けんけんぱーさんのレビュー一覧
レビュアー
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やりきれなさ半端ない。
最初に「はるかなる…」を読んだ時は、災いをもたらす女神を封印できてめでたしめでたし。だったんですが。
そのあと、「アルフヘイムの騎士」を読んで、ローゼリィの命と引き換えにルシリスを封印したその後の物語だったと知り。
やりきれなさがほんと半端ない。
ローゼリィには、アーサーと一緒に年をとって欲しかったし、時にはローラントと一緒になんかしたりして、幸せに暮らしてほしかった。
なぜに彼女だけがあんなに凄惨な運命を背負わなければいけなかったのか…。
いや、フィクションすけど。
ローゼリィとアーサーを亡くしてからのローラントの人生も、どこか切なさがにじみ出てるし…。
まあ人間味があると言え...続きを読む -
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まてまてまてー
ちいさな村の、古からなる風習のものがたり?
狐の一族と人の一族の長男同士が、年に一度交わるという儀式があるらしい。
当代のふたりは両片思いで、どうやら幸せになれるようなのでよかったけども。
先代は、たがいに跡取りを作らないといけないので、思いあってたのに、互いに嫁を娶るという…。
悲恋じゃん…泣くぞ。(なぞの脅し)
でも、よく考えると、祭りの最中仲良く歩いてるし、お互いの奥さんいなさそうだし……。
くっついてるっぽい?
そうなると、一番かわいそうなのは、先代の狐一族の方に嫁いだ女の子かな?
人族の男の子が好きだったみたいだし、早逝したっぽいし……。合掌… -
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BLぽくなってきた
葉芝さんの絵の美しさにため息をつきながら読み進めた第三巻。
ようやくすこしずつBLの気配がただよいはじめました。
わたしとしては、高校の同級生もなかなか素敵と思っていたのですが…。
話が進んでいくにつれて、「んん?」な部分が増えてきました。笑
主人公の顔が893に知られてる? 893の事務所が爆破? 同級生のお仕事不動産?
んんんんんん?
まあとにもかくにも、ところどころにBLぽい甘味が出てきて満足です。
他の同僚の方の変身も、いつも楽しみにしております。
この辺は、原作さんと絵描きさんのタッグがお見事ということなのでしょう。
次巻も楽しみにしてます。
あ、ところで葉芝さん...続きを読む -
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姉との仲を拗らせた(?)弟
異世界転移ものだけども、勇者として召喚された姉に会いたくない弟くんという設定がなんか気に入りました。
姉の正義感のせいで犠牲になっていた弟くんは二度とお姉さんと関わりたくない。
でもわたしは、これから勇者のお姉さんとどう関わって行くのかがとても楽しみだ。(鬼畜)
あと絵がとてもかわいくて、でっかい熊に襲われるシーンがあるけども、熊かわいい。
ぐあーってやってて、線でそれなりに怖さも出してるんだけども、やっぱりかわいい。そこがいい。
続き楽しみ。
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まずつっこんでおきたいのは、あとがきの伏字の多さ。(笑)
パイちゃんのモデルはあいつだったのか……。
おもしろくて一気に読みました。
パイちゃんは前世も今世もかなりかわいそうな境遇なのに、本人がけっこうあっけらとしてるのと、特徴ある口調のせいでコミカルな印象になっていて、読みやすかったです。
個人的にはざまあがちょっと物足りなかったけれど、主人公ちゃんはそれ以上のことを望みはしなかったと思うので、まあ納得しておきましょう。うん。
コミカライズされているようなので、そちらも読みたいと思います。
単行本が待ち遠しいです。
ただ、ずいぶんゆっくり話が進むなと思っていたら...続きを読む -
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辛すぎてちょっと休憩。
表紙になっているお話は、二話目に入っていました。
両親に愛されていないっぽい少年が戦国時代から現代にタイムスリップ。
記憶を失い生活していく中で、とある少女に想われて愛を知り、自分の時代に戻るのですが……。
最後に彼の正体がわかるのだけれども、胸がしめつけられましたー。
次のお話が読めずに、静かに本を閉じる始末……。
あいつの子供かー。そうかそうかー。
だったら、戻らなくてもよかったんじゃね?
