光秀の定理

光秀の定理

836円 (税込)

4pt

明智光秀はなぜ瞬く間に出世し、信長と相前後して滅びたのか――。

厳然たる「定理」が解き明かす、乱世と人間の本質。
各界絶賛の全く新しい歴史小説、ここに誕生!

永禄3(1560)年の京。
牢人中の明智光秀は、若き兵法者の新九郎、辻博打を行う破戒僧・愚息と運命の出会いを果たす。
光秀は幕臣となった後も二人と交流を続ける。やがて織田信長に仕えた光秀は、初陣で長光寺城攻めを命じられた。
敵の戦略に焦る中、愚息が得意とした「四つの椀」の博打を思い出すが――。
何故、人は必死に生きながらも、滅びゆく者と生き延びる者に分かれるのか。
革命的歴史小説、待望の文庫化!

解説・篠田節子

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光秀の定理 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月29日

    信長の原理も気になっていましたが、
    上下巻ということもあり、
    まずは先に発刊されていたこちらをと手に取りました。

    結果…とても面白かったです。
    なんですか、これは…!

    読み進めていく中で、
    「最後の最後まで面白いじゃないか…!嬉泣」
    という一言が思わず。苦笑

    最初は、愚息と新九郎がメインで、
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    Posted by ブクログ 2023年05月03日

    とても面白い
    途中からはあっという間に読んだ
    詰まるところ本能寺の変は謎であり
    信長が天下人であったなら
    と思いを馳せる

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    Posted by ブクログ 2022年01月08日

    光秀の愛すべき人柄が分かる。
    だからこそ、なぜ光秀は信長を討つことになったのか。そして滅びることになったのかを考えさせられる。
    学校の歴史の授業を通しては、本能寺の変という事実のみに捉われ、裏切り者という理解をしていたが、この本を通じ、光秀がどれほどの信念をもち、世を変えようとしたのかということ、そ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月12日

    自分にとってはとてもタイムリーで珍しく一気読みしました。歴史小説はなかなか手が出ないけれどほんと面白かったあ。

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    Posted by ブクログ 2020年12月11日

    歴史物の小説(特に戦国時代〜江戸時代)は登場人物が多く関係性が複雑で苦手意識がありつつ、その裏返しで憧れもありつつ。あまり読んでこなかったけどこれはストーリーも終えて面白かった。
    人物の言動の背景にあるものや複雑な心情の動きがリアリティを持って描かれていて、とても読みやすかった。
    とにかく本能寺の変...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年10月18日

    信長の原理でもそうだったが、
    歴史に数学という軸をもってながめるのは、
    非常に面白い。

    そして、光秀の定理とあるのに
    光秀の最後の行動はまったく描かれない。
    光秀の友人だった架空の人物2人が、
    光秀の仕事、豊臣の世になってから、
    本能寺の変の理由を、想像するという、設定。

    信長が天下をとっていた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月14日

    大河ドラマで明智光秀の印象が変わりさらに知ってみたくなり手に取った。
    主人公は光秀ではなく、のちに友人となる架空の僧侶と浪人の二人。
    モンティ・ホールを使った確率、統計あり青春娯楽ありで歴史小説にしては変わり種で面白く読めた。
    最後の藤孝再登場シーンにハラハラされられた。
    キャラクターの生き方に優し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月03日

    明智光秀がメインではない。
    愚息という世捨て人の坊主と、剣術の達人である新九郎、このコンビがメインです。(架空の人物かな?)
    私は戦国の歴史はとんと疎いので史実をおって正確な感想は言えないが面白い一冊でした。
    長良川の争いで明智家が離散したあとから朝倉家、のちに信長に仕え、かの有名な本能寺の変まで。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月04日

    時代を変えた謀反人ともされた明智光秀は一体どんな人物だったのか。自分の信念から独自の世界観を持った坊主と技を極める兵法者から見た光秀とその時代を描き出した小説はなかなか面白いストーリーだった。
    愚息という名前もとぼけていて妙だが、そんな奴らが時代を冷静に見ていたなってありそうな、なさそうな。人を食っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月31日

    十兵衛光秀の話ではあるが、破戒僧の愚息と兵法者の新九郎の語りが加わり、物語は進んでいく。
    光秀の人となりを作り上げたものが、美濃源氏の嫡流の血筋であったり、田舎者ゆえの人を惹きつける純朴さであったり、はたまた友垣である愚息と新九郎と共に過ごすうちに得た考え方であった、など深く面白く考察されている。
    ...続きを読む

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