萩尾望都のレビュー一覧

  • ポーの一族 5

    ☆もし会えたら♪。。。☆

    エドガーが生きていていたら、いっしょにイギリスやフランスやドイツの古城やバラだらけの家を泊まり歩きたい。英語が堪能じゃなくちゃダメかな?。。。☆
  • トーマの心臓
    胸が苦しくなる。何度も読み返したくなる。
    美しすぎる男子の園、美しくもなく男子でもない私には一切無縁の愛の物語。
    無縁すぎて、純粋に楽しめました。
  • ルルとミミ
    表題の「ルルとミミ」や「爆発会社」のいかにもな少女漫画から「かたっぽのふるぐつ」みたいに過分に毒を孕んだブラックユーモアまで振り幅の大きな一冊。
    絵柄や作風が以前読んだものと違ってたりして漫画家としての幅の広さに驚き。コテコテした少女漫画は今では新鮮だったり、サスペンスにコミカルタッチを交えた「花嫁...続きを読む
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 4
    コリニーにいいように操られるシャルルが馬鹿すぎる。実際はどうだったかわからんけどカトリーヌ・ド・メディチは相当なやり手だったようだ。マルゴはどんどん美しくなっていくが、女としての幸せしか考えていないとしたらもったいない事だ。
  • 11月のギムナジウム
    初期短編7作を収録しています。

    「11月のギムナジウム」は、『トーマの心臓』の別一つのヴァージョンというべきストーリーで、ヒュールリンのギムナジウムに、トーマ・シューベルとそっくりのエーリク・ニーリッツという少年が転入してくる話です。生き別れになったきょうだいという、著者が繰り返し描くテーマに沿っ...続きを読む
  • 訪問者
    他3編の短編もそりゃあ素晴らしいのですがオスカー厨なのであえて訪問者の感想です!
    この話のなにが一番の救いって、あくまでトーマの心臓って物語が未来にあることを前提として訪問者って話が作られたことだと思います。親から与えられるべき当たり前の愛を得られなかったオスカーが、それでも自分以外の他人を許し受け...続きを読む
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 3
    アンジュー公、男色だし妹犯すし。悪魔!!!!!
    確かにお色気ふりまく若い女性にも罪はあるかもしらん。
  • AWAY-アウェイ- 2
    ついに明かされた世界の秘密。もう少し先まで描いて欲しかったけど、納得はした。亡くなった赤ん坊たちの爪と髪を切った気丈な一樹が、大介を3年待てずに飛比夫と子供を作ったのにビックリ。でもこの話で一番心に残ったのは伝説のマタギ河津克巳。「狩って殺して調理して食って生き残るんだがんばれ!」事態を解明し統率す...続きを読む
  • トーマの心臓
    ギムナジウムものでよくあるテーマであるイニシエーション
    萩尾望都の描く少年たちは瑞々しくて大すき
    もういちど読んでからレビューを書く
  • スフィンクス
    オイディプス王の話は子供の頃から惹かれていたが、私の親はたとえ神話であろうと禁忌を嫌がる人種だったので、大っぴらに興味を示せず悶々としたものだ。最近eテレの100分de名著に取り上げられ、それを見て多少理解が深まったと思ったが、萩尾望都先生の解釈を読むと、また新たな発見があり益々興味深い。
    『世界の...続きを読む
  • 半神
    10代のころに一度読んだ記憶がありますが、そのときはわからなかったし、怖いと思った気がします。いまでも「スロー・ダウン」とか読んでると、密室で麻痺する感覚に共感して怖くなる。
    「金曜の夜の集会」は大人たちだけがそれを知っている、滅びる直前の1年をループし続ける村の話。死んでしまうとしても明日がほしい...続きを読む
  • 半神
    10の短編。
    読んだあとになんとなく思いにふけったり、考えさせられたり。
    どれもが心にぽとっと何かを置いていくよう。
    とても短いのに、その短さを忘れてしまうような作品集だった。
    特に表題作、ぐっときた。
    また読みかえしたい。
  • バルバラ異界 1

    面白かったです

    雑誌連載の時に細切れに読んだため全く話が解らず、そのままスルーしていたのですが、まとめて読むと予想外に「面白かった!」です。
    どれだけ引き出しあるんだろう…と半ば驚きながら読み進めました。
    一旦筆を置きかけたとどこかで読みましたが、まだまだ発想ある限り描き続けてほしいと改めて思いました。
  • 11人いる!
    萩尾望都の11人いる!を読みなおしました。
    この本は20年以上前に気に入っていた本ですが、古本屋で見かけたら、 正編、続編のほかにショートショートが7編そして中島らもの解説までついていたのでつい買ってしまいました。 昔これを実写でTVドラマ化されたときに出演者が色とりどりのかつらをかぶっていたため幻...続きを読む
  • 感謝知らずの男
    萩尾望都さん、竹宮恵子さん、名香智子さん、木原敏江さん、山岸凉子さん、森脇真末味さん、花とゆめ、LaLa、プチフラワーを踏まえてから、いわゆるオリジナルJUNE漫画系を手に取り、現在のリアルBLで舞い戻る、と言う段階を踏んでいる私ら世代は恵まれてるんじゃなかろうか。悶々としている思春期に、ど真ん中ド...続きを読む
  • スター・レッド
    文句なしに面白い。30年以上前に初めて読んだ時は、ラストに物足りなさを覚えたが、今回読み直して納得できた。
  • しゃばけ漫画 仁吉の巻
    しゃばけのイメージが壊れたら嫌だなと思って二の足を踏んでいたのだが、思い切って読んでみて正解だった。

    それぞれの作家さんの個性を出しつつ、しゃばけの世界観もそのままに、心に沁みる良品ばかりである。

    しゃばけファンなら一読の価値あり。
  • しゃばけ漫画 佐助の巻
    仁吉の巻と同様にしゃばけファンには必読の書。

    それにしても、萩尾望都先生の描く若だんなのかわいいことかわいいこと。
    佐助や仁吉ならずとも一生お守りしたくなること必至である。
  • 銀の船と青い海
    良しあし以前に自分の感性の大元のようなものだから。
    文庫じゃなくてフルサイズで見たいと思うのがまあ仕方ない。
  • バルバラ異界 1

    相変わらず凄いです

    子供の頃ファンだった萩尾望都先生の漫画を久しぶりに読みました。相変わらず凄いです。何が凄いかって、魅力的な話、ストーリーの展開の早さ、ファンタジーであり、SFであり、とにかく引き込まれます。一体この人はどういう精神構造をしているのだろうって驚嘆します。でも素敵です。最後は大どんでん返し的で、怒涛のラ...続きを読む