垣根涼介のレビュー一覧

  • ワイルド・ソウル(上)
    垣根涼介にしてはかなりの長編だし、南米移民の話ということで敬遠してたんだけど、かなりお勧め。めっちゃ面白いです。

    最初は戦後の南米移民の話で、かなり悲惨な状況が続くんだけど、その後は現代の話で、垣根涼介らしく、やはりクルマ(今回はRX-7のFDの改造車)が登場し、女子アナと絡んで、とてもセンス良く...続きを読む
  • ワイルド・ソウル(下)
    垣根涼介にしてはかなりの長編だし、南米移民の話ということで敬遠してたんだけど、かなりお勧め。めっちゃ面白いです。

    最初は戦後の南米移民の話で、かなり悲惨な状況が続くんだけど、その後は現代の話で、垣根涼介らしく、やはりクルマ(今回はRX-7のFDの改造車)が登場し、女子アナと絡んで、とてもセンス良く...続きを読む
  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-
    それぞれの立場。それぞれの境遇。それぞれの人生。あまりにサクサク読めてしまうのは何でかな……と思っていたら、解説の「嘘っぽい設定がないからその世界に一気に身を委ねられる」という言葉で腑に落ちました。
  • ワイルド・ソウル(下)
    久々に良い本に巡り合った。日系ブラジル人のそのルーツ。涙無しに語れない。ノンフィクションとフィクションの絶妙なお話。
  • 午前三時のルースター
    去年、ワイルドソウルを読んで知った著者。新千歳空港の本屋で発見して購入。
    ワイルドソウルを彷彿とさせる、手に汗握る常に次が気になる展開。旅行先が自分も東南アジアだったということもあってか、楽しくサクサク読めた。と同時に、どんなレールが敷かれていても、人生の価値観って人それぞれだよねと思わせる作品。
  • ワイルド・ソウル(下)
    垣根涼介著『ワイルド・ソウル』上下巻読み終わりました。面白かったというより、驚きの連続でした。
    南米ブラジル移民の苦悩、日本政府と官僚への復讐劇。悪い事とわかっていても、応援したくなるのは、人道的な見地を含んだ目でみているから。最終的にハッピーエンドになってるところが、読後感を良いものにしてる感じが...続きを読む
  • ワイルド・ソウル(下)
    読み終えるのがもったいないほど 面白い
    言い古された言葉だけれど
    ほんとうに その表現が ぴったりする

    あまり面白くて
    ついつい 先に進んでしまいそうなところを
    ぐっとこらえて
    何度も 自分の中で
    「もうちょっと 待て!」
    を出し続けていた

    その「待て!」の間も
    どうなっていくのだろう
    の 期待...続きを読む
  • ワイルド・ソウル(上)
    もう、何十年も前に
    北杜夫さんの「輝ける碧き空の下で」を
    大興奮で読み進めていた時の気持ちを
    想い出した

    これは 優るとも劣らず
    いゃあ 面白く興味深い

    そのままの気持ちで
    下巻へ
  • ワイルド・ソウル(上)
    あらすじ
    その地に着いた時から、地獄が始まった-。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。だが入植地は密林で、移民らは病で次々と命を落とした。絶望と貧困の長い放浪生活の末、身を立てた衛藤はかつての入植地に戻る。そこには仲間の幼い息子、ケイが一人残されていた。そして現代の東京。ケイと仲間たち...続きを読む
  • ワイルド・ソウル(下)
    時々、南米に移民した人たちの二世、三世がテレビでニコニコとしてるのを見かけるが、彼らの親や、祖父母は想像を絶する苦労をされたんだなと思った。
    当時の政治家や、官僚は同じ国民にどうしてこんな仕打ちができたのだろうか?
    もしかして根本的なところでは、今もそんなに変わっていないのかもしれない。
    復讐への気...続きを読む
  • 張り込み姫-君たちに明日はない3-
    君たちに明日はない シリーズの三作品目!

    リストラ受託会社で働く村上真介が様々な業種で働く人達を面接していく。

    リストラ会社と聞いて冷たさを感じるかもしれませんが、そんな事はありません。
    今回は自動車の整備士の話(第3話 みんなの力)が秀逸でした!

    ずっと続いて欲しいシリーズです!
  • 午前三時のルースター
    こんな完成された処女作あるか?というくらいの、徹底した作り込みによってなりたった深みのある物語。
    小説家・垣根涼介の才能がすでに完成された形で見えていて、「ワイルド・ソウル」と比べると唯一、ひっぱりというか、伏線の絡み合いが多少少ないのかなと思うが、だが「新人っぽさ」を感じさせるのは、それのみだ。驚...続きを読む
  • 永遠のディーバ-君たちに明日はない4-
    リストラ面接官第4弾。今回1と4はリストラ面接だけど対象者を引き止めるのが仕事。でもどっちもやめられちゃうのね。パレートの法則は聞いたことあった。真介がが知らないのが意外。高橋社長の過去は結構色々あったのね。
  • 南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ!
    今から13年前に出版された、南米取材記。
    著者ー垣根氏作品『ワイルド・ソウル』を
    執筆するための取材も兼ねた旅行の中から、
    自分の感覚を呼び覚ますようなエピソードを
    地方独特の人間模様を交えながら
    やけに細かく綴っている
    本のカバーに小さな写真達がずらりと並んでる
    それらを眺めながら読み進めると
    ...続きを読む
  • ワイルド・ソウル(下)
    「読み終わった時の爽快感」「国なんてものはいつの時代もファックだ!」解説にあるこの言葉が、この作品を象徴するように感じた。
    壮絶なる日本の歴史、それに対する復讐劇、でも血みどろの復讐劇ではない筋の通ったシナリオ、物語全体のスピード感、それぞれの心の葛藤。ここ数年レベルで、一番興奮した作品でした。星1...続きを読む
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-
    心に残った言葉。「唯一変わらないものがあるとすれば、それは、おそらくは誰かを大事に思っているという、その気持ちだけだろう。その気持ちをお互いに持ち続けられる人間関係だけが、かろうじて生き残っていく。」「ここで上がりっていうような一生安楽な人生は、官僚にでもならない限り、今の時代にはもう来ないよ。折り...続きを読む
  • ワイルド・ソウル(下)
    一気読みした。

    山本さん、そんな話を秘めてたとは…

    上巻は読みながら悲痛な気持ちになったけど、最後は爽快感のある締め方で面白かった!
  • ワイルド・ソウル(上)
    ちきりんのオススメにあったことから購入した本。
    序盤から壮絶な内容、それを下地にした展開が進み、食い入るように読んだ。久々の感覚。下巻の展開も楽しみ過ぎる。
    ブラジル移民の中にこういう事実があったというのはどこまで真実なのか。少なくともWikipediaには書いてないけど、全くのフィクションには思え...続きを読む
  • 迷子の王様-君たちに明日はない5-
    リストラ請負人、村上真介のお仕事小説、最終版。
    今までの4作品とはやや趣が異なる。
    最初に読んだときは、第5弾にしてストーリーの息切れ感あり、残念ながらそろそろネタ切れなのかと思ったが、2回目読んでみると、コレはコレで味わい深かった。
    リストラ云々というより、仕事とは?というところに焦点が絞られた作...続きを読む
  • ヒート アイランド
    あぁ、すばらしい。
    緊張感漂う描写、男の世界。筋書きは複雑だがわかりやすい。
    「面白い」と力強く言い切れる作品。