垣根涼介のレビュー一覧
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過酷な鍛錬を積み、圧倒的な棒術で荒くれ者らを次々倒す兵法者となった才蔵。一方、一揆を謀る兵衛は、道賢に密約を持ちかける。そしてついに蜂起の日がやってきて…。無頼たちの運命を描いた、大胆不敵な歴史巨編。
(再読)
文庫版のあとがきで、道賢の最後などは実際に記録に残っていることを知った。垣根涼介は執筆...続きを読むPosted by ブクログ -
応仁の乱前夜。骨皮道賢に見込まれた天涯孤独の少年、才蔵は、百姓の信頼を集め、秩序に縛られず生きる浮浪の徒、兵衛に預けられ…。史実を鮮やかに跳躍させ混沌の時代を描き切る、記念碑的歴史小説。
(再読)
本作は5年前に読んだことがあるのを忘れて読み始めたけれど、再読してもやはり面白かった。Posted by ブクログ -
難しいことを考えずに楽しめる描写力に、室町から戦国へと移り変わる大きな時代の流れが加わり、骨太な時代活劇を堪能できた。道賢と兵衛そして芳王子の生き方には、どこか幕末の志士達に通ずるものが感じられたが、才蔵は、現代の若者を見ているようだった。Posted by ブクログ
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最初は読むのが辛かったがどんどん引き込まれていく。才蔵の理詰めで考えるのを破天荒で壊していく師匠ら。過酷な訓練で何を得ることができるのか下巻がたのしみ。Posted by ブクログ
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宇喜多直家。個人的には大好きな真田昌幸と同等の武将。でも主役として扱われた話が少ない。
そんな中での本書。ましてや幼少時からのお話。面白くない訳がないと思い読み進めたらまじで面白い。
あっという間に上巻読破。
さっさと下巻に行きます。
マジで面白いです。 -
ヒートアイランドシリーズ4作目。1作目以来にアキとカオルが再会するとなると、テンション上がらないわけがない。
久々に会うのはそういう理由で、こういう目的ねと思って読んでいたら、思わぬ方向に話が進展。そして当初から薄々感づかせてくれる「午前3時のルースター」とのつながり。そして痛快なエピローグ。大変楽...続きを読むPosted by ブクログ -
前作同様、基本的には各章独立した話でさくさくと読みやすい。
前作は真介、陽子の恋の行方に焦点を当てるシーンも多かったが、今作は被面接者やその周囲の人物にスポットが当たる話がより多くなったと思う。
仕事を続けることが幸せとも限らないし、続けることで見えてくることもある…という2つの側面がある。
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