萩尾望都のレビュー一覧
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どの話も面白かったです。とくに昨日何食べたはとてもいい雰囲気でわくわくして読んでいました。
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萩原望都先生の作品を見ながら、作品を構成する際の意図が詳細に説明されているところが、大変ためになりました。
これから少女マンガを読むときには、作者が何を、どう見せたいのかを考えながら読めそうですし、描く方も頑張ろうと思いました。
また、読んだことのない作品も紹介されていて興味がわきました。
さ...続きを読む -
夢中で読んじゃった!
感情の揺れ動く様を本当に繊細に描いています。
動揺しているときに手を掴まれ、肉体的な触れ合いによって気持ちが落ち着くところや、家族や仲間たちに対して怒ったり、また別な時には肯定的な感情を持ったりするところなど。
そういう揺れ動く心を持つ自分への許し、それから自分と同じよう...続きを読む -
マルゴがその晩年、19年に及ぶ軟禁状態にあったことは鹿島茂「『ワル姫さま』の系譜学」で知っていた。その辺りは駆け足気味に語られる。
これだけ多人数のキャラクターが行き交う物語を交通整理しおおせた萩尾望都の構成力に舌を巻く。
マンガのよいところ。キャラクターの成長を幼女→少女→熟女→老女に至るま...続きを読むPosted by ブクログ -
マルゴの結婚と同時にフランス史の悲劇、聖バルテルミの虐殺が描かれる。萩尾望都も表現に悩んだことだろう。
兄シャルル9世は狂気へ傾斜する。次兄アンリ、末弟アランソンの動きは予断を許さない。
意に染まない結婚を強いられたマルゴ。164ページのドレス姿とカラスが、内面の葛藤を物語って余りある。
参...続きを読むPosted by ブクログ -
萩尾望都初の歴史実録マンガ。1〜7巻まで買い、長らく積ん読していた。
鹿島茂「『ワル姫さま』の系譜学」を読んだ勢いで1巻を開く。
王妃マルゴって誰だろう。ベラスケスの名画「ラス・メニーナス」の真ん中にいる王女さまかな。
違った。舞台は中世フランス。ノストラダムスの的中予言として名高いアンリ2...続きを読むPosted by ブクログ -
連載中の「秘密の花園」にケイトリンという一族が出てくる。彼女の名が「春の夢」に出てくると指摘するブログがあって、再読する。確かにそう。自分は何処を読んでいたのか。
初めて読むように面白い。
二次大戦下のエドガーとアランの生活が描かれる。
バンパネラ、広く不死の一族の設定が厚みを増す。
新キ...続きを読むPosted by ブクログ -
懐かしい萩尾作品の解説に、少女マンガの歴史。マンガはずーーっと好きなものの一つです。好みに合うものは読み続けますよ、何歳になってもねPosted by ブクログ