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Posted by ブクログ 2024年04月09日
キリスト教が忌み嫌われていた時代。
士族の家に生まれた美しい青年ーー永野信夫は人間の罪深さについて悩み、考えながら生きていた。
やがてその問いの答えをキリスト教の教えに見出し、感銘を受ける。
仕事も私生活も順風満帆で、結婚を控えたある時、彼は列車事故に遭う。彼は自らの命を犠牲にして多くの乗客を救った...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月22日
1976年に開始された『新潮文庫の100冊』で、47年間選ばれ続けている常連作品。
この三浦綾子の『塩狩峠』と同様に、開始時から毎年選ばれている日本人の作品は、夏目漱石『こころ』、太宰治『人間失格』、井伏鱒二『黒い雨』、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』の4冊のみ。名作と言っていいでしょうね。
東京の本郷...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月03日
素直な言葉で、まっすぐ書かれているので、主人公である信夫の心情が、本当に素直に入ってくる。
読み進めるごとに感情移入しているのに気づき、
最後を読むのが怖いほどだった。
自分にはない信仰を持った人の話を、これほどまでに素直に受け入れられたのは初めてかもしれない。
現代人が忘れてしまっている心が...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月07日
作品を読み終えて、あとがきをみて驚いた。本当にあった話だったなんて!人間の死とは本当にあっというまに突然起こることだつくづく思った。
とても面白かった。その理由は大きく分けて三つある。
一つは、信夫とふじ子の恋模様が新鮮でいいから。病気になっても明るいふじ子は、女性としての強さを感じた。また、も...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月20日
事実を基にしたキリスト教徒の話。とても感動的な話で、終盤、涙が止まらなくなる部分があります。宗教を扱った物語ではありますが、読者がキリスト教的な思想に理解を示している事が前提の物語ではなく、宗教関係なしに読めます。お勧めです。
(再読時)
淡々と進むのに、最後には感動のあまり読み進めることが困難に...続きを読む
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