越前敏弥のレビュー一覧
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中巻は聖杯伝説についての講義をサー・リー・ティーヴィングから受けた後、国外逃亡の過程で終了。物議を醸したと言われるこの聖杯伝説の解説が非常に面白い。よくここまで一つの物語に纏め上げたと感服する。リーのキャラクターが良い味を出している。ラングドン教授でなくてもいいので、宗教象徴学の講義を是非受けてみ...続きを読むPosted by ブクログ
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たいへん勉強になりました。洋書を読む時などでよくわからない文はいちいち気にせずに先に進んだりするが、しっかり勉強しなければ進歩はないPosted by ブクログ
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ブラウンのミステリ短編集第三弾。エド・ハンターシリーズから2作品入ってボリュームたっぷりの最高に楽しい一冊!→
シカゴ・ブルース大好きな私はエドたちがでる2作品がイチオシだけど、それ以外ももちろん良作。
「5セントのお月さま」は皮肉が効いていてマル(大衆が求めるのは月ではなく……?)
「球形の食屍...続きを読むPosted by ブクログ -
単純に好みで面白かった。
最初の数ページで惹かれ、続きを読みたくなる魅力がある。展開が早く、読めば読むほど謎が出てきて読んでて楽しかった。
私は西洋美術に興味があるので、作品に対する解説だったり、秘められた意味だったりがたくさん登場して面白かった。Posted by ブクログ -
『賢者の贈り物』のストーリーは知っていましたが、改めて読んで、ほっこりしました。
こういう心のこもった贈り物を贈りたいなぁと思わせられる話でした。Posted by ブクログ -
この作家さんの作品は長編でも短編でも本当に外れが無い。
才能豊かで、ミステリーだけでなくSF作品も多く書いている、これも、とても楽しい。
もっと、もっと読みたいと思わせる素晴らしい作品ばかりだ。大満足だよ。Posted by ブクログ -
「最後の葉が落ちるとき、わたしも死ぬ」の場面で有名な表題作をはじめ、ユーモアあふれる作品からバカミス、最後にひっくり返る掌編から童話調のものまで12編を収録。→
オー・ヘンリーといえば表題作が有名なので文学的な作品が多いのかな、と思っていたら、めちゃくちゃミステリが多くてホクホク。
ニヤニヤしなが...続きを読むPosted by ブクログ -
サスペンス小説として読みやすく非常に引き込まれる構成であり、終盤の黒幕の正体が明らかになる場面はそう来たかと息を呑んだ。その瞬間にいた主要人物の心情を想像すると苦しさがとても伝わる。
何よりも知的好奇心を掻き立てる作品である。作中にもある「偏見は無知から」という言葉通り、キーとなるフリーメイソン...続きを読むPosted by ブクログ -
製靴業で成功したポッツ家の強烈な女主人、イカれた3人の子どもとまともな3人の子ども。無茶苦茶な決闘から始まる連続殺人……
ポッツ家のメンバーの強烈なこと!まともじゃない家族たちには『Yの悲劇』のハッター家を連想したけど、向こうよりなんだか魅力的だったな。
ねじれにねじれた展開で、最後の怒涛の解決編...続きを読むPosted by ブクログ -
キャラクターが生き生きと動き回り、翻訳の妙もあるところと思うけれど、筆がのっているという印象。
私の中では、「グリーン家殺人事件」「Yの悲劇」に続く館もので、名家やお金持ちは大変だなあ。と俗っぽい思いが湧くものの、閉鎖的な空間での濃密さがとても好き。
これを読んで、やっぱりマザーグースを知らなければ...続きを読むPosted by ブクログ -
上・中も読んで。
ルーブル美術館の館長の謎の死を発端に
その孫娘とアメリカ人の研究者が「聖杯」の謎を追う。
誰が味方で誰が敵か。
めまぐるしく変わる状況。複雑な暗号。
どんでん返しの繰り返し。
前書きにあるように、これがほぼ事実に基づいているのなら凄まじい内容。Posted by ブクログ