垣根涼介のレビュー一覧

  • 永遠のディーバ-君たちに明日はない4-
    リストラ請負人・村上真介が主人公の「君たちに明日はない」シリーズの第4作。
    物語を通じて仕事や会社との向き合い方についていつも考えさせられ、また勇気づけられてきた、大好きなシリーズ。今度も文庫になるのを待ってた。
    希望退職に応募した人を引き止めたり、会社が印をつけた優秀層を思い留まらせたり、山一証券...続きを読む
  • ボーダー ヒート アイランドIV
    久しぶりすぎてシリーズの記憶が薄れていたため、一作目から再読してから読み始めた。
    おかげでしばらくの間は垣根ワールドにドップリ浸かる日々でした。
    アキの成長、カオルの悩み、柿沢と桃井の大人の格好良さなど、完結編に相応しい充実した内容でした。
  • 人生教習所(上)
    話が三人の登場人物の視点でコロコロ変わりながら、進んでいくのが新鮮。それぞれの背景を元にした視点で、他の登場人物では描けない部分が見えて面白い。下巻が楽しみ。
  • サウダージ ヒート アイランドIII
    面白かった。

    いるよねー、こういう頭悪くてギャーギャー喚いて我儘でどうしようもない女。
    でも身体がよくて離れられないっていう。

    イライラさせてもらいましたわ。

    今回はアキが可愛い役回り。
  • 人生教習所(下)
    で、下。

    セミナー最後まで良心的だし。
    なんか最後にウラがあってどんでん返し的な・・・・、と思ったら、いい人たちじゃないかー。
    登場人物もキャラに好感が持てるし、読後の清涼感がなかなか良いです。

    小笠原の歴史もよくわかります。
    沖縄などとはまた違う、独自の戦中戦後の歴史があったのですね。

    あと...続きを読む
  • 人生教習所(上)
    それぞれ心に何かを抱えた老若男女が、小笠原で開催されるセミナーに参加する。

    おぉ、意外とマジメな内容だ。
    セミナーも怪しくなく良心的っぽい。

    で、下。
  • 人生教習所(下)
    垣根 涼介さんの作品ひさびさに読みました。

    やっぱり好みなかんじ。


    人間って大変。生きるって愉快だなと。

    いろんなひとがいて
    境遇や環境に左右されて、見失いがちなことを、
    講習によって正しそうな(何が正しいかはひとの価値観によるけど、
    一般的にみて正しいという人が多そうな)方向に向けられる。...続きを読む
  • ボーダー ヒート アイランドIV
    雅、復活ー!
    カッコ良かったよーーーーー。
    やっぱり、アキとカオルのコンビ好きやわ。。。
    桃柿コンビもこの上なくカッコいいけどね!

    話の盛り上がりとかはあんまりなかったけど、話はすっごく面白かった!

    中西も好きだー。
    キャラが全員好きだー。
    あ、でも、中西の義妹のアキラは好きじゃないかも。
    賢い...続きを読む
  • ボーダー ヒート アイランドIV
    この本を面白いって思ったり、作中に出てくる車や単車の描写が目に浮かんで堪らない気持ちになったり。なんともいえない「やっぱり好きなんだよな」って感覚がぎっしりで。夢中で読みました。アキが淡々と成長して行く様子は前作までに描かれていたので、カオルのことも、ユーイチたちのことも描いてくれて嬉しかった。アキ...続きを読む
  • ギャングスター・レッスン ヒート アイランドII
    そしてヒートアイランドⅡ。
    ストリートギャングのアキが1年後、柿沢・桃井のもとへ仲間入りし強盗のプロになるべく訓練を受ける。
    またもヤクザの闇金を奪い島から脱出するシーンはスリルと爽快感でいっぱいの作品。アキの成長と今後のストーリーも楽しみ!
  • ギャングスター・レッスン
    垣根涼介に初めて出会った作品。
    知人からのすすめで読んでみた。

    最初はどんな話になるのか
    たくさんの登場人物の整理ができなくて追いつかなかったが
    読み進めていくうちに、多くでてきた点と点が結びついていく。

    最後は快感。の一言。

    ここでこうつながってくるのかと思ったら鳥肌がたった。
    ここから垣根...続きを読む
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!
    垣根さんの小説を読み漁るようになり彼の紡ぎだす世界観に魅力され

    いつしか彼自身にものすごく興味を抱くようになりました。

    これは小説の舞台になる南米の取材をまとめた紀行文!

    いわば彼の初となるエッセイ集なわけです。

    私が喉から手が出るほど読みたかった一冊で本屋で見つけた時は目が輝きまし...続きを読む
  • サウダージ ヒート アイランドIII
    1008 ヒートアイランドシリーズ3作目。シリーズ物として内容の可否はありそうだけど、個人的には終わりまで好きなハードボイルド作品。それでも性描写はもう少し少なくて良かったけど。。。
    まぁとにかく面白かった。次作にさらに期待。
  • ギャングスター・レッスン
    3連休曇り空のビーチ(和歌山)+大渋滞(6時間)の車内にて
    なんだろ。おもしろ過ぎる。途中「いや〜!おもしろい」を何度も繰り返した。確かにサウダージ→ヒートアイランド→ギャングスター・レッスンの順番で読むのがベスト!
  • ギャングスター・レッスン
    『ヒートアイランド』 の続編。渋谷で不良をたばねていたアキが裏金を狙うプロへのスカウトに乗っかって一人前になっていく様を描いたノワールだけど青春な小説。脂っこいのにサッパリとした不思議な垣根小説。
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!
    ちょっとだけ、自分も南米旅行している気分になれました。

    危険すぎて怖すぎて実際にはできないからね。

    彼らと私では、生き方も価値観もまるで違うんだろうなぁ、と思った。
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!
    サルサをやっているのでつい手にとってしまった本です。
    自分なりに、体と心の声はしっかり感じてるつもりですが、
    本能に従って生きて、それが許される環境ってやっぱり素晴らしいなぁと思いました。
  • 人生教習所(下)
    前半の予想から大外れはしないものの
    研修の中身(島の歴史や島民の暮らし)が
    割合に重くて、ただの娯楽小説では
    なかったのかぁと少し驚いた。

    巻末の謝辞によれば小笠原の歴史や自然、
    日本への返還前後の話は実際の話を聞きながら
    書かれたものとあり、今まで知らなかった
    多くの歴史に触れた。
    日本への返還...続きを読む
  • 室町無頼(下)(新潮文庫)
    応仁の乱の直前という時代は、意外と描かれていないと思う。骨皮道賢という名前は、応仁の乱を描いた作品の中で「悪役」として登場することはあったけど、「志」を持った人物として描かれた作品は、初めてだった。来年の映画の封切りが楽しみだ。
  • 君たちに明日はない
    主人公の仕事は実質「首切り屋」。働いてる人を調査し、話し合うことで自主退職に追い込む。正直大抵の小説では敵キャラだろう。だが、この作品ではそのキャラが主人公となって、いろいろな人たちとドラマを紡ぎながら生活していく。話し合い相手と恋に落ち、同級生と出会いそれでもなお仕事をこなしていく。印象的だった事...続きを読む