三浦綾子のレビュー一覧
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先月たまたま三浦綾子記念館近くに行った。今月も旭川に行く用事があるのでそれまでに氷点を読んでみようと思いたち読み始めた。内容的には昔の昼メロ的な雰囲気でスラスラと読め面白かった。現代であればここまで話もこじれない事が皆が内に秘め過ぎて皆で不幸になって行く。これも時代なのかな?敬造、夏枝夫婦のサイコパ...続きを読むPosted by ブクログ
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陽子を介して男女の性差が浮き彫りになってきて非常に良い。
啓蔵が今まで養子である陽子に対して、
「殺人犯の子であり我が子でない」消極的な思いを抱いていたにも関わらず、女になりつつある陽子に恋心や下心を抱き始める。
逆に幼少期の陽子を我が子のように手塩にかけて育て、溺愛していた夏江は、陽子の美貌・若さ...続きを読むPosted by ブクログ -
三浦綾子さんの本を初めて読みました
雪虫やナナカマドは道民なのでわかるわかる!と共感して読みました
素敵なクリスチャンのご夫婦で、ご主人の人柄も素晴らしいと思いました
学ぶよろこび
小さな生命を守るために
は子供にも読んで欲しいと思いました
この本に出会えてよかった!!Posted by ブクログ -
23歳の今。
この本に出会って本当に良かったと思いました。
良一に惹かれて結ばれた後、後悔する気持ちのやり場の無さ。とても感情移入しました。
そして奈緒美の両親の温かさ。
愛とは何かを深く学びました。
どんな境遇に立っても人を裁くのではなく、許して生きていく。
この本からとても難しい人生の課題...続きを読むPosted by ブクログ -
30代40代50代と3回再読
そのくらいオススメ
読む年代で感じ方が変わりますね(深まります)
50代での再読では市村キワ(耕作達の祖母)と同い年になってしまった
生きていられる内10年一度の再読続けたいな
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達哉が自分勝手過ぎてイライラしてしまった笑
達哉にもまた原罪が生まれたのであろうと思います。
さて、上記の点は抜きにして続編もみるみるうちに氷点の世界に引き込まれた。
本当の陽子の人生はここから始まるのだと思います。
結局、どういう道を選ぶのかは読者の想像にお任せということでしょうか。
全ての罪が晴...続きを読むPosted by ブクログ -
戦時の旭川の新米教師の話。昭和25年に三国同盟、政党解体、国家総動員、配給制が始まるのに、日本国内の出来事ではないように受け止めた上、いずれ勝つでしょとの国民一般の意識。新聞や東大も国策に疑義を持つ者を排除し、決まったベクトルに進んでいく。。そんか中、キリスト教の博愛精神を持つ担任に憧れ、教師となっ...続きを読むPosted by ブクログ
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10年以上、折に触れて読み返している。
内容は重たいが、深く悩んだ時や落ち込んだ時に読み返すと孤独が紛れる。閉塞感や低調なテンションの語り口が寄り添ってくれることもある。
誰かを愛するとは、誰かが自立して生きていけるようにすることだという言葉が印象的であった。Posted by ブクログ -
素直な言葉で、まっすぐ書かれているので、主人公である信夫の心情が、本当に素直に入ってくる。
読み進めるごとに感情移入しているのに気づき、
最後を読むのが怖いほどだった。
自分にはない信仰を持った人の話を、これほどまでに素直に受け入れられたのは初めてかもしれない。
現代人が忘れてしまっている心が...続きを読むPosted by ブクログ -
大病を患いながらも、まさに青春時代における精神的な潔癖さで、倫理観や人生観を悩み、さまざまな物事を拒絶したり受け入れていったりする様は、誠実かつ情熱的で、ご本人の人格を少しでも理解出来たと思います。
三浦綾子さんの小説を読むのであれば必読です。Posted by ブクログ -
昔、TVドラマで内藤洋子が陽子役で出演しており夢中になってみていた。とても感動し、今でも記憶にはっきりのこっている。
2回目となるが改めて改訂版を購入し読んでみた。
青臭いかもかもしれないが、陽子の真っ直ぐで、芯の強い生き方に感動もし教えられた気がした。
この本のテーマは原罪ということだそうだが、私...続きを読むPosted by ブクログ -
難しい言葉があまり使われていないので読み進めやすいです。氷点という題名は、水になるのか凍るのか、登場人物達の曖昧な心情を表しているのかなと思いました。
【読み終わって感じたこと】
辻口家の夫は妻の裏切りに気付き、その痛みが復讐心に変わってしまいました。妻と向き合い、その問題を話し合う勇気が夫にあれ...続きを読むPosted by ブクログ