まあでも、戻った時は、まだ自分を必要としてくれる人がいるかもしれないって思ってたもんねー。
いややばい。本当に胸が痛い。
歴史的に少年がどうなるかは...続きを読む -
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ループものとしてはめずらしい
断罪されて処刑された元王妃が、ちびっこに戻って帝王さまになろうとする展開。
絵も上手だし、お話も入ってきやすい。……のは、そこはかとなく実在の人物(マリーアントワネット)を設定のモデルにしている気がするからか。
早くに暗殺されてしまったお人よしの第二王子との今後の関係も気になる。(内心ではくっつけーと思っている)
一巻出たばかりだなー。続き読みたいー。 -
謎の部分がおもしろい
王太子の婚約者だったジルは、王太子の遺伝子に反した行為を見てしまったため、婚約破棄&処刑されることに。
しかし逃亡中に時間が六年巻き戻った…!
ジルが破滅回避のために巻き戻った先の時間で選んだのは、隣国の皇帝。
イケメンだけども中身は子供。しかしその一方で10歳の妃を呪いの囮?に使おうなんてしていたり、としたたかな部分もある19歳。(←見えないけど)
恋愛に関してはどうやら超オクテなようなので、相手が10歳で丁度いい…か?
今回、呪いの内容がわかるかと思ったけど、いいところでご令嬢がすっころんだのを助けに行って藪の中。残念。
続き待てないので、小説買うかー。 -
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やるせなさはあるけどやっぱいい
以前コミックスで全巻読みました。
追加のストーリーも(ムトーのちっさいころとか……)あって、読み応えもありました。
ただやはり、結末がやるせなくて、胸に引っかかり続ける。(八雲立つもそうだったから、樹先生の作品の傾向かも?)
ヒーローヒロインは助かった。けども、大切な仲間たちは死んでいった。
……実は、この漫画購入してから数か月読まずに放置していたんだけど、どっかで以前読んだ時に感じたこの重たいやるせなさを覚えていたから、買ったはいいけど避けてたのかなーって思った。
もうここは、軍曹と博士が結ばれるて幸せになる図を脳内で補完するしかない。
幸い軍曹は、博士の...続きを読む -
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強烈。
その肉を食べれば不老長寿をもたらすと言われている人魚にまつわるお話。
わたしも子供のころは不老長寿になりたいとか思っていたけれども、偶然本誌でこの巻の最後の話を読んで、思い直した記憶がある。
久しぶりに読み返して、とても懐かしく、また新鮮だった。
人魚の生き血を飲んで不老になった女性が、「ずるい人……」と泣くシーンがあるのだけれど、その絵が長いこと頭の中にこびりついていた。
はずなんだけども。
記憶の中の絵は女性が目をわずかに開いていたけども、実際の絵はしっかりつぶっていた。
記憶違いか、コミックス収録にあたって書き直されたのかは定かでない……(記憶違いだよ!)
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ラブあり、恐怖あり?
勘違いからはじまる恋。ヒーローヒロインともどもピュアピュアで、かわいらしかった。
途中悪魔のような妹が乗り込んで来て、力技でヒロインたちを陥れる様は恐ろしかった…。
怖すぎて、読むのをいったんやめるほどに。
他のまんがを読んで気持ちを落ち着けて再度読み進めた結果、ヒーロー帰還により無事に解決。
悪魔の妹へのざまあはなかなか素敵でしたけれども、父親へのざまあがゆるい…ゆるすぎる…!
ヒロインを自分の子と認めないどころか無視し続けて、妹のヒロインへの暴力も放置しておきながら、ヒロインが自分の娘だったとわかったとたんに手のひら返して謝罪と孫に会いたいとかほざき出した毒親。
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喪失感半端ない。
あー、その可能性もちょっと考えてた。
……というのが、正直な感想です。
総ちゃんの死後、おセイちゃんの命をつなぐには、新たな命しかないと思っていましたから。
でも、総司の病状では、おセイちゃんとそういう関係になるのは無理かな、と……。
(個人的には、そっちの可能性に一縷の望みをかけてましたけれども。)
渡辺先生の過去作品で、主人公は一途に一人の男性を想ってるんだけども、最後にはほかの人とくっつくというお話を見ているので、なーんとなく、土方線もあるかと思ってましたけど……なんか……。
土方さんとの子供が何故に総司にそっくりだよ、とかツッコミどころはありますが。
おセ...続きを読む