須賀しのぶのレビュー一覧

  • エースナンバー 雲は湧き、光あふれて
    前作に続き、一気に読んでしまいました!三ツ木高校のこれからが気になります。笛吹のキャラがすごく良かったです。
  • 流血女神伝 砂の覇王9

    なんというか…

    自分の意思から遠く離れた運命に、1番翻弄されてきたのはエドなのかもしれないな。
    幸あれ…
  • 流血女神伝 女神の花嫁(後編)
     こんなに輝かしいボーイミーツガールがこんな悲惨な結末を遂げるんだ……と前編読みながら呻いていました。
     本編では男嫌いと揶揄されるラクリゼが幼少期は女嫌いで男として育てられていたというのは驚きだったけど納得。
     そこでラクリゼに愛情を注げなかった父が、当初はそうだったけど次第にラクリゼに母の面影を...続きを読む
  • 神の棘II
    第二次世界大戦時ナチス支配下のドイツでかつての同級生2人、ナチス側のアルベルト=ラーセンと迫害される側である修道士のマティアス=シェルノの2人の戦いを描いたお話。2人は互いに対立することもありながら不思議な巡り合わせの中で協力もしつつそれぞれの戦いに挑んでいく。 マティアスは初めから分かりやすく真っ...続きを読む
  • 神の棘II
    出会えてよかったと思えた本。「革命前夜」の方だと思い手に取ったところ、一気に1、2巻と読み終えてしまいました。多くの人を殺したことは、時勢という状況を差し引いても許されないことなのに、それでも彼に救われて欲しいと願いました。けれどそれこそ読者である自分のエゴだとも感じます。
    彼がとても人間らしくて、...続きを読む
  • 紺碧の果てを見よ(新潮文庫)
    須賀様に脱帽

    この作品を書くために作者はどれほどの調べ物をしたのだろう…。わかりやすく、かつ正確に描かれる海軍士官と妹の物語。
    こういった戦争作品はどうしても重く、取っ付き難いと感じてしまいがち。でも、読み終わってみると、なんでもっとはやく読まなかったんだろう、と、、。

    各章の冒頭にある雪子の手...続きを読む
  • 神の棘II
    戦争の話だと思って読み進めると、信仰の話だった。言い方はアレかもしれないけど、いろんな登場人物の言葉や生き方を通して神・教会・信仰を解釈してみましょうというエクササイズのような読書体験でおもしろかったです。
    全体をもっと短く、ドッカンドッカン派手にスピード展開するような小説にしなかったのは、戦争の話...続きを読む
  • また、桜の国で
    第二次世界大戦下のポーランドで、日本の外交官の目から見た戦争。

    突然のドイツ軍の侵攻、避難民、市街戦、団結して侵略者に立ち向かう市民とおびただしい犠牲者。
    味方のはずの同盟国からの支援は少なく、絶望的は状況で孤軍奮闘する人たち。

    ウクライナでの戦争と重なる部分も多くて、昔の話なのに今に通じる話で...続きを読む
  • 帝国の娘 上
    ストーリーとしてはありがちだけど、面白くて読みやすい一冊。
    こう表現して良いか分からないけど、この作者の本はどれもわたしの厨二心に突き刺さります。
  • 神の棘II
    マティアスとアルベルト、かつての親友だった2人の歩んだ道は、分たれたと思えばある一点で繋がり、決して完全に分たれることのない絆がそこにはあったのだと思います。

    アルベルトの最後の言葉…確かに彼にとって神は信仰の対象ではなかったかもしれませんが、その分自分信じ、そしてマティアスに心からの信頼を寄せて...続きを読む
  • 夏の祈りは(新潮文庫)
    一つの高校ながら世代は様々で先輩から後輩、そしてその後輩へと託され続ける甲子園への夢。その想いが心にストライクでした!

    今はもう体験出来ない眩しい青春の日々に想いを馳せました。
  • また、桜の国で
    戦争が始まってしまいましたね
    ロシアとウクライナどちらにもそれぞれに正義があるのでしょうがなんとか平和裏に解決できなかったんでしょうか
    事ここに至っては少しでも犠牲の少ないうちに戦いが終結するのを祈るばかりです

    さて『また、桜の国で』ですが第二次世界大戦下のというかナチスドイツ占領下のポーランドで...続きを読む
  • 紺碧の果てを見よ(新潮文庫)
    「いかなる時代にあっても、諸君よ、紺碧の果てを見よ。」鷹志の科白はかっこよすぎ。です。しかし、昭和20年、この気持ちで彼らが家庭を日本を守り、発展してきたことが伝わる。
    そして気が付く。今の私たちには、この想いが無いことに。今、何を守り何を目指していくべきかがわからなくなっていることに。

    死と隣り...続きを読む
  • 紺碧の果てを見よ(新潮文庫)
    幼少期の頃の話から終戦に至るまでのストーリーの移り変わりが非常にスムーズ。最後のページを読み終わった瞬間、すぐにもう一度初めから読み直したくなった。積読必須。戦争もの、歴史ものではあるがとてもとっつきやすく自然と自分の中に落とし込める感覚がある。「革命前夜」を読んだ際も感じたが、作者は緩急のつけ方が...続きを読む
  • 夏の祈りは(新潮文庫)
    感動しました。5つの短編。なんですけど、全部の話が北園高校野球部に関する話。そして、全ての内容が5番目の短編に向けて絡んでいくという秀逸な構成。高校野球を題材に難しいテーマも扱っておられて素晴らしいと思いました。
  • 流血女神伝 ~帝国の娘~ 2

    面白い

    あっという間に終わってしまった…
    グラーシカとサルベーンふたりとも美人で強くて私的に大好きな人物。
    あとミュカに臓物を渡すカリエも最高でした!
    猟師の娘はあれで動じないどころか説教しちゃうんだね(笑)
    次巻も楽しみにしてます!
  • 雲は湧き、光あふれて
    高校野球、甲子園の特別感と、高校時代というその時期にしかないキラキラした青春感がある。
    須賀しのぶさんの本の中では初心者向けで、読みやすい。
    夏に読みたくなる作品。
  • 神の棘II
    先ずはカバー装画に惹かれ、展開の速さ・スリリング・想像も付かないストーリーに圧倒されました。
    はっきり言ってとてもとても面白いです。
    ナチス政権下のドイツ、イタリアを舞台に、第2次大戦でのユダヤ人虐殺、弱者虐殺をテ-マに、聖職者マティアスとナチス傘下アルベルト、相反する立場ではあるものの実は‥‥
    ...続きを読む
  • 天翔けるバカ flying fools

    一次大戦の空モノ小説で一番かも

    日本ではニッチな第一次大戦の航空隊を舞台にした小説です。ソッピースやスパッドやフォッカーの複葉機が鎬を削る戦場…このキーワードにピンときたアナタ!ジャンルは女性向けラノベとなってますが男性でも買いですよ!
  • 流血女神伝 ~帝国の娘~ 1
    原作を読んだのがだいぶ昔過ぎて、どんな話だったっけ……?? から始まったけど、読んで行くうちに思い出した。確かにこういう話だったわ!! コミカライズで読むとまた違った感じになるので、これはこれでいいよね。