三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)
    最後、高木のさらっとした陽子の出自についての告白に、えーーー!と声をあげました。感情や思い込みが、相手の何もかもを決めている。恐ろしい話です。勝手に思い込んでいた私たちも同じですね。
    また、陽子はこのことがなくても自殺していたという言葉、最初は首を傾げましたが、考えるとああそうだな、登場人物全員に全...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)
    嫌な気持ちになるのに、読み進めるのを止められない悪い薬みたいな本です。
    主な登場人物全員が嫌な奴で、読んでいて最低だと感じることが多々あります。でも多かれ少なかれ、自分の中にもその片鱗があると気付いてつらくなる。でも読みたくなります。人間の業が本当にうまく詰まっています。
  • 氷点(上)
    嫌な気持ちになるのに、読み進めるのを止められない悪い薬みたいな本です。
    主な登場人物全員が嫌な奴で、読んでいて最低だと感じることが多々あります。でも多かれ少なかれ、自分の中にもその片鱗があると気付いてつらくなる。でも読みたくなります。人間の業が本当にうまく詰まっています。
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(下)
    キリスト教が一体どんな宗教なのかを知りたくて読み始めた作品でもあるが、ますますわからなくなってしまった。天主の教えを守るために周りの人間を不幸にしてもよいのだろうか??
    答えを見出せなかったところに最後の最後に答えを見出せた気がする。自分は今のところは武士道の方が胸を打つし、腑に落ちるのだと言う事を...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(上)
    三浦綾子さんが戦国時代の話を書いたことをついこの間知った。読みやすい文章で、景色や人間の心の描写が緻密なので情景や心情が頭に浮かんでくる。
    あっという間に読んでしまった。
  • 三浦綾子 電子全集 愛すること信ずること
    夫と出会った頃に読んだ。

    結婚なんかしないわ…。
    と、たかを括っていた、
    めちゃくちゃな恋愛をしてきた、
    自分勝手極まりない私が、

    この人だけは絶対に傷付けない。
    と夫に対して思えたのは

    三浦綾子さんのこの作品のおかげだったのではないか…と思っている。

    読み返してないので美化もされてて
    ☆☆...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 千利休とその妻たち(下)
    この本を読む事によって宗恩が帰依したキリスト教について勉強しようと思った。
    どのような教えがあれば心が強くなれるのだろう?
    今世間を騒がせている宗教の教えに心頭する人がいるのは何故だろう?まだまだ疑問ばかりだ。

    司馬遼太郎の石田三成像が自分にとってのイメージだったので、この本での描かれ方に悪意を感...続きを読む
  • 母

    小林多喜二は名前を聞いたことがあった程度で、三浦綾子も初めて読んだ。
    語り口調でかつ訛りも入ってるのに、すごく読みやすくてページをめくる手が止まらなかった。
    母の子を思う気持ちが溢れていて、私も涙が止まらなかった。
    小林多喜二についてもっと知っていきたいし、三浦綾子の作品もどんどん読んでいこうと思う...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 母
    小林多喜二は名前を聞いたことがあった程度で、三浦綾子も初めて読んだ。
    語り口調でかつ訛りも入ってるのに、すごく読みやすくてページをめくる手が止まらなかった。
    母の子を思う気持ちが溢れていて、私も涙が止まらなかった。
    小林多喜二についてもっと知っていきたいし、三浦綾子の作品もどんどん読んでいこうと思う...続きを読む
  • 氷点(下)
    先が気になってすいすい読んだ。読み進めるほどに苦しい思いがするのに読んでしまう。自分勝手でひどいひと!と夏枝に思ったりするけど、でも、その気持ちが全くわからない訳ではない。旦那に対しても村井に対してもそう。人の抱える罪と呼ぶべきその感情の渦巻くお話だなと思いました。陽子の愚かしいほど真っ直ぐで潔癖な...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)
    先が気になってすいすい読んだ。読み進めるほどに苦しい思いがするのに読んでしまう。自分勝手でひどいひと!と夏枝に思ったりするけど、でも、その気持ちが全くわからない訳ではない。旦那に対しても村井に対してもそう。人の抱える罪と呼ぶべきその感情の渦巻くお話だなと思いました。陽子の愚かしいほど真っ直ぐで潔癖な...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(下)
    とても惹かれた。
    こういう戦国時代の話って戦いや殺し合い、疑い合いがあって読むのが辛い部分もあるのだけれど、だからこそ人間ってなんで生きているんだろうと自分の運命を振り返ることも多かったのかも。
    ガラシャの場合、彼女の落ち度は何もないのに、戦国の世であるからこそ、その時々の時勢や時代の流れに逆らえな...続きを読む
  • 草のうた
    氷点の作者の自叙伝
    作者の捉え方、感じ方が伝わる。
    温かい気持ちになる。
    周りのみんなも温かい。
    昭和初期の暮らしの様子も分かる。
    こんな暮らしだったんだなあと感じる。
  • 三浦綾子 電子全集 草のうた
    氷点の作者の自叙伝
    作者の捉え方、感じ方が伝わる。
    温かい気持ちになる。
    周りのみんなも温かい。
    昭和初期の暮らしの様子も分かる。
    こんな暮らしだったんだなあと感じる。
  • 三浦綾子 電子全集 天の梯子
    「祈る」ということに対して、こんなにも説明することができるのか!と感じた。不思議と「それはおかしいだろう」と思う部分がなかった。もう一度読んだ方がいいのかも。
  • 石ころのうた
    読み終わったのが8/と原爆投下の日。偶然だけど、おぉっと思った。
    三浦綾子さんは、予想を越えるいい意味で変わった方だった。裁縫お料理が得意な、勝手に女性っぽいイメージを持っていたので。

    自伝ということで、どんな生涯を送ったのかな〜と思い読み始めたが、最後に思った事は戦争は二度と起こしたらいけないな...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 石ころのうた
    読み終わったのが8/と原爆投下の日。偶然だけど、おぉっと思った。
    三浦綾子さんは、予想を越えるいい意味で変わった方だった。裁縫お料理が得意な、勝手に女性っぽいイメージを持っていたので。

    自伝ということで、どんな生涯を送ったのかな〜と思い読み始めたが、最後に思った事は戦争は二度と起こしたらいけないな...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 ひつじが丘
    10年前、20歳くらいの時に初めて読みました。
    当時は「良一のような男性を選んじゃいけないな」くらいの感想しか持てなかったのですが、
    30歳のいま、「愛するとは、相手を生かし続けること。ゆるし続けること」この意味がよくわかります。
    自分の成長を感じた読書となりました。
    三浦さんの別の本も再読したい気...続きを読む
  • 三浦綾子 電子全集 北国日記
    体調の心配をしながら、執筆とか面会とか、本当に忙しく動かれていたんだなと思った。ずいぶん体調が悪そうだったので末期の作品かなって思ったら、このあとまだたくさん作品を発表されていた。どういうモチベーションでやっていたのか?信仰が支えになっていたんだろうなぁ。
  • 氷点(下)
    出会い方:本好きの友人からの紹介。
    この本は、1965年に刊行されており、この「氷点」は当時より話題作で、その後も何度か映像化までされているようですね。
    今、大人になって色んな経験をしてきた、今の自分として読むことが出来てよかったなぁという思いです。それは、この物語の当時の日本の空気感や遠く離れた北...続きを読む