三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)
    三浦綾子作品、こんなに面白いなんて知らなかった。
    愛憎ドロドロ劇だと知っていたらもっとはやく読んだのに。笑

    昼ドラもびっくり、てんこもりの愛憎ドロドロ劇。
    陽子ちゃんが健気で不憫で可愛くて、陽子ちゃんの幸せだけを願って読みました。
    続き気になるけど、これはこれできれいなラストだなあ…
  • 氷点(下)
    三浦綾子作品、こんなに面白いなんて知らなかった。
    愛憎ドロドロ劇だと知っていたらもっとはやく読んだのに。笑

    昼ドラもびっくり、てんこもりの愛憎ドロドロ劇。
    陽子ちゃんが健気で不憫で可愛くて、陽子ちゃんの幸せだけを願って読みました。
    続き気になるけど、これはこれできれいなラストだなあ…
  • 塩狩峠
     久しぶりに涙目になりながら読みました。死や罪といった問題に真摯に向き合った信夫のラストに感動と信仰の光を感じられました。
     自分の小学生の頃、死んだらどうなるのかという問題に暗澹となり恐怖をしていた日々を思い返すと本当にあの頃の自分に読んでほしい一冊です。
     
     主人公の信夫の一生を追う内容のこの...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠
     久しぶりに涙目になりながら読みました。死や罪といった問題に真摯に向き合った信夫のラストに感動と信仰の光を感じられました。
     自分の小学生の頃、死んだらどうなるのかという問題に暗澹となり恐怖をしていた日々を思い返すと本当にあの頃の自分に読んでほしい一冊です。
     
     主人公の信夫の一生を追う内容のこの...続きを読む
  • 海嶺(下)
    歴史に翻弄された男たちの数奇な運命!

    岩松改め岩吉、久吉、音吉の3人は、幾多の困難を乗り越え、5年ぶりに日本を目の前にしている。しかし彼らに対する祖国の仕打ちは容赦ないものだった……感動巨編、涙の完結編。

    史実を元に描いているが、本当に祖国である日本の仕打ちがひどい。体制維持を是とする幕府側の頑...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(下)
    歴史に翻弄された男たちの数奇な運命!

    岩松改め岩吉、久吉、音吉の3人は、幾多の困難を乗り越え、5年ぶりに日本を目の前にしている。しかし彼らに対する祖国の仕打ちは容赦ないものだった……感動巨編、涙の完結編。

    史実を元に描いているが、本当に祖国である日本の仕打ちがひどい。体制維持を是とする幕府側の頑...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 泥流地帯
    初め読み始めは「第一次大戦後の古き北海道集落の貧しい話」だと思って読んでました。
    途中まで「幸せとは?」とか「真面目な人間ほど苦労するのかな?」とか考えさせられながら読んでました。
    で、最後の方になると、読み応えがある内容がギッシリのスペシャル。
    最後は眠気も覚めて一気に読みました。
    良い話かどうか...続きを読む
  • 母

    蟹工船は昔読んだことがありましたが、小林多喜二の人生はよく知りませんでした。母親の目線から語られる多喜二は自分の正義に真っ直ぐ向かう強さを持っていて、そして惨い最期を遂げます。なぜ人を助けようと行動することが罪になるのか、母親の苦悩にキリスト教が最終的に支えとなったのは自然の流れかと思います。理不尽...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(中)
    遠州灘で遭難し奇跡的に北アメリカに漂着した岩松ら3人は、先住民に奴隷にされる。しかしイギリスの小社の援助で日本に帰国できる道が開かれる。希望を持った3人を待ち受けたものとは……。
  • 海嶺(中)
    遠州灘で遭難し奇跡的に北アメリカに漂着した岩松ら3人は、先住民に奴隷にされる。しかしイギリスの小社の援助で日本に帰国できる道が開かれる。希望を持った3人を待ち受けたものとは……。
  • 海嶺(上)
    天保3年(1832年)、知多半島から出航した千石船宝順丸が、遠州灘で難破する。岩松、久吉、音吉の3人は、1年2ヶ月後、奇跡的に北アメリカに漂着する。彼らには想像を超えた運命が待っていた。
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(上)
    天保3年(1832年)、知多半島から出航した千石船宝順丸が、遠州灘で難破する。岩松、久吉、音吉の3人は、1年2ヶ月後、奇跡的に北アメリカに漂着する。彼らには想像を超えた運命が待っていた。
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠
    キリスト教が忌み嫌われていた時代。
    士族の家に生まれた美しい青年ーー永野信夫は人間の罪深さについて悩み、考えながら生きていた。
    やがてその問いの答えをキリスト教の教えに見出し、感銘を受ける。
    仕事も私生活も順風満帆で、結婚を控えたある時、彼は列車事故に遭う。彼は自らの命を犠牲にして多くの乗客を救った...続きを読む
  • 塩狩峠
    キリスト教が忌み嫌われていた時代。
    士族の家に生まれた美しい青年ーー永野信夫は人間の罪深さについて悩み、考えながら生きていた。
    やがてその問いの答えをキリスト教の教えに見出し、感銘を受ける。
    仕事も私生活も順風満帆で、結婚を控えたある時、彼は列車事故に遭う。彼は自らの命を犠牲にして多くの乗客を救った...続きを読む
  • 塩狩峠
    1976年に開始された『新潮文庫の100冊』で、47年間選ばれ続けている常連作品。

    この三浦綾子の『塩狩峠』と同様に、開始時から毎年選ばれている日本人の作品は、夏目漱石『こころ』、太宰治『人間失格』、井伏鱒二『黒い雨』、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』の4冊のみ。名作と言っていいでしょうね。

    東京の本郷...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠
    1976年に開始された『新潮文庫の100冊』で、47年間選ばれ続けている常連作品。

    この三浦綾子の『塩狩峠』と同様に、開始時から毎年選ばれている日本人の作品は、夏目漱石『こころ』、太宰治『人間失格』、井伏鱒二『黒い雨』、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』の4冊のみ。名作と言っていいでしょうね。

    東京の本郷...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 ひつじが丘
    相手につい文句を言ってしまいがち。
    でも自分も相手と同じ人間なのだから、自分も同じことをする可能性は十分ある存在だ、と考えることでストレスなく人を受け入れることができるようになった。
  • 三浦綾子 電子全集 ひつじが丘
    読んだのは中学生ぶりくらいだった気がする。当時受けた衝撃よりも今年改めて受けた衝撃の方が大きい。ある程度歳をとった今、この作品を通して「ゆるす」ということの難しさと尊さを感じることができて良かった。このタイミングで出会うべき本だったように思う。
  • 三浦綾子 電子全集 ひつじが丘
    50年以上前の作品。
    それでも現在でも難なく読めた作品。

    舞台は戦後四、五年後の若き女子高校生達(女学校から高校生に変わる頃)の、男女間のもつれなお話。

    どなたかが感想に“コンパクトな氷点”と表現していたが、確かにそんな感じがしました。

    テーマは“愛”と“赦し”。

    とは言え、氷点よりドロっと...続きを読む
  • 氷点(上)
    夫、啓造の嫉妬心。浮気した妻、夏枝への怒りと、復讐からとはいえ、実娘を殺した犯人の女の赤ちゃんを夏枝には、そのことは教えず育てさせる異常さ、設定が面白い。啓造も苦しむことになるのに。歪んでいる。最後、まさかの展開に。
    下巻が楽しみです。