萩尾望都のレビュー一覧
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不治の病を治す為に投与された女性ホルモンが死ぬ行く己の胸をふくらませる。その命のしくみの馬鹿馬鹿さに疲れてしまうメイヤード。
ナースタースは彼の「愛」だけほしかったけど、あげられないからそれ意外のものはと告げられ「全部貰う」と叫ぶ。強い愛情。Posted by ブクログ -
萩尾先生が神です。過去作品でこれだけの長編はないのではないかしら。
とにかくジェルミの告白からが見所。
カバー内側の作者一言欄で「逆の展開(前半がイアン目線で後半がジェルミの回想)でやっていたら読者から反応がどうなったかな、と考えるとワクワクする」みたいな事が書いてあって、作家に翻弄される喜びを覚え...続きを読むPosted by ブクログ -
初期萩尾望都の傑作……と言うか、初期の作品はほとんど傑作です。その中でも偏愛して止まないのが、こちら。
ファンタジーというか、SFというべきか悩みますがものの見事に融合してます。男だけしかいない星で繰り広げられる壮大な、或いは、ミクロな物語。何度も読み返し、その度に愛を確認する作品です。Posted by ブクログ -
短編集。トーマの心臓を底本にしたという映画・1999年の夏休みには、実はこちらが底本ではないかと思わせる台詞が多々ある。
収録されているセーラ・ヒルの聖夜も、涙なしには読めない名作。Posted by ブクログ -
タイトルの通り、残酷な運命に翻弄される少年のストーリー。
元は平凡な少年の、残酷な運命に巻き込まれる過程と、親・兄弟・友人を超えた絆の存在を描く。
読み始めた途端に鬱々となるので、気分が落ち込んでいる方は要注意。
元気に居られる時に読みましょう。Posted by ブクログ -
読み返しですが、ほとんど覚えていなかった。
始めは少々難しくてついていけてなかったけど、次第にのめりこんでいった。
美しいけど、すごく悲しい。
けど、悲しいだけではない。
う~ん、、、Posted by ブクログ -
個人的には萩尾さんは「制約の多い短編」の方が、どちらかといえば好きです。
殺ぎ落とされたものに漂う行間が美しい。
ことに表題作の濃密さは、萩尾ファンでなくとも認めるところでしょう。
その意味で、いくつかある短編集の中でもお薦め。Posted by ブクログ -
萩尾望都、ロンドン、バレエ学校ときたらときめかざるを得ない漫画です。
義理の兄るうちゃん(ハーフの美男子!)とその友人の誘いで、ロンドンにあるバレエ学校のサマースクールに通うことになったミドリ。
大好きなバレエと慣れない外国。それから家族の問題や、気になる男の子の間で悩む主人公が可愛らしい。
萩尾...続きを読むPosted by ブクログ -
萩尾望都さんのバレエ漫画が好き。
バレエ漫画って言うと、ライバルとの対決とか、先生との恋愛なんかに焦点を置きがちだけれど、これは人間模様が描かれている。
バレエダンサーの主人公マリオの心の葛藤と成長。
萩尾さんの精密な線で描かれたコマ一つ一つから音楽が聞こえてきそう。Posted by ブクログ -
全4巻。夢と現実と過去と未来と心と繋がりとアイデンティティ。
これだけ重ーいテーマを詰め込んで展開していく力がとんでもないです。
さすがにちょっと難解だけど興味を引かれたらぜひぜひ!Posted by ブクログ -
中盤からが見物。とにかく、すごい。心理描写の仕方、話の展開、すごい。「漫画」としての魅力を最大限に引きだしている。新たな漫画感を発見したい方はぜひ。Posted by ブクログ
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私は「信者」と呼ばれても否定できない位長年の萩尾ファンですが、この作品だけはコミックスを買い揃えられませんでした・・・
嫌いなのではなく、読み返すのが恐ろしかったから。(連載はずっと追いかけてました)
あまりにも読み手にパワーを要求する作品。嫌いな人が多いのも仕方ない。
最近になってやっと読み返そう...続きを読むPosted by ブクログ