萩尾望都のレビュー一覧
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コリニーにいいように操られるシャルルが馬鹿すぎる。実際はどうだったかわからんけどカトリーヌ・ド・メディチは相当なやり手だったようだ。マルゴはどんどん美しくなっていくが、女としての幸せしか考えていないとしたらもったいない事だ。Posted by ブクログ
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初期短編7作を収録しています。
「11月のギムナジウム」は、『トーマの心臓』の別一つのヴァージョンというべきストーリーで、ヒュールリンのギムナジウムに、トーマ・シューベルとそっくりのエーリク・ニーリッツという少年が転入してくる話です。生き別れになったきょうだいという、著者が繰り返し描くテーマに沿っ...続きを読むPosted by ブクログ -
ついに明かされた世界の秘密。もう少し先まで描いて欲しかったけど、納得はした。亡くなった赤ん坊たちの爪と髪を切った気丈な一樹が、大介を3年待てずに飛比夫と子供を作ったのにビックリ。でもこの話で一番心に残ったのは伝説のマタギ河津克巳。「狩って殺して調理して食って生き残るんだがんばれ!」事態を解明し統率す...続きを読むPosted by ブクログ
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10の短編。
読んだあとになんとなく思いにふけったり、考えさせられたり。
どれもが心にぽとっと何かを置いていくよう。
とても短いのに、その短さを忘れてしまうような作品集だった。
特に表題作、ぐっときた。
また読みかえしたい。Posted by ブクログ -
しゃばけのイメージが壊れたら嫌だなと思って二の足を踏んでいたのだが、思い切って読んでみて正解だった。
それぞれの作家さんの個性を出しつつ、しゃばけの世界観もそのままに、心に沁みる良品ばかりである。
しゃばけファンなら一読の価値あり。Posted by ブクログ -
仁吉の巻と同様にしゃばけファンには必読の書。
それにしても、萩尾望都先生の描く若だんなのかわいいことかわいいこと。
佐助や仁吉ならずとも一生お守りしたくなること必至である。Posted by ブクログ