須賀しのぶのレビュー一覧
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大好きな小説のコミカライズ!
まさか少年漫画で出るとは...。
ヒロインメインの少年漫画ってあんまり思い出せないけど、骨太なストーリー、魅力的なキャラクターの群像劇、運命に翻弄される貴種流離譚という点でいくと女性版「アルスラーン戦記」って感じかな?
ラストは知ってるけど早く続きが読みたいです。 -
まさか流血女神伝のコミック版を読める日が来るとは思いませんでした(TT)
学生時代に一番好きな小説だったので本当に懐かしく嬉しいです!とはいえ色褪せることなく忠実にカリエ達を描いて下さる先生に感謝(泣)
次巻も楽しみにしています! -
コバルト文庫でミリタリーもの!? と驚きましたが、コバルトって何でもありでしたね。
キャッスルの凛としたかっこよさと、エイゼンの飄々としたかっこよさ。アクションと緊迫感と一気呵成のストーリー。少女小説としてのかっこよさですね。
この手のミリタリーものでよくある、武器やバイクやメカの蘊蓄垂れ流しがなか...続きを読むPosted by ブクログ -
ポーランドのこと、ショパンや第二次世界大戦の始まりで侵略されたってこと以外は殆ど知識がなくて、この本で凄くポーランドといく国が好きになった。
いつか棚倉さんが歩いたワルシャワに行ってみたいと思った。出会えて良かった本でした。感謝Posted by ブクログ -
物語は大正12年から始まり、後の海軍少佐永峰鷹志の少年時代、海軍兵学校時代、そして太平洋戦争終戦までが描かれています。
兵学校時代、同じ分隊の級友や先輩たちの戦時中の話や、本土に残された家族の話、そして太平洋戦争が始まり紺碧の海へと乗り出していく兵士たち、「弱虫」と揶揄されながらも、艦からは犠...続きを読むPosted by ブクログ -
奥付で、これが世に名高い流血女神伝か!となりました。世間知らずだった少女が大きな運命に飲み込まれ、強く逞しくなっていく、これぞ少女小説。大長編の序盤だけどもう絶対面白い。Posted by ブクログ
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野球にかける多くの人達の想い、歳月、祈りを丁寧に5話?の短編でつむぎあげ、最終話で号泣せずにはいられない…全ての人へオススメですが、野球が好きな人には絶対に読んで欲しいです。
須賀しのぶさんとの出会いは、コバルト文庫「キルゾーン」発売日でしたが、世界観、詳細な設定に裏打ちされた魅力的なキャラクター...続きを読むPosted by ブクログ -
ー友よ、紺碧の果てを見よ。
愛するものの防人たれ。
日本語は美しいと節々に感じられた一冊。
物語自体はもちろん素晴らしく、第二次世界大戦の複雑な戦況の中に見事に構築されたストーリーは圧巻。
鷹志の心、他の登場人物の信念、自分も物語の中に入ったのではないかと錯覚を抱くほど入り込める描写だった。
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逃げるは最上の勝ち、ならぬものはならぬ。戊辰戦争後、辛酸を舐めた会津の教えを体現した艦長の判断に共感を覚える。又、奔放に振舞う妹ゆきことのコントラストに、この小説に深みと豊かな情緒をみる。
戦果に散った英霊を美化した小説は多数有るが、牧歌的な昭和初期の生活や教育と主人公の心の成長や拠り所となる思想...続きを読むPosted by ブクログ