカイシー3で脱走し、ボーイスカウト活動中だったMHD社の最高責任者の息子アイネイアと出会う。濃密な一日を通じて友人になった二人。だが、〈救世群〉の中枢は非染者社会への宣戦布告に向けて着々と準備を進めていた。太陽系外からやってきた異星人カルミアンや、被展開体のミ...続きを読むPosted by ブクログ
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救世群、2PA、MMSの連合軍がついにドロテアへ侵攻。激しい攻防の末、一旋次やミヒルとの戦いに終止符が打たれる…
ついにここまでやってきた…!
オンネキッツやアカネカとの交渉はまだほとんど進展がないが、泣いても笑ってもあと1巻!
ここまで来たら全員にとって悪くない結末を迎えられることをただただ望む...続きを読むPosted by ブクログ -
2231年、廃棄された宇宙戦艦に閉じ込められた少年2人を救うため、北アルプスにある太陽観測所に落ちてきた紫蘇漬大根のような時空をまたぐ生命体を通じてコンタクトをとる2014年の観測所員。
設定のハードな部分は読み飛ばしてもOK(俺もなんとなく分かってないような分からんようなで読んでいた)、時空間の...続きを読むPosted by ブクログ -
2PA副司令のコルホーネンにより太陽系人類と救世群との戦い、シグナレスウォー以降の太陽系人類の歴史が語られる。
カルミアンはMMS人を自覚し、様々な人種、生命体がダダーのノルルスカインを通して接触する。
物語としては進んでいないが、読者にとっては怒涛の展開。
だんだんと真の敵が見えてきて、ヒトと...続きを読むPosted by ブクログ -
斜線堂有紀の上智卒なるほど!と思わせる英語力も見せつけられました。斜線堂ファンなら、この短編だけのために読むべき一冊です。
・石川宗生「うたう蜘蛛」
死ぬまで踊り続ける奇病が蔓延したイタリア。総督の前に、「この流行り病を収束させてみせましょう」とホーエンハイムなる錬金術師が現れる。
性描写あり、中学...続きを読むPosted by ブクログ -
歴史に生きる人々の心情を特に焦点が当たっていた話や、SF設定におもむきを置いている話、とアンソロジーの強みを活かした独自の世界観が面白かった。Posted by ブクログ
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学問の心を感じる
“大きな構図の、外側のさらに大きな構図がわかったところで、いちばん小さな手元の問題が消えてなくなるわけじゃないの。ねえ、知ってるかしら?痛みや悲しみはそれが重なると麻痺してしまうけど、責任というものは、背負えば背負っただけ、無限に重く感じていくものなのよ。
p100Posted by ブクログ -
大河ドラマ的に壮大な(すぎる)SF叙事詩
●純粋知性体
「違うね。僕がやっていたのは、何をしないかを決めることだ」
ー ダダーのノルルスカイン
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愛欲こそは、自と他を溶かし合う営みこそは、短く儚く焼け死ぬ者にも、無明の混迷に彷徨う者にも、等しく達成の境地をもたらす福音なのだ。Posted by ブクログ -
敵が過去を遡ってまで人類を滅ぼそうとするので、未来の人間は同じように過去を遡る。結果的に人間が勝つんだけど、それまでどう勝っていくのか気になって一気に読みました。Posted by ブクログ
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巨大ガス惑星、大気を泳ぐ巨大な昏魚、自在に変型する宇宙船で漁をして暮らす人々。
…という世界の設定だけでもわくわく。
そして、夫婦で操船するルールの中で、異例の女性ペアで船を操る、テラとダイオードのぶっ飛びまくりの活躍。
ぷはー、面白かった。
ストーリーとしては、あらすじを書くこともできないんだ...続きを読むPosted by ブクログ -
相変わらずの世界観と愉快さ。
今作は2人の関係性がより深まって、その様子も微笑ましくて◎
ダイさんの、まくし立てる話し方が可愛くて結構すき。笑
3作目もあるかな?
コミカライズもたのしみだな〜Posted by ブクログ -
やっと話が見えてきた感。特に、全体を見る目線がわかって、読むのが楽になってきた。3巻、4冊、それなりの分厚さを一気に読めるのはすごい。でもやっぱり少し疲れてきたので、次どうするか悩むところ。Posted by ブクログ
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急に現代に逆戻りと思ったけど、読み終えてみると急でもない気がしてきて何とも言えない。実は1巻ってこうだったのか?とか色々浮かんでしまう。面白かった。Posted by ブクログ