山本巧次のレビュー一覧
-
毎度長屋の住人がトラブルに巻き込まれるところをお美羽が真相究明する話。
もう6冊目なんですね。焼き物商を介して畳職人と偽って茶人の露風が入居したものの、その焼き物商は川で亡くなってしまいました。そして失踪した露風をお美羽と山際は探しますが、山際さんの立ち回りはいつもより少ないです。
なかなかハイペ...続きを読むPosted by ブクログ -
入舟長屋のおみわシリーズ、5作目。
安定の展開ではありますが、おみわが恋心を抱く相手が毎度事件にどう関わっていくのか、恋の行く末が気になります(笑)にしても、最初の山際さんがトラウマになっているのか、おみわさん、イケメンに惚れるのが早すぎ。でも、怪しさ満点ながら、やっぱり違うかな、なんて思わせたり...続きを読むPosted by ブクログ -
前作に続き贋金作りを追う中で、千鶴の過去に触れることもあり物語が深まりました。今回の話は完結していますが、まだ黒幕や全貌は謎なことに続きが楽しみになります。
今回は権さんの過去と今の贋金作りが関わりを持ちます。まさかおゆうシリーズの鵜飼同心の名前がチラッと出てくるとは。
いつか瑠璃堂の面々ととも...続きを読むPosted by ブクログ -
時代ものらしさを期待したらダメだけど、現代人から見た江戸時代ならでは制約と現代の科学技術の使い方が面白く、また基本的に読み易い文章なので気軽に楽しめます。Posted by ブクログ
-
鋭い観察眼と推理力で人気を得ているニセ占い処の「瑠璃堂」。
自分達の容姿も存分に生かし、奉行所の同心もいいように利用している感じが面白かったです。
千鶴の過去に大変なことがあったような発言は場面場面で出てきますが、シリーズで回収するのかまだまだ不明です。次も楽しみです。Posted by ブクログ -
北海道のローカル線駅の周辺が舞台の連作短編集。
それぞれ毛色の異なる事件が起こるので、最初は独立した話なのかな、と思いきや、終盤、しっかり伏線回収して繋がる、繋がる。各話とも妙に伏せられてるなと感じた箇所も明らかになって、最後はスッキリしました。一番意外に思ったのは、里恵さんの正体だったり(笑)。...続きを読むPosted by ブクログ -
コロナ禍の現代と通常運転のお江戸を行き来するミステリー。
お江戸でも東京でも聞きなれない毒物が使われるし、これまでの科学捜査が医学分野にまたがって専門外の宇多川もおゆうも翻弄されてる。
このシリーズ、マンネリ化しないように作者がいろいろ手技思考を凝らしてて、わりと読むのが楽しみになってきた。Posted by ブクログ -
今回は次々と起こる商人の主人の不審死。
全て心臓疾患との見立てに、かえって不審が。
その裏には薩摩藩が絡んでいる可能性が。
幕末に起こる前兆の事件。
国内ではない毒薬と突き止めるが。Posted by ブクログ -
おゆうは、伝三郎、源七と共に、前長崎奉行の配下だった男の死について内偵するよう、戸山から命じられる。心臓発作とされているが、他にも同じ状況で急死した者がおり、連続不審死として毒殺を疑う。
現代技術を持ち込むのもたいがいにしたほうがよいのではと思いつつ、それがこのシリーズの面白さの一つでもあるので悩...続きを読むPosted by ブクログ -
「入舟長屋のおみわ」シリーズ、3作目。
入舟長屋が連続付け火事件のターゲットに。今回、おみわが惚れた男は、同じく付け火の被害を被った呉服屋の若だんな。テンポ良く事件の謎解きが展開され、捕物帳として楽しく読める。お約束となったおみわの恋模様の結末も、ちゃんとオチとして面白く読めました。気軽に読んでい...続きを読むPosted by ブクログ -
江戸時代と現代を自由にタイムトラベルできるおゆうが、現代の科学を駆使して同心の事件解決を手伝いというSF時代ミステリー?
言葉遣いを始め時代考証は適当だけど、今まで読んだ事がない発想で、それなりに面白く読めるからまあいいか。
それにしても、最後に一つ驚かされた。Posted by ブクログ -
安定してきたなぁと思ったらもう5作目なんですね。
なんだかお美羽さんが可哀想ですが、これもシリーズの醍醐味でしょうか。今回の片思い相手も今までと少し異なり、楽しかったです。以前よりも美羽の片思い描写が少なく、事件解決に奮闘しているため読みやすかったです。
長屋の持ち主の寿々屋の頼み事で動き出した...続きを読むPosted by ブクログ -
安定の山本巧次節。今回は、権次郎の過去とそれに纏わる贋金話。『おゆう』の鵜飼様が名前だけ出てきた。
千鶴のお店再興の目標を明かして、次はどんな語り口か?数右衛門の正体は明らかにされるのか、楽しみ。Posted by ブクログ -
ドラマ『俺たちは天使だ』を思い出した。
面白い。占いはまやかしと言い切って、自分たちの容姿の良いことを利用して、どちらにも取れる物言いで、見料を稼ぐ。登場人物の恋愛事情も、市井の情報を入れてくれるおりくさんの存在も、ちょっと抜けてる八丁堀の旦那も、いい味を出してる。
なにより、3人のやりとり...続きを読むPosted by ブクログ -
中々、物語に入り込めなかったですが、結果としては読みやすかったです。
乳頭温泉で友人が失踪したとフロントに訴えている場面にたまたま居合わせたリスクコンサルトの円堂。ちょうどその時に北海道の積丹で失踪した女性が勤める会社と取引のある男性が転落死した。事故か殺人か、女性の失踪との関連はあるのか。
勝手...続きを読むPosted by ブクログ -
★吹っきれた女性は、綺麗だ。(p.51)
(一)北海道の鉄道が出てくるお話集。
(二)各話にちいさな謎が提示され解決されるが積み残ししつつ次の話に入り。
(三)最後の話で積み残しを一挙回収。
■簡単なメモ■(★は主要語)
【一行目】雪を頂いた十勝岳の稜線が、畑の向こうにくっきりと見える。丘の上...続きを読むPosted by ブクログ -
いい意味で安定した物語の進み。
伝三郎との距離がなかなか詰まらないところで、宇田川が存在感増してくるんだけど、そっちより伝三郎との仲を深めてほしい、と思ってしまう。
2022.12.30
200Posted by ブクログ -
阪堺電車はあまり馴染みがないが手に取る。
地名があんまり分からんので、
いまいち入り込めず。
ストーリーは一癖ある内容。
オチを求める大阪らしい展開かと…
住吉さん行く為に久しぶりに乗ろうかな。Posted by ブクログ -
長崎に関わりのある人物たちが連続して不審死。謎解きを命じられた鵜飼の旦那とおゆう達の前に現れる蘭方医と巫女と示現流の使い手。黒幕は島津の大殿様? 段々宇田川の恋心があからさまになって来たシリーズ第9段。Posted by ブクログ
-
元OLの優佳がタイムスリップして江戸の事件を科学捜査するシリーズ第6弾。
今回は、まだ鎖国中の日本にオロシャ(ロシア)人が侵入し、逃走劇となります。
この時代は、ペリーが黒船で来航する30年くらい前のようです。
フィクションではあるけれど、歴史に記録されていないこのような出来事は、実際にもあったかも...続きを読むPosted by ブクログ