三浦綾子のレビュー一覧
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何度も読んだが、まだ読みたい気持ち。
あらすじは、自らを犠牲にして多くの乗客を救った永野信夫の生涯。
もともと実母や妹のキリスト信仰をよく思っていなかったが、親友のいる北海道に渡り、そこで自分も洗礼を受ける。親友の妹のふじ子は肺病だったが永野の熱心なアドバイスや食に気をつけることにより安定してくる。...続きを読むPosted by ブクログ -
久しぶりに読んだ三浦綾子さんの作品
貧しい中
困難に立ち向かい
まっすぐ生きていく主人公に
最後に最大の試練が襲い
終了
この後どうなるのか
想像するしかない…Posted by ブクログ -
人間の欲を丸出しに生きる人々に時代を感じるが
現代でも人々の日常にこそドラマがあるとも思う
愛とは何かと難しく考えてもみたが
目の前にいる人を冷静にとらえ信じ慮る
それができる心こそ崇高な魂なのではないかPosted by ブクログ -
人間の欲を丸出しに生きる人々に時代を感じるが
現代でも人々の日常にこそドラマがあるとも思う
愛とは何かと難しく考えてもみたが
目の前にいる人を冷静にとらえ信じ慮る
それができる心こそ崇高な魂なのではないかPosted by ブクログ -
実家の本棚にあってずっと気になっていた本。母が亡くなって遺書物を片っ端から読んでいこうと手にした本だが、なんでもっと早く読まなかったんだろうと後悔するくらい面白かった。
地元亀岡市では大河ドラマ『麒麟が来る』というのがあったが全く興味もなく、明智光秀ってなんとなく織田信長の裏切り者っていう先入観でい...続きを読むPosted by ブクログ -
ガラシャのキリスト教への傾倒がひたむき過ぎて、その描写が下巻の半分以上を占めてるんじゃないかってぐらい諄かったのでちょっとげんなりしてしまった。物語は急変直下で信長から秀吉、そして天下分け目の合戦へとガラシャが混沌の時代に翻弄され、女身としての口惜しさは上巻からずっと口にしており、しかし洗礼を受け、...続きを読むPosted by ブクログ
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各作品を興味深く拝読している三浦綾子作品の一つを入手して紐解いた。単行本の初登場が1966(昭和41)年で、作者の活動歴の中では比較的早目な時期の作品と言えるであろう。少し以前に見受けられた、文字がやや小さい感じの規格で、ページ数の感じ、本の見た目の割には全体の文字数が多くボリュームが在る。ゆっくり...続きを読むPosted by ブクログ
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理不尽の一言に尽きる。丁寧に綴られてきた日々の暮らしがたった一瞬の泥流によって… 。因果応報などないという現実にどう向き合うべきかを考えさせられる。続編も出ているみたいなのでぜひ読みたい。Posted by ブクログ
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真面目に、正しく一生懸命に生きている者に、どうして苦難が降りかかるのか --- 「泥流地帯」では示されなかったこの問題に対する著者の回答が本書で示される。著者は聖書のヨブ記を引き合いに出して、善因善果、悪因悪果は人間の理想であって現実はそうではないと主張する。人は、良い行ないをした者には良い報いが、...続きを読むPosted by ブクログ
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最後がとても辛かった
ふじ子(だけでなく他の人々もだが)の気持ちを思うととても…
キリスト教のことをほぼ何も知らないので、そういうことなのかと少しだが学べた
あとがきも必読ですPosted by ブクログ -
最後がとても辛かった
ふじ子(だけでなく他の人々もだが)の気持ちを思うととても…
キリスト教のことをほぼ何も知らないので、そういうことなのかと少しだが学べた
あとがきも必読ですPosted by ブクログ -
すごくためになる本。思春期・青年期の信夫の葛藤が、自分だけが悩んでるんじゃなくてみんなそうなんだなと感じられた。
以前、中学生ぐらいの時に読んだ時よりもしっかり心にしみたように思う。Posted by ブクログ -
すごくためになる本。思春期・青年期の信夫の葛藤が、自分だけが悩んでるんじゃなくてみんなそうなんだなと感じられた。
以前、中学生ぐらいの時に読んだ時よりもしっかり心にしみたように思う。Posted by ブクログ -
偶々出くわした小説が興味深く、「同じ作者による他の作品」と幾つかの作品を紐解く中で出会った作品である。なかなかに興味深く拝読した小説である。
「小説」というモノは、作者が自由自在に想像の翼を羽ばたかせて綴るモノであろう。作者本人の経験や見聞、人生と然程関連が無くても何らの支障もない。それでも、場合に...続きを読むPosted by ブクログ -
学びや自己覚知のない母夏枝の存在が
自己愛性の強い女性の象徴に感じられてならない
人物それぞれの視界が広がり重なって変化し
万事を受け入れて生きる人間の強さに胸が熱くなるPosted by ブクログ -
学びや自己覚知のない母夏枝の存在が
自己愛性の強い女性の象徴に感じられてならない
人物それぞれの視界が広がり重なって変化し
万事を受け入れて生きる人間の強さに胸が熱くなるPosted by ブクログ -
読書感想文に選ばれた思い出の本。
人生で誰しもが通る悩みが沢山書かれていて自分と共感できるようなものが沢山あった。行動の描写がひとつひとつ丁寧でとても綺麗だった。涙無しにはとても読めない。Posted by ブクログ -
読書感想文に選ばれた思い出の本。
人生で誰しもが通る悩みが沢山書かれていて自分と共感できるようなものが沢山あった。行動の描写がひとつひとつ丁寧でとても綺麗だった。涙無しにはとても読めない。Posted by ブクログ -
清く正しく美しい心を輝かせていた陽子が
世の中の澱みや人間の歪みを知り変化していく
母夏枝の無邪気さと父啓造の気持ちの変化が
物語を結末へと繋げていくPosted by ブクログ