萩尾望都のレビュー一覧

  • 私の少女マンガ講義(新潮文庫)
    とても丁寧に萩尾望都さんの言葉を紡いでいて、ファンにとってもそうでない人にも分かりやすいと思いました。聞き手の矢内さんの情報量もすごいです。
    全ての作品をもう一度ゆっくりと読み返したいです!
  • ポーの一族 ユニコーン

    ポー

    ポーの一族2021年バージョンこんなものが読める日がくるとは…スマホ持ってますよ………相変わらず美しい一族です!
  • 海のアリア 1
     沖縄での歌手とのエピソードの完成度が高く、ここで終りにしてもよいのでは、と思う。
     荒れる海・穏やかな海の描写が卓抜で、絵のお手本にしたいほど。
     双子の弟コリンの後悔の涙が胸を打つ。
  • ポーの一族 1

    ポー

    美しく悲しいヴァンパイアの一族
    人間よりはるか長い間生きていた
    あらゆる時代をみてきた美しい人
    共存はできないのか
  • トーマの心臓
    13歳のトーマ・ヴェルナーが陸橋から転落死し、1学年上のユーリに対し遺書が送られていた「これがぼくの愛 これがぼくの心臓の音」。半年前、トーマは学校一の優等生のユーリに好意を寄せていたが全校生徒の前できっぱりと拒絶されていた。彼の死の真相に苦しむユーリと見守る友人のオスカー。そんな時トーマとそっくり...続きを読む
  • アフタヌーン 2021年5月号 [2021年3月25日発売]
  • A―A’

    1981年〜1984年の連作

    元は人工交配種である一角獣種は表情とか言葉で感情を表すことが豊かに出来ないので周りに理解され難い。でも勿論様々な感情を内面に持ち合わせている。悩んだりはしないみたいだけど。
    A-A’は切ないけど救いがある恋のお話、4/4カトルカースは初恋の悲しいお話、続くX+Yは主人公のESPのモリが4年後一角獣...続きを読む
  • メッセージ
     歴史編と現代編の比率が4:6。楽しく読めた。
     これまで決定版スフィンクスはギュスターヴ・モロー『オイディプスとスフィンクス』と思っていたが、萩尾スフィンクスの迫力に上描きされそうだ。
     現代編の天草夜羽根は沢田研二がモデルだろうか。『魔界転生』で天草四郎を演じているし。
  • トーマの心臓

    珠玉のような名作

    「彼(トーマ)がぼくの罪を知っているか否かが問題なのではなく…
     ただいっさいを何があろうと許していたのだと」

    終盤のこのユリスモールのトーマの愛を理解した瞬間の科白が全てだと思う。

    とても美しい科白、シーン。
    この瞬間に主要な登場人物が全て救われたと思っている。

    秀逸。この一...続きを読む
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 8

    萩尾先生すごいです。

    何回読んでも素晴らしい❣

    私の一番好きな時代背景です。

    映画「エリザベス」のエリザベス女王
    ドラマ「クイーンメアリー」のメアリー女王

    どちらも大好きで、ドハマりでした。

    本作品はメアリー女王の初めの夫の妹の
    マルゴが主人公の物語!

    彼女の愛に忠実な生き様に寄り添えて...続きを読む
  • アフタヌーン 2021年7月号 [2021年5月25日発売]
  • 残酷な神が支配する 1
    覚悟して読んだ方がいい。または今迄、幸福な人生と感じているのであれば、 興味半分で手を出さないほうがいい 。
    読んでる間かなりつらかった。 読み出したら最後まで読まずにはいられない。が もう、二度と読み返すことができないかもしれない。
    萩尾望都先生の画力が シンクロさせる。
    性虐待はもちろん、...続きを読む
  • 11人いる!
    幼いころに母の本棚から抜きとって読んだマンガ。
    ふと読み返したくなることがある。

    久しぶりに読んでみると、わたしはこのマンガにとても影響を受けていたのだなと感じた。

    わたしはヌーになりたかったんだなあ。
  • メッシュ 1巻

    やっぱり素敵

    10代の頃にハマってて、今も特装版が本棚に閉まってあるけれども無性に欲しくなって思わず購入してしまいました。
    今読んでも数十年前の作品とは思えない。
    萩尾先生の作品の中でもやっぱりダントツで好きです。
    メッシュ の刹那的なモロくて危うい感じが魅力的でたまらない。
    ミロンとの恋人でも無い友達と...続きを読む
  • ポーの一族 秘密の花園 1

    続きが早く読みたい!

    先日「一度きりの大泉の話」を読んだばかりだったので、尚更感慨深いものがありました。連綿と続く一族のエピソードが生まれた背景にはこんなに追いつめられた状況があった事を知るとエドガーの孤独な心情も更に身につまされます。人を信じたいのに、信じきれず離れていくしか術の無い辛さはいかばかりか、そしてアーサーと...続きを読む
  • 一度きりの大泉の話

    交流がない事を知ってはいたが

    小学生の頃からお二方の作品を読み、中高生時代は肩までどっぷりでした。
    2台巨頭といいますか、圧倒的な実力を持ったお二人でした。私は萩尾望都先生の方が好きでした。萩尾望都先生の昔の作品の端っこに落書きがあって、竹宮先生あてのメッセージ?だったようです。でも、後の作品や雑誌の近況などにもお二人の共通点は...続きを読む
  • バルバラ異界 4

    おもしろい

    謎だらけのバルバラ…。謎の虜になり夢中で読んでしまいました。こんなに夢中で本を読んだことは本当に久しぶりでした。謎の答えを知った上でこれからもう一度読み直します。
  • バルバラ異界 1

    バルバラ

    キリヤの秘密の島バルバラ、タンパク質のバルバラ、あおばの夢の島バルバラ。バルバラとは何?続きが気になって眠れません。
  • 一度きりの大泉の話
    日本少女漫画界の大巨星・萩尾望都御大の自叙伝が出ると聞いて、
    喜び勇んで予約したものの、
    発売を待つ間に何やら不穏な気配を感じた。
    読み始めてじきに、嫌な予感が的中したのを察した。
    新人時代の慌ただしくも楽しかった青春の日々――
    といった話ではなく
    (もちろん愉快なエピソードも回顧されてはいるが)、...続きを読む
  • 11人いる!
    おもしろかった。

    トーマの心臓で苦手意識を感じていたが、萩尾望都はSFのほうがおもしろいと紹介されて読んだ。

    王さまのキャラは気高そうにしている続編より、少し悪役っぽい本編の方が好きだ。