山本巧次のレビュー一覧
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江戸時代と現代を行き来して江戸時代の事件を科学捜査するシリーズ第4弾。今回は事件の真相を江戸と現代両方で説明しなきゃいけないから大変。北斎に加えて滝沢馬琴まで出てくるとは思わなかった。無愛想で分析にしか興味なさそうに見えて、報酬という形でそれとなく経済的な援助もしてくれる宇田川いい人なんだけど、色恋...続きを読むPosted by ブクログ
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正直途中まで(というか、ぎり最後まで)、さっさと読んで続きはないなぁと思っていたら。
読みたくなったじゃないか。
でも、買ってまでかなぁ。
時間があって読むのがないときに買うかも。Posted by ブクログ -
シリーズ4作目。
通勤時間に読むと途切れ途切れになり、ミステリー系は謎解きしにくい。
が、今回は大筋読めました。
そしてとうとう伝三郎に面と向かってばれるかと思いきや、次回に続く感じ。
っていうか、伝三郎も頭切れすぎでしょ。
ま、楽しみが増えたのは間違いなし。Posted by ブクログ -
大江戸科学捜査の第三弾。
女を作っていなくなった亭主を捜してほしい。
いかにもくだらなそうな依頼が、のちのち大事件と関わってくる、なかなか王道な展開で面白かった。
王道と見せかけてちょっとひねりもあったし。
江戸では、おゆうが江戸の人間じゃないしっぽを完全につかまれた一方、
東京でも、しっぽをつ...続きを読むPosted by ブクログ -
東京と江戸を行き来できる元OLが、江戸の事件を捜査していくタイムトラベル&ミステリー。
現代の東京で、指紋照合もしてくれれば、毒物検査もしてくれる高校時代の同級生とそのラボの存在が、ちょっとご都合すぎる気がするが、全体的には面白い。
江戸時代のことが調べ込んで描かれているからだと思う。
現代なら...続きを読むPosted by ブクログ -
大江戸科学捜査の第二弾。
一時的とはいえ、いよいよ十手を預かり本格的な江戸時代の女親分に。
現代科学でDNAが一致しているとわかっている親子鑑定をなんといって説明したものか悩みながら、ご落胤騒動に巻き込まれていく。
死体を見ることになるし、新幹線を駆使することになるし、八面六臂の活躍。
恋模様の...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ三作目。知人の人探しの一方、伝説の蔵破りが江戸で再び暗躍し始めた事件を追う伝三郎とおゆう。 江戸に科学捜査を持ち込んだからと言って即事件解決!とはいかない今作。伝三郎が実はおゆうのことに気が付いているのではないかと考える宇田川。目の前に見えている以上のものを見ている人だな。おゆうのおばあさん...続きを読むPosted by ブクログ
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待ちに待った3巻。
富くじ、盗賊と、まさに江戸らしいお話。
気持ち的今回は、科学捜査が薄い感じ。
そして表紙の挿絵である、最後のシーンにニヤニヤ。
宇田川氏の慧眼にも注目かと。
また次が楽しみです。Posted by ブクログ -
あるお大名家にまつわるご落胤騒動。現代の科学分析で親子鑑定の結果がわかっているのに、江戸時代ではそれを証とするわけにもいかずやきもき。おゆうは何かと助けてくれる宇田川には全く気はないんだね〜。今回の事件は宇田川の助言がなければ解決できなかったと思うんだけどなぁ。伝三郎もこのままどうするんだろ?Posted by ブクログ
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シリーズ第10作。
今回は「密室」殺人事件に挑む。
超有名人の登場に苦笑しつつも、こういう遊びは楽しい。
ただ、おゆうも宇田川も慣れて気が緩んでいるのか言動に隙があり、ちょっとはらはらする。Posted by ブクログ -
北海道で電車が絡む物語り。常に電車に乗っているということではなく、短編のなかで電車が必ず出てくるというもの。
短編だけど、最後でみんな繋がるというパターン。最後に正義が勝つという流れで、気持ちよく読み終わりました。Posted by ブクログ -
グロテスクな描写もなくミステリー初心者の方におすすめ!
トリックに関してはちょっと物足りなさを感じた。
けどトリックがメインではないので他の部分で楽しめるお話。Posted by ブクログ -
遺産を相続した祖母の家から、江戸へ行き来ができると分かってから、関口優佳は「おゆう」と名乗り、今では江戸の十手持ち。
時折、分析技師の宇田川と、事件解決に助力。
江戸の同心、鵜飼派といえば、戦時中もしくは終戦直後に江戸に行ったきりになってしまった現代人。
薄々宇田川と、鵜飼は互いの境遇を感知し...続きを読むPosted by ブクログ -
江戸で起きた密室殺人事件の謎に迫る物語。茶問屋の中での主導権争いやお上の政道が関係してくるため、大々的に切り込めないおゆうでしたが、かの有名な人の登場や、便利屋のように現代から機器を江戸に持ち込む千住の先生の活躍で話が進みます。
茶問屋の関係がなんだかスッと入らなかったため一気に読めず。お馴染みラ...続きを読むPosted by ブクログ -
昭和36年の急行霧島を舞台にした群像劇。
鹿児島から東京まで26時間の旅。今なら飛行機であっという間の距離だが、当時はとてつもなく遠い距離だったことを改めて思う。
しかも登場人物の一部は座席で26時間を過ごす。つまり横にはなれない。もっと言えば座席に座れない客もいて、そういう人は通路に新聞紙を敷い...続きを読むPosted by ブクログ -
全体的に軽めのノリで、肩肘張らずに読みやすい。科学捜査で真相は突き止めるものの、江戸時代なので証拠としてどう説明するのかは意外と適当。その場のノリで乗り切る感じ。そこにおお、と思わせる一工夫があるともっと良かったなと思った。Posted by ブクログ
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この時代SFミステリも巻を重ねて10巻目。もはや水戸黄門的な安定感というか、マンネリなのだがやはり面白い。今回はミステリの定番、密室殺人の謎を解く。しかも、あの有名人も登場する。
宇田川さんは今回も登場するのだが、鵜飼伝三郎も未来からきた人間であるとに確信を深めたようだ。今後の展開に注目したい...続きを読むPosted by ブクログ -
ついに有名人を登場させましたか。
にも関わらず登場人物の名前と関係性がやや複雑で少しずつ読んたために苦労し、最後の日記による解決は大雑把かつ都合が良過ぎてしっくりこない。
上手く表現できませんが、もう少しシンプルな筋の方が良かったかな。Posted by ブクログ -
昭和レトロなタイトルに惹かれ、あらすじからオリエント急行殺人事件チックな内容を想像して購入。どうでも良いことだが本のサイズが微妙に大きく、文庫用のブックバーに収まらない。
数十年前、ブルートレインと呼ばれた寝台特急に乗って東京から熊本に行った。その列車も急行霧島と同じく東京と(西)鹿児島を結んでいた...続きを読むPosted by ブクログ -
まやかしうらない処第二弾。
前作から続く贋金の話は、
どうもただの金儲けではなく、
貨幣吹替えのための布石らしい。
今回は調べもの担当の権次郎がお役目を辞める原因になった女が、
瑠璃堂をに現われるが、
どうも占ってほしい訳ではなく権次郎に会いたかった様子。
だが、再会することなく、殺されてしまう...続きを読むPosted by ブクログ