室町無頼(上)(新潮文庫)

室町無頼(上)(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

応仁の乱前夜。天涯孤独の少年、才蔵は骨皮道賢に見込まれる。道賢はならず者の頭目でありながら、幕府から市中警護役を任される素性の知れぬ男。やがて才蔵は、蓮田兵衛に預けられる。兵衛もまた、百姓の信頼を集め、秩序に縛られず生きる浮浪の徒。二人から世を教えられ、凄絶な棒術修業の果て、才蔵は生きる力を身に着けていく。史実を鮮やかに跳躍させ混沌の時代を描き切る、記念碑的歴史小説。

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  • 室町無頼(上)(新潮文庫)
    693円 (税込)
    応仁の乱前夜。天涯孤独の少年、才蔵は骨皮道賢に見込まれる。道賢はならず者の頭目でありながら、幕府から市中警護役を任される素性の知れぬ男。やがて才蔵は、蓮田兵衛に預けられる。兵衛もまた、百姓の信頼を集め、秩序に縛られず生きる浮浪の徒。二人から世を教えられ、凄絶な棒術修業の果て、才蔵は生きる力を身に着けていく。史実を鮮やかに跳躍させ混沌の時代を描き切る、記念碑的歴史小説。
  • 室町無頼(下)(新潮文庫)
    649円 (税込)
    唐崎の古老のもと、過酷な鍛錬を積んだ才蔵は、圧倒的な棒術で荒くれ者らを次々倒す兵法者になる。一方、民たちを束ね一揆を謀る兵衛は、敵対する立場となる幕府側の道賢に密約を持ちかける。かつて道賢を愛し、今は兵衛の情婦である遊女の芳王子は、二人の行く末を案じていた。そして、ついに蜂起の日はやってきた。時代を向こうに回した無頼たちの運命に胸が熱くなる、大胆不敵な歴史巨編。(解説・早島大祐)

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室町無頼(上)(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月30日

    室町時代、没落武士の子で天涯孤独の少年才蔵は用心棒として土倉を営む法妙坊暁信に雇われる。
    ある日土倉は盗賊に襲われるが、頭目骨皮道賢に見込まれ、百姓からの信頼を集める浮浪の徒蓮田兵衛に預けられ、棒術の修行を経て生きる術を身につける。

    応仁の乱前夜を一揆側の視点から描いた歴史小説であるが、歴史に従い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月14日

    たった1回の予告編で「観たい」と思わせる映画は久しぶりかもしれない。そのまま原作を読む運びとなった。
    映画の方(来年1月公開)はエグい描写もあるようだが、不思議なもので原作版だとそこは何の気なしに読み進められる。(※あくまで!個人の感想です) (下)で全てをまとめようか迷ったけど、(上)から凄かった...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月09日

    無頼。
    手元の辞書を引いてみると(一回やってみたかったやつ)
    1 正業に就かず、無法な行いをすること。また、そのさまや、そのような人。
    2 頼みにするところのないこと。
    とある。

    思うに「無法」とは世のルールではなく自らの流儀に従うことなのだろう。
    世が乱れている時代は、法の正しさを担保する政権の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月27日

    応仁の乱前夜。骨皮道賢に見込まれた天涯孤独の少年、才蔵は、百姓の信頼を集め、秩序に縛られず生きる浮浪の徒、兵衛に預けられ…。史実を鮮やかに跳躍させ混沌の時代を描き切る、記念碑的歴史小説。

    (再読)
    本作は5年前に読んだことがあるのを忘れて読み始めたけれど、再読してもやはり面白かった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月03日

    最初は読むのが辛かったがどんどん引き込まれていく。才蔵の理詰めで考えるのを破天荒で壊していく師匠ら。過酷な訓練で何を得ることができるのか下巻がたのしみ。

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月06日

    あっという間に読んでしまった。

    応仁の乱直前の不安定な情勢。

    この史料が少ない時代を、生々と描く。

    下巻も期待したい。

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    Posted by ブクログ 2021年01月12日

    (読んだのは文庫版ではないけど検索で出てこなかったので)

    戦国時代に突入する直前の室町幕府末期ごろの話。
    なかなか物語で描かれない時代だが、その時代の殺伐とした雰囲気をありありと思い描けるように表現する筆致はさすが。
    幕府が弱体化し各地の大名同士で領土争いが起き、重税に苦しむ農民がたびたび一揆を起...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月05日

    結構面白いです
    室町時代の物語は、だいたいハズレるけど
    江戸時代の浪人の立身出世のようなストーリーで
    なかなか読み応えあります

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月14日

    応仁の乱直前の京で棒術を頼りに生きる青年の物語。マフィアの首領兼警察庁長官の骨皮道賢、なんだか怪しいアジテータ兼関所強盗の蓮田兵衛に振り回されまくる。
    途中で司馬遼太郎ばりの生々しくドライなエロスが混じったと思ったら、終盤はベストキッドのような棒術修行。先が読めなくて楽しい。
    「銭は回転を繰り返すこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月05日

    室町時代の京都が舞台の物語。
    蓮田と道賢という少しタイプは違うもののとても魅力的な2人の男と、何故か彼らに可愛がられる才蔵。
    少なくとも歴史の教科書に出てくるような表舞台で語り継がれるような存在ではないものの、この先の日本に何か大きな影響を与えそうな匂いがプンプンする。
    下巻が楽しみです。

    0

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