読みやすい文体で、初めてのライトノベルにもおすすめの人気シリーズ!
ある日、地震による事故で死んでしまった本好きの女子大生・麗乃が、異世界の幼女・マインとして目覚める。
本を読みたい…
しかしこの世界には本が無かった!
(あるけど高価すぎて手に入らない。)
貧しい家の娘であるマインは、どうしても手に入れたい本のために決意!
「本がなければ、自分で作ればいい。」
本を作るには紙作りから、紙を作るには道具作りから、素材集めから…
病弱・虚弱で無理をするとすぐに倒れてしまう体で、目標のために邁進するマインの姿が本作の魅力。
そして徐々に彼女の行動が周囲の人たちに影響を与え、スケール感を増しながら展開される物語には引き込まれることうけあいです!
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Posted by ブクログ
周回組です。
この巻、いろんなレシピとか試行錯誤の場面とかが出てくるから、個人的に結構好きです。けれど物語自体は動いていて、マインの体調がどんどん不穏になっていきます。
なにげに巻末のエーファ視点、ギュンターのこの言葉がどんどんこの先に繋がっていくわけで、ここが始まりか〜とちょっとうるっとしました。
Posted by ブクログ
本を作るにも紙が高すぎて作れないマイン。でも紙を作るにも道具がない。その道具を作るための道具もない。本を作るための紙を作るための道具を作るための道具がないという状況で頑張る話。
マインの頑張っているところが好き。
Posted by ブクログ
Audibleでハマり始めた『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘2」』(香月美夜)。
【自分の知る人物ではない、コイツは一体誰だ】という疑念を周りに少しずつ思われ始めるソワソワ感や、
【ビジネスが成功するか】というソワソワ感。
【自身に巣食う病がいつ暴走するか】という事からのソワソワ感。
始終落ち着かない形で聞いてました。
命に関しては『私の夢はスイスで安楽死 難病に侵された私が死に救いを求めた三十年』(くらんけ)で重みを感じて間もない心理状況なので余計にソワソワする。
主人公どうなっちゃうんだろう…。
どんどん引き込まれる
2作目ですが、主要キャラと世界観に馴染みが出てきて面白さが増してきました。
巻末にはネット小説ではなかった短編も2つあり、オットーの求婚話、ギュンターの求婚話がそれぞれの妻目線で語られます。
マインが大変な状況での終わりかたなので続編が待ち切れなくなるような巻でした。
Posted by ブクログ
マインの転生貧民生活も時々漏れて出る日本人の
生活の知恵で少しずつ改善、本の無い生活は相変
わらずだが、原料かた進めていく悲しくも現実的
な行動でエンピツと紙が出来ました
紙作りの過程で商人ベンノと知り合い「身食い」
という病気のことがわかり家族との生活が1年程
だと知れて・・・決心が固まり良い方向に転じま
した(*´▽`*)
Posted by ブクログ
面白かったです。商才を発揮しベンノと対等に交渉するマイン。人の使い方も上手です。
子どもとは思えないマインの博識さに変だと感じるルッツ。
「…お前、誰だよ」
とうとうルッツに訊かれてしまったマイン。事情を説明してルッツが望むなら消えてもいいと言いますが、ルッツは「オレのマインはお前でいいよ」と。くぅぅーとなってしまいましたよ(笑) ルッツ、本当にいい子だ!
そして、マインのことを周囲が怪しまないのは何故かと思ったら、突拍子もない行動をとると思われているギュンターお父さんの子だからなのですね。受け入れられているなら良かった(笑)
すぐ熱をだすマインが実は“身食い”という病気であることが分かりました。そしてその病気を治すにはとてもお金が必要だということも。
突然身食いで倒れたマイン。続きは次巻へ。
異世界に生まれ変わってから一年になるマイン。
本作りに追われる毎日の中、文字を書き残すべく奮闘するも失敗続きで前途は多難だけど持ち前の頑張りやルッツの助けもあって、ようやく本格的な紙作りが始まる。