萩尾望都のレビュー一覧
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宇宙という広い世界の話、何年にもわたる人間の話、それぞれの登場人物個人の話、どれも良い感じに深くて考えさせられて、希望が持てたり切なかったり。
最後は希望があるような感じだけど、エルグのことを思うと切なくなる話だった。Posted by ブクログ -
誰かに萩尾望都の漫画を1冊貸してと言われたら、この文庫を貸すと決めている。
萩尾さんの漫画のモノローグには印象的なものが多いと思うけれど、中でも「訪問者」のオスカーのモノローグを思い返すことが多い。
”あの家のなしの花もいまは満開だろうね”
何ともいえませんな・・・。Posted by ブクログ -
初めて読んだ時は衝撃的過ぎてまともな感想も持てなかった。改めて読み返してみて、何かこの感じ知ってる、と思ったら「トーマの心臓」だった。愛の残酷。愛の許し。愛の救い。萩尾先生は残酷を以て愛を語り得る神さまみたいなひとだ。Posted by ブクログ
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神ってなんなのかな?と考えます。
自分が創った神の存在にときに救われ、ときに傷つけられる。愛に似ている。
罪は何度も蘇り、常に傍らにある。そして裁かれるのを待っている。裁くことができるのは愛する者だけだ。
スター・レッドでも主人公を産みなおすのは元々男性だった人だけれど、何か意味があるのだろうか。Posted by ブクログ -
しばらく漫画から離れていた頃に出た作品で買っていなかったけれど、萩尾作品が読みたいという人があり何冊か貸すことになったときに、このタイトルもご指名だったので、いい機会だからと内容も知らずに全巻大人買いしてきたもの。貸す前に自分でも読んでおこうと、ページを開いて焦った。ちょっと人に貸すには激しすぎる。...続きを読むPosted by ブクログ
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短編のストーリー漫画の傑作。秀逸作品。
表題作はまさに絶品。
マンガという世界で描いた文学作品といえる。
短編では一番好きな作品。
ラストシーンは胸に迫るものがある。Posted by ブクログ -
1巻から夢中になって読みました。1巻2巻はあまりにもジェルミがかわいそうで、辛くなったほどですが、この4巻から一気に展開が加速します。 驚愕の事実も発覚し、どうなってしまうのか!?続きが気になります。Posted by ブクログ
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痛い、苦しい、つらい、美しい。
それでも、あの断崖へかえらずにはいられない。
私の漫画人生の転換期。
追記(20130116)
読む度に新しい痛みを、新しい愛を見付けてしまう。Posted by ブクログ -
読み始めた時は、それぞれ別の話がどう繋がっているのかわからなくて「?」ってなったけど、読み進めていくうちに「!」にかわっていった。そうなるととても読みやすくなって後半はもう一気に読んだ。
読むのにとても集中力がいるので、疲れるけど、かなり読み応えのある話でした。Posted by ブクログ -
萩尾さんの漫画どれも好きですが、バレエ漫画、ほんとに好きすぎて。表題の作品は、マリオという主人公のバレエ団での葛藤が描かれてます。厳しい世界ですね、バレエって・・・。共感とは違いますが、マリオの心が手に取るようにわかるというか、内面の描写が秀逸。何度でも読み返したい漫画です。Posted by ブクログ
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30数年に及ぶ愛読書です。
レイブラッドベリに目覚めるきっかけの作品でもあります。
「集会」がやはり一番好きですね・・・甲乙つけがたいけど。
2011年6月15日
再読
2013年7月14日Posted by ブクログ -
人は自分の幸せに為に
生贄を捧げることができる。
一度絶望の淵を見てしまったジェルミには
時と共に風化させることしかないのかな。
いろいろグルグル考えてしまうんだけど、
とりあえず!
グレックが気持ち悪い!!
サンドラが許せない!!!
その2人でさえ親からの負の連鎖だと思うとやるせない!!!!Posted by ブクログ -
萩尾望都、だいすきで、一番を選ぶならトーマの心臓か迷うんだけど、この本。
白い髪に赤い目。星が格好よくて、火星人たちの設定もすごく魅力的で……、少年たちを書かせてもすごい人だけど、この人の魅力はやっぱりSFだと思う。Posted by ブクログ