小川一水のレビュー一覧
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来た、いよいよ1巻への繋がりを予感させるワードがいくつも出てきて、そのたびにテンションが上がる
人類もそれぞれ動いているが、その影に色んな知性体や生命体の行動が見え隠れする
ゆっくりと紐解かれていくのが良いPosted by ブクログ -
またしても打って変わって農業の話なのだが、これがまぁ面白い
零細の農家の厳しい現実を描きつつも、そこにある農業の理論性や日常での機微、人間関係をも見事に感じさせる
それでいて、並行で語られていたノルルスカインへの見事なリンク
娘の正体が分かってから、最後のアニーの独白までの流れは本当に見事だ
丁度、...続きを読むPosted by ブクログ -
1巻で投げられた謎の裏側サイド!
ついにイサリがどこからメニーメニーシープにやってきて、なにを想い行動していたのかが明かされる・・・!!
大分謎が解けてすっきりした上に、嬉しい事実もあり、ああやっぱりね?!
このシリーズはますます早く続きが読みたい。Posted by ブクログ -
近未来を舞台にした作品5編収録のSF短編集。
近未来といっても10年、20年先というわけではなく、場合によっては数年先にはこうなっているのではないか、という作品ばかりです。
そのためか出てくる登場人物たちも身近に感じられるキャラが多いです。表題作の「煙突の上にハイヒール」は結婚詐欺師に騙さ...続きを読むPosted by ブクログ -
完結したあかつきには各賞総なめするであろう傑作をリアルタイムで読み継いでいく愉しみは、何物にも代えがたい。
ページを捲るたびにドキドキしながら読み進む体験はそうそうできるものではないが、本シリーズは数少ないうちのひとつと言えよう。Posted by ブクログ -
2009年9月30日発売
『天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉〈下〉』
から長かった~。遂にスタート位置に来たわけです。
あの/これまでの物語の裏で語られなかった別の視点で。
早く9月になって。そして〈上〉〈下〉でなく
PART 1なので、万が一Ⅷが次でまとまらなくても、
ここまでついてき...続きを読むPosted by ブクログ -
全国○万のイサリファン必読、シリーズ第8弾にしてI巻の続編とも言うべき待望のVIII巻第1部。I巻衝撃のラストからどう繋がるかとドキドキして読み進めたが「そうきたか!」と誰しもが思うに違いない展開になります。
イサリ目線でI巻をなぞる今号、あれはそういうことだったのねと膝を打たせる構造も憎い。ここま...続きを読むPosted by ブクログ -
ーーー「起きて、イサリ。奴らは撃ってきた。静かにさせましょう」
いつとも、どことも知れぬ閉鎖空間でイサリは意識を取り戻した。
ようやく対面を果たしたミヒルは
敵との戦いが最終段階を迎えていることを告げ、
イサリに侮蔑の視線を向けるばかりだった。
壮大なる因果がめぐるシリーズ第8巻前篇。
待ちに...続きを読むPosted by ブクログ -
ついに「救世群」が太陽系国家群を相手に撃って出る。
Part1で疑問だったイサリとミヒルについては、やはりメニーメニーシープに現れたイサリとミヒルだったか。硬殻化した「救世群」の人々はこの後どんな運命を辿るのか、ノルルスカインはカンミアとどんな関係で絡んでくるのか、カンミアはこれから「救世群」、「恋...続きを読むPosted by ブクログ -
メニーメニーシープからだいぶ経ったが、そろそろ最初の物語に関連する事柄が見えて来たのか。今回は、「救世群」と「非染者」のねじ曲がってしまった悲劇の関係が垣間見えて、ちょっとした事の行き違いが大きな誤解を生むと言う警告をしている様に思えた。その昔、千茅と青葉が築いた様な関係が持てるのだろうか。
内容と...続きを読むPosted by ブクログ -
小川一水の超大作、天冥の標の第7巻。
冥王斑の蔓延る地上を避け、地下で生き残る人類のお話。
泣きっ面に蜂とサソリが同時に来るかのような状況を、少年たちが苦悩しながらやり過ごしていく。
舞台が狭い閉鎖空間であるのも味方してか、ただ静かに語られる物語といった感じを受けた。Posted by ブクログ -
小川一水の超大作天冥の標の6-3。
「シリーズ中盤のクライマックス、ついに終結」と帯に銘打ってある通り、長かった第六巻の最後の巻。
太陽系外から来たカルミアン達の協力により、プラクティスが行くところまで行ってしまう経緯の話。第一巻につながる役者達が出揃ったか、という感じ。
事態はあちこちで悪い方...続きを読むPosted by ブクログ -
小川一水の超大作の第五巻目。ようやく半分(ただし次の巻はPart3まであるのが見えている)。
今回は、一見これまでの話と繋がりの無いような農夫の話と、逆に明らかに物語の中核であろう被展開体「ノルルスカイン」の話が交互に綴られる。
段々と、これまでの点と点が繋げられて線になってきたと感じられた。
...続きを読むPosted by ブクログ -
自分達が把握していた世界を知り尽くして(そういう気になって)、新たな世界に進出した時。
そこで出会った意思疎通の出来る存在に対して、上から目線で接してしまうのは何故でしょうね。
大航海時代がそうですよね。
全て自分達の価値観に当てはめて、それ以外は劣性であると決め付けてしまう。中学生の万能感ですか...続きを読むPosted by ブクログ -
―――《救世群(プラクティス)》が太陽系全域へと撒いた冥王斑原種により、人類社会は死滅しようとしていた。
シェパード号によって《救世群》のもとから逃れたアイネイア・セアキは、辿りついた恒星船ジニ号でミゲラ・マーガスと再会する。
しかし混乱する状況のなかジニ号は小惑星セレスに墜落、かろうじて生き残...続きを読むPosted by ブクログ -
ーーー少年の無私の優しさに少女が触れたとき、
太陽系世界は大いなる転機を迎える。
好評シリーズ第6弾
『天冥の標』第6章
いよいよ役者が出揃った感のある第6章。何を言ってもネタバレになるような気がするので抑えるが
どのプレイヤーの立場にたっても読める構成は非常に良く練られており、深く物語の...続きを読むPosted by ブクログ -
天冥の標 第6章 Part1〜3のうちの2
ちゃんとしたレビューはPart3にまとめて
「来たれ冥王斑。われら隷属せぬ者《酸素いらず》、二重螺旋のコドンの一片まで圧政者の前に立ちはだからん」Posted by ブクログ