室町無頼(下)(新潮文庫)
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室町無頼(下)(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

唐崎の古老のもと、過酷な鍛錬を積んだ才蔵は、圧倒的な棒術で荒くれ者らを次々倒す兵法者になる。一方、民たちを束ね一揆を謀る兵衛は、敵対する立場となる幕府側の道賢に密約を持ちかける。かつて道賢を愛し、今は兵衛の情婦である遊女の芳王子は、二人の行く末を案じていた。そして、ついに蜂起の日はやってきた。時代を向こうに回した無頼たちの運命に胸が熱くなる、大胆不敵な歴史巨編。(解説・早島大祐)

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室町無頼(新潮文庫) のシリーズ作品

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  • 室町無頼(上)(新潮文庫)
    693円 (税込)
    応仁の乱前夜。天涯孤独の少年、才蔵は骨皮道賢に見込まれる。道賢はならず者の頭目でありながら、幕府から市中警護役を任される素性の知れぬ男。やがて才蔵は、蓮田兵衛に預けられる。兵衛もまた、百姓の信頼を集め、秩序に縛られず生きる浮浪の徒。二人から世を教えられ、凄絶な棒術修業の果て、才蔵は生きる力を身に着けていく。史実を鮮やかに跳躍させ混沌の時代を描き切る、記念碑的歴史小説。
  • 室町無頼(下)(新潮文庫)
    649円 (税込)
    唐崎の古老のもと、過酷な鍛錬を積んだ才蔵は、圧倒的な棒術で荒くれ者らを次々倒す兵法者になる。一方、民たちを束ね一揆を謀る兵衛は、敵対する立場となる幕府側の道賢に密約を持ちかける。かつて道賢を愛し、今は兵衛の情婦である遊女の芳王子は、二人の行く末を案じていた。そして、ついに蜂起の日はやってきた。時代を向こうに回した無頼たちの運命に胸が熱くなる、大胆不敵な歴史巨編。(解説・早島大祐)

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室町無頼(下)(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    過酷な修行を経て六尺棒の使い手となった才蔵は腕試しを通じて人を見る目、器量を上げる。
    一方で蓮田は蜂起を計画し身内の武士だけが優遇される室町の体制に一石投じようとする。
    道賢、兵衛、才蔵とその仲間達の行く末は、、、

    0
    2024年03月30日

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    グロい時代だけどカッコいい。

    この時代はノーマークだったので余計に興味深かった。
    歴史の授業や日本史マンガでも一揆や室町時代にはあまり興味が湧かなかったので、今回知ったことが新鮮。

    骨皮道費と連田兵衛は実在の人物なので、他に登場する本があったら読んでみたい。

    0
    2023年11月28日

    Posted by ブクログ

    才蔵の強さが際立った下巻。読みやすくて歴史小説の入門にもってこい。才蔵が亀仙人前後の悟空ばりの成長を遂げ、男の子としてはワクワク。兵衛と道賢はトラとライオンのようにカッコ良いけど、下巻は才蔵を楽しむためのもの!

    0
    2022年06月16日

    Posted by ブクログ

    過酷な鍛錬を積み、圧倒的な棒術で荒くれ者らを次々倒す兵法者となった才蔵。一方、一揆を謀る兵衛は、道賢に密約を持ちかける。そしてついに蜂起の日がやってきて…。無頼たちの運命を描いた、大胆不敵な歴史巨編。

    (再読)
    文庫版のあとがきで、道賢の最後などは実際に記録に残っていることを知った。垣根涼介は執筆

    0
    2022年01月27日

    Posted by ブクログ

    難しいことを考えずに楽しめる描写力に、室町から戦国へと移り変わる大きな時代の流れが加わり、骨太な時代活劇を堪能できた。道賢と兵衛そして芳王子の生き方には、どこか幕末の志士達に通ずるものが感じられたが、才蔵は、現代の若者を見ているようだった。

    0
    2022年01月10日

    Posted by ブクログ

    室町時代の混沌とした描写を描ききった著作。

    あっという間に読んでしまった。

    上下巻共に躍動感がある描写が、私好みだった。

    作者の他の作品も読んでいきたい。

    0
    2021年02月06日

    Posted by ブクログ

    一揆を扇動する蓮田兵衛、男気あふれる骨皮道賢、清々しい若武者の吹き流し才蔵。さらには馬切衛門太郎や芳王子など、魅力的な登場人物を作り出しながら歴史的事実をベースにしての室町時代のドラマ。

    0
    2021年01月30日

    Posted by ブクログ

    応仁の乱の直前という時代は、意外と描かれていないと思う。骨皮道賢という名前は、応仁の乱を描いた作品の中で「悪役」として登場することはあったけど、「志」を持った人物として描かれた作品は、初めてだった。来年の映画の封切りが楽しみだ。

    0
    2024年05月01日

    Posted by ブクログ

    (下)はもっと駆け抜けた!こんなに疾走感のある小説を読んだのは久しぶり…!

    本題に入る前に訂正しておきたいのが、(上)のレビューで才蔵の修行について「ユニークだ」と書いたこと。(上)では彼の成長をワクワクしながら追っていたけど、冷静に考えれば半端なく命懸けである。
    深手の傷を負えばまだ良い方で、身

    0
    2024年03月17日

    Posted by ブクログ

    「『こころ』『ノルウェイの森』そして」

    武術に関する垣根先生のネーミングセンスは個人的に絶品だと思う。
    「吹き流し才蔵」といい、「光秀の定理」の「笹の葉新九郎」といい。道を究めた行く先は何か「さらさら」とか「ゆらゆら」みたいな物になるのかもしれない。

    それはさておき、いよいよ兵衛の武装蜂起が始ま

    0
    2023年05月06日

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