かなめさんのレビュー一覧
レビュアー
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何のために
体を動かすこともできず機械に生かされているだけの人、重度の認知症の上末期がんを患い死を待つだけの人たちはなんのために生かされているのか。未来もないし家族の負担も大きい。
重度の認知症であった私の祖母のケアハウス代は月に14万円ほどで、それプラス必要経費、病院代もかかるし、経済的に苦しかった。私のことも家族のことも覚えていなくて、ただそのときを無邪気に自分勝手に生きているだけで、気に入らないことがあれば暴れるし、排泄物はおむつにたれ流し。その状態で10年ほど生きて最後は多臓器不全で痛みを訴えながら亡くなった。もちろん祖母の死は悲しかったけど、ホッとした気持ちの方が大きかった。だからそういった方々...続きを読む -
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GP
総合科システムのある豪州に住んでいます。医者にかかりたいときはまずGP
(General Practitioner)と呼ばれる一般開業医の総合科のような人に見てもらい、その人に紹介状を書いてもらったら、やっと自分の行きたい医院に行くことができます。便秘、胃痛、痔でもなんであろうと、行く医院はわかっていてもまずGPのところに行ってからでないと受け入れてもらえない。とてもまどろっこしい。
以前胃の辺りが痛くて立てないときがありました。その日にGPの予約をとり紹介状を書いてもらい、数日後に胃腸科の先生に診てもらい、そして胃カメラなどのスキャンをする場所は別なのでそこへの紹介状を書いてもらいました。胃...続きを読む -
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最終巻
どんな秘策があるのかと思えば本当にあっさりバレて捜索されてしまってるし、道に落ちてた明らかに怪しいスマホに警察は騙されてるし、こういう終わり方か…というちょっとがっかりな感想。
自分の姿を見られることなくこっそりと娘を誰かに見つけてもらうこともできたのに、わざと警察の前に出てきたということは、山の中で一人で何年も暮らすということが限界だったのかな。終わり方がミステリー本としては雑だと感じたので星2にしようと思ったけど、かつては事件の関係者…今度は自分のせいで父親が捕まってしまった娘…閉鎖的な田舎でちゃんと暮らしていけるのだろうか、などと登場人物のことを考えてしまっており、ストーリーの中にすっ...続きを読む -
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完結するのかな
次の巻の発売まで何年も空くので、新刊が発売されるたびに何巻も前から読み直してから新刊を読む。ポジティブに考えれば何回も楽しむことができてラッキーとも思えなくもない。ただこの巻が出て約4年間、新しい資格を取り転職したり結婚して子どもが産まれたりと忙しくてその間しばらく新刊チェックしていなかったので、もしかして何冊か出てるかもしれないとワクワクしながら本を探しに行ったけどまだ1冊も出ていなかった。
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母
私も大学生になりたてのときは母親が世話焼いてくるのが全然ありがたくなかった。親子の仲は良好ではなかったのに、たまにやってきては勝手に人の部屋触って掃除して、部屋の汚さや冷蔵庫の中身などに文句を言い、白和えとかの食べ物を持って来て小さい冷蔵庫をいっぱいにして、それを食べるまで何も冷蔵庫に入らなかったので、来なくてもいいのにと毎回思っていた。せっかくこっちに来たからこっちにしかないおいしいものが食べたい、レストランに一緒に食べに行こうと言われても母と出かけるなんてめんどくさいだけだった。
大学生2-3年になり自炊や家事の大変さが身にしみたころになると、掃除や食べ物の差し入れをありがたく感じるように...続きを読む -
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